【理想の最期とは?】
願わくは 花の下にて 春死なん その如月の 望月の頃〜西行(「山家集」より)
*現代語訳
願うことには、春の満開の桜の下で死にたいものだ。
それも(釈迦が入滅したとされている)陰暦の2月15日の満月の頃に。*****
「終活」ということばがある。
自分の人生の最後をどう迎えるか…?
若い人にはあまり関係のないことだが、人生も後半にさしかかった人間には結構重要なテーマかもしれない。
一昨年12月に父が他界し、遺言も何も残さぬまま、遺品整理に現在取り組んでいる。
後に残された者のために本当ならいろいろ考えて、準備しておくのがやはりいいのだということを感じた。
できれば、不要なものはあらかじめ処分して、身辺整理も必要。
ゴミやガラクタを残されても(たとえそれが本人にとって宝物であったとしても)遺族にとっては迷惑千万なことも多々あるだろうし(笑)。
西行は73歳没ということだが、この歌は亡くなる10年ほど前に詠まれたので当時63歳。
今の私と同い年(誕生日は半年後だが)。
人生50年といわれた時代なら結構長生きした方なのだろう。
理想の最期を西行は花の下で迎えようと考えていたのだ。
西行が愛した花は桜。
当時まだソメイヨシノはまだなかったらしいので山桜だと言われている。
陰暦の如月(2月)、望月は満月なので、釈迦が入滅した陰暦2月15日の満月となるそうだ。
太陽暦に置き換えるなら3月後半。
桜が咲く季節にちょうど当たるだろう。
23歳で出家した西行は最終的には73歳、願い通りに2月16日に逝去。
思い残すことなく自分の人生を全うできたことだろう。
潔く散っていく桜のように、散ったとしても、また次の年に花を咲かせることを知っているのであれば、恐れることなど何もない。
西行もまたそんな風に考えていたのかもしれない。

西行の歌碑が、大阪富田林を流れる石川の河畔にある。
彼の終焉の地となったのは富田林の隣、南河内郡河南町にある弘川寺。
西行が愛した桜の花の名所にもなっている。
しばしば彼の歌碑を横目に走っているが、西行を思いながら、自分の人生の終わりについて、そろそろ考え始めなければならないのかな…とも思わされている。
*お知らせ
いよいよ10回目の開催でファイナルとなってしまった春日井絆マラソン、その分大いに盛り上がることになるでしょう。今年もアドヴェンチャー・ランナー高繁勝彦がゲスト参加します。
全国でも類を見ない自動車学校の教習コースを使った2.5時間リレーマラソン。
原則チームでの参加となりますが、メンバーが集まらないという初参加の方にはチーム絆のメンバーとして参加することも可能です。
エントリー受付開始は2/7から。
詳細はこちら
*一本歯下駄イベントについて
2023年も一本歯下駄トライアル(体験会)など開催していただける方募集中!皆さんの地域で、皆さんのコミュニティで一本歯下駄に関連したイベントを企画・開催してみませんか?初めて一本歯下駄を履く方がたくさんおられるのであれば「一本歯下駄トライアル(体験会)」、一本歯下駄をお持ちの方が集まるのであれば観光地での「一本歯下駄ウォーク(ハイク)」、健康志向の方が集まるなら「一本歯下駄健康サロン」、マニアックなものとしては一本歯下駄登山、一本歯下駄ランニング講習会などなど、いろんなニーズにお応えします。旅費をご負担いただけるのであれば北海道でも沖縄でも離島でもこちらから出向いて参ります。試し履き用の一本歯下駄多種多様あります。詳細につきましては私のSNSへのコメントやメッセージ(こちらのブログの右側メールフォーム)でお願い致します。
一本歯下駄クラブ(フェイスブック公開グループ)
*エコマラソン

*今後の大会スケジュール4/29 淀川エコマラソンGWスペシャル
4/30 鴨川エコマラソンGWスペシャル
5/3 第10回富田林エコマラソン
5/5 第5回枚方エコマラソン
5/14 第1回金沢犀川エコマラソン
最新情報はエコマラソン公式サイトで…
【講演・トークイベント】
引き続き全国各地での学校・企業・ランニングクラブや走友会、個々の家庭を対象としたトークライヴや講演会のオファーをお受けしております。「PEACE RUN世界五大陸4万キロランニングの旅」を走るアドヴェンチャー・ランナー 高繁勝彦の生の声をお聞きいただき、生きる・走るモチヴェイションとしていただければ幸いです。小学校高学年〜高校生くらいのお子様をお持ちの方には個々のご家庭を訪問することも可能です。講演・トークの内容・時間等については柔軟に対応させて頂きます。詳細はこちら
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テーマ:今日のつぶやき。 - ジャンル:日記
- 2023/03/30(木) 08:02:24|
- 人生論
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【安定と不安定の狭間で】

安定を求めていればいつか不安定な状況がやってくる。
ならば、
「不安定を求め続けたら逆に安定した状況がやってくる」
という仮説を立ててみる。

たとえば、一本歯下駄は非常に不安定な履物、一度履いてみればよくわかるが、履いたまま一点で静止することはなかなか容易ではない。
だが、転ぶ勢いを前に進むパワーに変換できればいとも気持ちよく歩くことができる。
ここに、今の時代を生き抜くさまざまなヒント(=鍵)が隠されているのではないか。

