KAY'S BLOG

独行道~Lonesome Road of Running

ウルトラマラソンの魅力

【ウルトラマラソンの魅力】

565407_453265954722412_342640327_n.jpg


明日は北海道でサロマ湖100キロマラソンが開催される。陸連公認の国際大会だ。

僕が1989年にサロマ湖(第4回大会)でウルトラマラソンデビューした時には、50キロの部を含めて500名ほどしか参加者がいなかった。

あれから30年あまりが経過して、多くのウルトラマラソンが全国各地で開催されるようになった。

今や100キロは短距離…と考えるランナーもいる。

一本歯下駄で完踏する者、仮装・コスプレを楽しむ者もいる。

100マイルや200キロなど100キロ超のレースも増えてきた。100キロ以上のトレイルだって今はあるのだから。

100キロ程度で満足できないランナーは刺激難民。より強烈な刺激を求めてアブノーマルな世界を目指すのだ。

お友達の中には青森から下関まで走る本州縦断フットレースなるものに参加、完踏者も少なからずいる。

1日で100キロ走るよりは、毎日50キロ走る方が体にはいい…と個人的には考えているが…(笑)。


runner1234.jpg 


一体、何がランナーを超長距離に向かわせるのだろう?

ウルトラは大人の遠足。レースとは別物と考えるべきなのか?

ウルトラマラソンの父、海宝道義さんは僕と同じ80年代からウルトラマラソンを走られ、スパルタスロンやトランスアメリカフットレースも完走されている。

海宝さんとは年に一度島根の奥出雲でお会いしてあれこれ話に花が咲くのだが、そんな中でいつも話されるのは

「ウルトラマラソンほど体に悪いスポーツはない」ということ。

確かにそうだ。長時間走れば脚も痛くなる、足の裏にマメもできる、股擦れや日焼けだってある。

飲み食いしながら走るので内臓への負担も大きい。100キロを超える距離だと眠らずに走る訳だから頭にも何らかの影響があるだろう。睡魔に見舞われバランスを崩して転倒事故を起こす人もたまにいる。

