【睡魔083109】
無意識下の意識が
意識を失い
宙を彷徨う
とりとめのない言葉が
浮かんでは消えていく
心と体の
絶妙なアンバランス
魂が
離脱しそうな
気配
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テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学
- 2009/08/31(月) 23:59:59|
- ぽえむ
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【時速8キロ】

時速8キロ
四の五の言わず
走り続ける
テーマ:詩 - ジャンル:小説・文学
- 2009/08/30(日) 23:59:59|
- ぽえむ
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【超短篇小説 「ロウチ」】
静まり返った暗闇の中で、コーネルの6本の足は床に貼りついたままどうにもならなかった。
ロウチトラップの中ではもがけばもがくほど苦しくなるということは噂には聞いていた。
しばらくして暗闇に目が慣れた彼の目に映ったものは白骨化した死体の山だった。
息もできぬほどの腐乱臭が鼻をつく。
目の前にある遺体はミイラ化してもはやその顔も形も分からないほどだ。
コーネルの5センチばかり後ろには、2日前に行方不明になっていたトニーが同じように足を動かせないままじっとしていた。
この状態ではトニーに尻を向けたままのコーネルがトニーの姿を見るのは不可能なことだった。
「ジタバタしても無駄さ、コーネル」
「そ、その声はトニーか?やはりつかまっちまってたのか?」
「そうだ」
「どうなるんだ、俺達は?このままここで死ぬのか?」
「ああ、ここで干からびてミイラになるんだ。周りにいるヤツが見えるだろ…。ここは修羅場だ。世の中で一番苦しい死に方をしたヤツらがここにいる」
トラップの向こう側から入ってくるかすかな光が、苦悶の表情を浮かべながら死んでいった彼らの仲間達の顔をぼんやりと照らしていた。
「いやだぜ!俺はまだ死にたくない!こんなとこで死ぬなんて真っ平ごめんだよ!」
コーネルが足を精一杯引っ張ろうとすると、足の付け根の部分に激痛が走った。
「ウヮッ!!」
「まあ、落ち着け、コーネル。そんなことしてもよけいに体力を消耗するだけさ」
「じゃ、どうしたらいい?何か手立てはあるのか?」
「…」
「このトリモチの上じゃ、俺達は無力だ」
梅雨の明けた7月のある夜、トニーもコーネルもここにいなければ、ゴミ箱付近の食べカスをあさりながら快適な時間を過ごしていたことだろう。よりによって運悪く彼らはトラップにつかまってしまった。
「トニー、俺のオヤジもトラップで死んだんだ」
「ああ、知ってるよ。俺の一番下の弟も卵からかえって4日目につかまった」
「何で俺達だけがこんなひどい目に会わなきゃならないんだ?」
「俺達は嫌われ者なんだ。人間は俺達の天敵さ」
[誰かーっ!聞こえるかー!!」
コーネルは大声で叫んだ。だが、その声はトラップの中でこだまするだけで、やがて静寂の暗闇に吸収されていくかのようであった。
しばらく二人の間に沈黙が続いた。
夜は更けて、あたりは真っ暗になった。
誰か他の仲間が来てくれることを祈っていたが、その気配すらなかった。
間もなく夜明けがやってくる。
「トニー、まだ生きてるか?」
「ああ」
「俺、ここから脱出してみるよ」
「コーネル…本気か?」
「俺のいる所は比較的トラップの出入り口に近い。羽を思い切りはばたかせて、トリモチについた脚を引きちぎれば何とか出れるんじゃないか?」
「そ、そんなことしたら…たとえ出られたとしてもまともに走れなくなるぞ」
「こんなところで死ぬのに比べりゃまだましだと思わないか?」
「…」
コーネルは大きく深呼吸して、羽を目一杯に広げ勢いよくはばたかせた。
「…ムムム、どうだ!」
トラップ全体が持ち上がらんばかりの勢いである。
全ての脚にその重みがかかってくる。
しかし、粘着剤の接着力もかように強固なものであったゆえに、コーネルの脚の痛みにもかかわらず、トラップから足は離れようとしなかった。
「ワァーッ!!」
「コーネル!大丈夫か!?」
「トニー!!」
その努力の甲斐も虚しく、コーネルの6本の足が離れるどころか、さらにひどいことに着地に失敗した彼の胴体部分までもがトリモチにこびりついた。