安定を求めない。
これは我が人生においても言えること。
不安定さを楽しみながらも、その不安定さを利用することで生まれてくる新たなパワーを活かせばいろんなことが可能になる。
スプリンター(短距離走者)はスタート時に可能な限り前傾姿勢を取り、転びそうな状態に耐えながら、体幹を使って転ばずに何とかゴールまで走り続けることができなければならない。
言い換えるなら、転びそうな状況で転ばない、その重心のバランスをギリギリで保ちながら走り切るということ。
スピードを遅くしても基本的な考え方は同じ。マラソンを走ることにおいても通じるものがある。
バランス…体幹…これは自分の肉体のみならず、心や魂のコアにも通じること。

恐怖や不安は人を不安定にする元凶。
目に見えないものを必要以上に恐れたり、まだ起こりもしないことについてあれこれ悩んだりしていると、自分のみならず自分を取り巻く環境をもアンバランスなものにしてしまう。
現実をつぶさに、確実に捉えることは必要だ。現実を誇張する必要はどこにもないから、あくまでもありのままを客観的に見つめられるようにしておけばいい。

一本歯下駄を履いた瞬間、「転ぶ」とか「危ない」と思っていれば、体も自ずと硬くなってしまって必要以上に防御反応が働き、転ぶ可能性が大きくなる。
逆に、一本歯下駄を履いてスイスイ歩いている自分自身をあらかじめ思い描いておけば、一本歯下駄を履いた瞬間に体もスムーズに動きやすくなるはず。
不思議なことだが、頭にヴィジョンがあればそれは現実化されやすくなるということだろう。
不安定…というよりも安定志向ではない自分自身の人生も、安定と不安定の狭間(はざま)で、ただただ前に進むことを求めている。
後戻りはしない。
時間軸と同じ方向に向かって、心地よいペースを維持しよう。
心も体も魂の声に耳を傾けて、自分が思うままに(目に見えない力に誘[いざな]われる方向に)、ぶれることなく進んでいくだけ…。

一本歯下駄を履き始めてはや10年で気づいたことのひとつ…安定というのも実は不安定の一部であるということ。
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- 2023/03/29(水) 17:15:45|
- 一本歯下駄
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【我ハ自然ト共ニ在リ】

人類がいかに暴走したとしても、それは神が導いた結果。
自らの手で自らを滅ぼすようなことがあったとしても、それもまた仕方のないことなのか。
街から土の薫りは消え、コンクリートジャングルを住処とする。
心の灯火を消して原子の光を灯すことに躍起になる。
もはや月や星の光は価値のないものとなってしまった。
あらゆるものが人工の装飾品で飾られる。
人間が作ったものを完璧だと錯覚する人々…。
デジタルという名の悪魔に魂を売り、人々は無機的な笑みを浮かべ、そそくさと街を闊歩する。
僕らは一体どこに向かっていくのか…?
凡そ、人間が作ったものが完璧であった試しがない。
形あるものは崩れ、命あるものはやがて滅びる…それが世のさだめ。
医学が進歩して、人々は薬漬けになり、寝たきりや痴呆で無意味に長生きすることを求める。
なぜ人は、あるがまま、ありのままに生きようとしないのか…?
自然に逆らおうとしてもそれは不可能なこと。
かつてバベルの塔を作ろうとして神の怒りにふれた民のことを思い出すがいい。
愚かなる者、汝の名は人間なり…。
たとえどんなに愚かであろうとも、自然と共に在ることを悦べる人であろう…。

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- 2023/03/28(火) 06:49:52|
- 日常
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【日常雑感032723】

土曜日は午後に一本歯下駄イベント、雨の日曜日も一本歯下駄が欲しいということでお客様が来られ、夜にはオンラインイベントでトークライブ。
土日もイベントで断続的にバタバタするのが常。それはそれで充実しているということだろう。
日曜日も雨で肌寒く、寒がりの妻は部屋に暖房を入れていた。
桜の時期は花冷えという言葉もあるが、決して温かいという訳でもない。
日差しがあれば気持ちのいいのがこの時期。
日中の寒暖差で体調を崩す人も多い。
近くの桜がもう見頃になっているというのに雨でお花見もできない。
今年の桜は例年になく早い時期に満開になるようだ。
タイミングを逃すとよくない。
走りながら季節の変化を楽しむのもランナーであればこそ。
近くの桜並木を今日はチェックしに行こう。
4月の旅の計画、今の時点では琵琶湖一周(ビワイチ)を一本歯下駄でやることになりそう。

2008年の真夏にも一度走った。もちろん自転車でも何度か走ったことはある。
165キロをのんびり歩き走りする。バギーは今回使わない。最小限の装備でバックパックを背負う。
テントは持参しないので宿に泊まることになる。
介護とコロナ禍で、ここしばらくまとまった長い距離を走れていない。
50キロを6日間連続して走るイベントを過去にも何度かやっているが、距離に対する感覚ってとても大切。
連日40〜60キロを1ヶ月走れる脚に戻していかないとアドヴェンチャー・ランナーとしては失格。
スピードは関係ない。
スタートしたら必ずゴールするというのがポリシー。
旅人モードを長らく忘れてしまっていて、まずはその感覚に切り換えしなくては…。
海外を走れるようになるのはそう遠くはないと思う。
コロナ禍の間にパスポートの期限も切れてしまった。
アメリカ横断の前、2011年に作ったから2021年に切れてすでに2年経過。
いろんなもの・ことをリセットし、自分自身もリフレッシュ。気持ちも新たにリスタート。
2010年の4月1日は教師という仕事を辞めて自由を得られた、ある意味解放記念日だった。
初心に返って、原点に戻ろう。
僕は自由な旅人。一本の道と二本の脚があればどこにでも行けるはず。
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- 2023/03/27(月) 06:31:50|
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