それでも、ランナーはウルトラを走るし走り続けるのだろう。


RunnersHigh.jpg 


僕自身そんなたくさんのウルトラマラソンを走った訳ではないが、ウルトラマラソンとは別で100キロ長を何度か走って旅をしたことがある。

そんな中で、襲ってくる睡魔もあれば、容赦なく自分を苦しめる猛暑や厳寒の気候もある。スタートからゴールまでずっと雨だった100kmもあった。

実際そんなことは全く問題にならない。

長居距離を走る道程での出会いや発見、学びや気づきこそが大切なのかもしれない。

いろんなランナーとのふれあいや交流もまた楽しいもの。エイドステーションではいろんな食べ物を楽しめる。

辛さ苦しさは実は一過性のもので、むしろそういったものを乗り越えて得られる特殊な感覚こそがウルトラマラソンの魅力なのだろうか。


goroku_step_by_step.jpg 
千里の道も一歩から…世界五大陸4万キロも1ミリずつ前進していけば必ずゴールはやってくる…



そういったウルトラランの経験がアドヴェンチャー・ランニングに活かされているのは確かなこと。

過去のウルトラランのさまざまな経験をこれまでの大陸横断の旅の途中でも思い出していた。


自然に同化するということ、自分も自然の一部であるということに気付かされる。

走ることだけにこだわっていては長い距離を進んでいくことのは辛く厳しいものになるだけ。


同じ時代に生まれ、同じ空の下、同じ地球という惑星の上を走る仲間・同朋たちと共存共走できる歓びを分かち合うこともまた大切なこと。


あらゆる束縛やしがらみなどから解き放たれて、人は完璧に自由なランナーになれる…

というよりは走る旅人になるのかも知れない。

速く走れても長く遠くまで走れるとは限らない。


slow_and_mellow.jpg 


だからこそ、スピードよりもスロウ&メロウ…ゆったりまったり、心と体が調和する走り。

時間や速度などの数字にとらわれてしまうとウルトラマラソンは楽しめなくなる。

あせらずあわてずあきらめず、ゴールだけをひたすら目指し、その過程にあるあらゆるもの(苦しみや辛さなども含めて)楽しんだ者こそがゴールの歓びを堪能できる。

しかし、真のウルトラランナーにしてみれば、ゴールはすべて通過地点でしかない。

と同時に次なる旅=チャレンジのスタート地点。ゴールはきっと走るのをやめた時に訪れるのだろう。


life_on_2_legs.jpg 
ニ本脚の上に人生を乗せて走る…それがアドヴェンチャー・ランナー高繁勝彦流


ウルトラランナーからアドヴェンチャー・ランナーに切り換わった時から僕の走ることに対する意識は変わった。

人生はマラソン…と誰かが言ったが、走ることが生きることと同じように、いろんな要素を含んでいるということもそうだ。

走ることを、僕はあまり科学としては捉えていない。スポーツとして捉えることも今は特に意識していない。

走ることは単に移動手段であるということ。

時に走ることは哲学でもあるだろうし、文学や音楽でもあるのだろう。

自分をこの大地・自然・宇宙に同化させるひとつの手段でもあるかもしれない。


peace_comes.jpg 
心穏やかに、自分の内面と向き合い、雑念が消えて頭が空っぽになるのがいい。魂の走りはそんな時可能になるのだろうか…?


ひとことでは語り尽くせないから走ることは面白い。

1キロであろうと42.195キロであろうと、100キロや100キロを超える距離であろうと皆走ることであれば同じ。単なる数字ではなく、自分の意識のあり方で1キロ走っても100キロ分の走りを楽しむこともできると思っている。

ウルトラマラソンを走る人たちにはいつも言うことだけど、

「記録よりも記憶に残る素晴らしい走りを…GOOD楽駆(ラック)!」

ランナーのみなさんがいつもいい走りを楽しめるように…。


14203390_1122459714469696_4963405741788620643_n (1) 
大地と、自然と、宇宙と一体化する走り…完全に風景の一部と化してしまうのが理想だ…。


スポンサーサイト

テーマ:マラソン - ジャンル:スポーツ

  1. 2018/06/23(土) 23:18:34|
  2. マラソン・ランニング
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

Forever Dreamer

【Forever Dreamer】

sky4


大人になるということは、幼いころ見ていた夢に少しずつ近づけるよう努力をすることだ。

あきらめかけていた夢であっても、今から近づくことはできる。

幼い頃、冒険を夢見ていた少年はやがて中年になり、今もあきらめきれない夢の実現に向かって一歩踏み出し始めた。

この一歩が自分の夢をかなえるための道の始まり。

道は果てしなく遠いのかも知れないけれど、進み続けていけば、いつか必ずゴールにたどり着ける。

そう信じることが前に進む力になる。


IMGP2966.jpg 


僕はまだ大人になりきれていないのかも知れないけれど、いくつになっても少年の瞳の輝きを忘れてはいけないのだと思っている。

大人になるということは現実に溺れることじゃない。僕らは日々進化し、成長し続ける存在なのだ。

少年の日の夢をあきらめず、見続けよう。

そして、いつだってチャンスがあればそれを実現してみよう。

今しかかなえられない夢もある。

でも、いつだってかなえようと思えばかなえられる夢もある。


goroku_smile.jpg


いつでも微笑みを (Keep smiling)

輝きを放ちながら (Keep shining)

夢を追い求め続ける (Keep dreaming)



アドヴェンチャー・ランナー 高繁勝彦



テーマ:今日のつぶやき。 - ジャンル:日記

  1. 2018/06/22(金) 23:09:54|
  2. 人生論
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

我が道を行く

【我が道を行く】

13466323_1076163549099313_5058388201434804996_n.jpg


走ることを、スピードや距離だけでとらえてしまえば、走る世界は狭(せば)められてしまう。

もっと自由に、自分らしく、偽りのない、飾ることもない、ありのままあるがままの自分で走ることこそ大切なのだと思う。

トラック、ロード、トレイル、砂漠、極地…どこを走ろうが構わない。

走るランナーの心と魂が赴(おもむ)く所へ進んでいけばいい。

シューズ、ワラーチ、サンダル、一本歯下駄…

何を履いてもいいし、何も履かなくて(裸足で)もいい。

心地よく走れるのであればフットウェアにこだわる必要もない。

大切なのは、自分だけの道を選び、自分だけの走りをすること。

人と比べることも人と競い争うこともない。

歴史に残る記録も大切かもしれないけれど、そういった記録よりも、人々と自分の記憶に残る走りを…。

ゆっくりでもいい、遠くまで、時間をかけて、自分の思うままに…

ゆったりまったり…一本の道を二本の脚で走ろう。


*****


19366458_1402858969763101_8097599588899504817_n.jpg


速度を上げることばかりが人生じゃない…マハトマ・ガンジー

テーマ:今日のつぶやき。 - ジャンル:日記

  1. 2018/06/21(木) 23:58:34|
  2. マラソン・ランニング
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

アリゾナの思い出

【アリゾナの思い出】

IMGP1293_2016061810500648c.jpg 

2011年の今頃はアリゾナ州フラッグスタッフにいた。

アメリカ横断ランニングの旅25日め。

この周辺は標高約2000メートルで、酸素も薄く、普通に走るだけで高地トレーニング。すなわちこの町に住んでいるランナー・アスリートは全員高地トレーニングを望むと望まざるにかかわらずしていることになる。

間寛平さんのアースマラソンもサポートした地元のトレイルランニングクラブNATRA(North Arizona Trail Runners Association)のニールと縁あってお友達になり、町を案内してもらったり、フラッグスタッフの町を出る際にはランナー仲間が共走して見送ってくれた。

NATRA_goods 

ニールからもらった北アリゾナトレイルランニング協会のキャップとTシャツとステッカー



neil_and_kay 

ニール(この当時47歳)との2ショット。モーテルの前で…。 

後にこの写真は、地元紙「サン」に掲載された。


sun.jpg


快晴、心地よい風が吹く中、フラッグスタッフの町中を抜け、フォレスト・ガンプの撮影現場となったサンフランシスコストリートを経由で4thストリートまで、わいわいおしゃべりしながら約6キロを走った。

フォレスト・ガンプの映画の中で、"Shit Happens(ついてないこともあるさ!まぁしゃあない!)"のバンパーステッカーを思いついた男が車にぶつけられるシーンはここフラッグスタッフで撮影されたのだとか…






natra2

集まってくれたランナー仲間、標高2000メートルの高地でごく普通に走っている彼らだが、なぜか私は彼らのペースに追いつけず、息が上がってゼイゼイを繰り返していた。心肺機能がやはり違っているのだろうか?



この日のイベントをニールが走りながらポイントごとに撮影してくれた動画…




NATRAのこの日のブログはこちら

natra3

natra4
「重いよ〜!」



行く先々でいろんな方々にサポートを受けるが、やはり嬉しいのはランナーがやってきて共走してくれること。

フォレスト・ガンプも映画の中でたくさんの共走仲間が一緒に走る場面で先頭を切っている。



Forest Gump long run scene

実際、彼はモニュメント・バレーの中を走る国道163号線で、「もう疲れた、家に帰る」と言って走るのをやめてしまうのだが、私は彼が走るのをやめたその地点からさらに東へ走り続けた…この話題については追ってまた書いてみたい。



テーマ:今日のつぶやき。 - ジャンル:日記

  1. 2018/06/20(水) 23:22:39|
  2. 回想
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ゆったりまったり

【ゆったりまったり】

1016855_532866396762367_2057998197_n.jpg


一人でいればあせることの多い人生…

二人でいればゆったりまったり…。

そう、ゆったりまったりは幸せのスピード…。



*****



先を急ぐこともないし、のんびり行けばいい。

ゆったりはゆっくりとはまた違う。物理的な速度だけじゃなく、メンタル面でのゆとりと余裕がプラスされるのだろう。

まったりとは時間も忘れて空間に溶け込んでしまいそうな感覚…じゃないかな。


地震が来るからと言ってミネラルウォーターやカップ麺を買いに走り回るのもいいけど、

今目の前にある食べ物を味わって食べた方が幸せな気がする。

地震関連のニュースを見るのもいいけれど、夫婦で映画を見る時間こそが幸せな時間の過ごし方のように思う。

メディアに翻弄されるよりも、夫婦の会話の時間を大切にした方が笑顔になれる。


peace-of-mind-karen-wiles.jpg 


震災は確かにいつやってくるか分からない。

でも、遅かれ早かれ人は必ずこの世から消えていく存在。

与えられた時間を大切にするのが一番大事。

それは、幸せになるための努力をすることかもしれない。

今この一瞬を目一杯楽しく過ごすことなのかもしれない。

不安や恐怖に怯えながら生きるよりは、毎日充実した時間を過ごせるように。

未来には夢と希望を持って、子どもたちがいつでも笑顔でいられるように。


ゆったりまったり…目を閉じて深呼吸をして、目に映るものがすべてハッピーに感じられますように…。


:*+:*+:*+:*+  Love× Laugh→Peace   +*:+*:+*:+*:


peace-on-earth-holly-kempe.jpg 









テーマ:今日のつぶやき。 - ジャンル:日記

  1. 2018/06/19(火) 21:26:53|
  2. 日常
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ

FC2カウンター

プロフィール

KAY(高繁勝彦)

Author:KAY(高繁勝彦)
走る旅人:アドヴェンチャー・ランナー、サイクリスト(JACC=日本アドベンチャーサイクリストクラブ評議員)、ALTRA JAPANアンバサダー、 旅人、詩人・アーティスト、クリエイター、ナチュラリスト…。元高校教師(英語)。

大阪府松原市生まれで、現在、大阪府富田林市に在住。妻はミュージシャンでかつてぴよぴよ名義で「らんま1/2」エンディングテーマ「虹と太陽の丘」を歌っていた。

楽天ブログ時代(2006.4.2)からノンストップブログ更新中。公式サイト 「PEACE RUN 世界五大陸4万キロランニングの旅」“KAY’S WORLD”もよろしくお願いします。 プロフィール詳細はこちら

二度の日本縦断(「PEACE RUN 2010日本縦断3,443kmランニングの旅「PEACE RUN2012 日本縦断ランニングの旅 PART2」で実質の日本一周ランニング6,925kmの旅を完結。

2011年はPEACE RUN 2011アメリカ横断5,285kmランニングの旅を138日で完了。 2013年9月から163日で「PEACE RUN2013オーストラリア横断ランニングの旅」5,205kmを走破。

2014年11月から2015年2月、83日でPEACE RUN2014ニュージーランド縦断ランニングの旅2,796.6kmを走破。 2016年7月〜11月、110日間で7カ国3,358.8キロ、「PEACE RUN2016ヨーロッパランニングの旅」を走破。

2017年9月〜10月、「PEACE RUN2017四国一周ランニングの旅」1000キロ走破。2018年5月「九州一周ランニングの旅」で約900キロ走破。 

2011年3月14日、東日本大震災の3日後、「RUN×10(ラン・バイ・テン)運動」を発案・提唱、全国に展開させる。

2012年末、facebook上の公開グループ、平和的環境美化集団"THE SWEEPERS"を発足、活動を展開中。

2013年、一本歯下駄で世界平和をめざすfacebook上の公開グループ「一本歯下駄クラブ」を発足、活動を展開中。 講演・セミナー・取材などの問い合わせ・依頼は下のメールフォームでお願いします。

メールフォーム

ご意見・ご感想お待ちしております。

名前:
メール:
件名:
本文:

最新記事

PEACE RUN世界五大陸4万キロランニングの旅

無料メルマガ「週刊PEACE RUN」

高繁勝彦 on facebook

高繁勝彦 on TWITTER

"THE SWEEPERS"

地球にいいことしませんか?

One-Tooth Geta Club

カレンダー

05 | 2018/06 | 07
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カテゴリー

amazon.co.jp

楽天市場

PEACE RUN公式スポンサー

finetrack

Thule

エイチ・エス・アシスト株式会社

エイチ・エス・アシスト株式会社

ALTRA

ALTRA

KLYMIT

Fun・Running関西

FunRunning関西

辻子谷龍泉堂株式会社

ARUCUTO

The Social Tea House

The Social Tea House

Tyrell

ジョイフルログ

CACAZAN

CACAZAN

Gofield

Gofield

久光製薬

久光製薬

アシスト設計

株式会社アシスト設計

昭文社

昭文社

MEROS

MEROS

アンプラージュインターナショナル

アンプラージュインターナショナル

Progear Vision

Progear Vision

オートサイクルベンリー

才能はかり売りマーケットごろっぴあ

うちのダンナは冒険家

励まし屋

内田あや 青い空blog

JOBBB RADIOボラボラ大冒険

PEACE RUNプロモーションビデオ

PEACE RUNテーマソング "Go The Distance"

励まし屋"Go The Distance"

PEACE RUNテーマソング “Go The Distance”収録

PEACE RUNテーマソング“Go The Distance”CD絶賛発売中!!

PEACE RUN SUPPORT SONG "MY GOAL" PV

内田あや“My Goal”

PEACE RUNサポートソング “My Goal”収録

内田あや Long Road ~J country ver.~

濱守栄子【国道45号線】MV

RUN×10(ラン・バイ・テン)運動

runx10_logo

JACC 日本アドベンチャー・サイクリストクラブ

シール・エミコ支援基金

旅RUN×(kakeru)

旅RUN×

ベビラン(BABY RUN)

月別アーカイブ

QRコード

QR

ブログ内検索

RSSフィード