次に、萎えてしまった2本の触覚がベタリと床に貼り付いた。
「トニー…」
「コーネル!しっかりしろ!」
朝が来た。台所に人の影が見えた。
「あら、ママ、また新しいのが一匹入ったわ」
「そう?もう一杯になっちゃったから捨てましょうか」
トニーとコーネルのいたトラップは、その女性の手によって小さなポリ袋に入れられ、火のついた焼却炉に勢いよく放り込まれた。
間もなくトラップはジュ-ッという音を立てていっきに燃え上がった。
真っ青な初夏の空に灰色の煙がまっすぐ立ち昇っていた。
彼女は焼却炉のフタを閉め、その煙をしばらく見つめていた。
そして、晴れ渡った空に視線をやりながら大きく深呼吸をして背伸びをした。
「今日もいい天気だわ。洗濯もついでにやっちゃおうかしら」
と彼女はひとりごとのようにつぶやいた。

テーマ:ショートショート - ジャンル:小説・文学
- 2009/08/29(土) 19:42:32|
- 超短篇小説
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【超短篇小説:「睡眠学習」】
第二学期の中間考査の真っ只中。
僕は受験生。日々大学受験を目指して黙々と学習に励むのが日課だ。
考査2日目の3時間目。得意とする英語ライティングの問題用紙に向かっている時だった。
大問3整序問題(4)の一問だけがどうしても分からなかった。
確かに見たことはある。意味もほとんど分かっている。
( had he / to rain / left his house / it / no sooner / than / began ) .
「彼が家を出るやいなや雨が降り出した」
恐らく出題者はそんな文章を作らせようとしていたのだろう。
う~む。悩んでしまう。比較構文の中でやった記憶があるのだが、thanという接続詞も関係している。それに否定と倒置構文も含まれているはず…。
いろいろ考えてはみるのだが決定的な答えに到達しそうにない。
昨晩午前3時まで頑張っていたせいか、意識が徐々に遠のいていく。
いけない…今ここで眠ったりなんかしたら…ああ…。
僕はまどろみながら机の上で必死に睡魔と戦っていた。
試験監督のH先生の顔がだんだんぼやけていく…。
夢の中で僕は昨晩の自分の部屋に戻っていた。
午前1時40分、英文法の参考書を開いて黄色の蛍光ペンで基本例文の重要箇所にアンダーラインを引いたはずだった。
そう、225ページの一番下に出てきたのがこの文だ。
「彼が家を出るやいなや雨が降り出した」
S had no sooner p.p.than S+V.
そうだった。過去完了の時制が登場すると同時に後半のthan以下は過去形。
No soonerを強調するために文頭に出すとあとの箇所で倒置が起こるのだ。
すなわち疑問文の語順になる。過去完了は had + S + p.p.の語順…。
分かった!!
No sooner had he left his house than it began to rain.
その瞬間、現実に戻って僕は目を覚まし、考査用紙の英文を確認したとたんに解答用紙に正しい語順で英文を書き始めた。
夢の中で参考書を確認することは決してカンニングなどではない。
その後も、僕は夢の中にインストールした英文法参考書と英単語集で着々と英語の成績を上げていった。
第3回目のマーク模試では200点中198点という結果で、生まれて初めて偏差値70.2を記録した。
英検準1級も難なく合格して、1月のセンター試験でも英語・国語・日本史の3教科500点でも494点という好結果をマーク。
寝る時間を惜しんで勉強する必要もなくなった。起きている間は好きな読書に時間を費やすだけ。
そう、僕は眠っている間に、夢の中で学習に励むことができるようになっていたのだ。
起きている間に蓄積された記憶が、眠っている間にも自然に復習できる。
こんな夢のようなシステムを個人的に開発し、ひとり悦に浸っている。
テーマ:大学受験 - ジャンル:学校・教育
- 2009/08/28(金) 23:59:59|
- 超短篇小説
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【寮のお父さん】
宿直勤務の寮監室からです。
今夜もたくさんの受験生の相手をしていて、入れ替わり立ち代りやってきて、この後もまだ何人かやって来そうな…。
いろいろあって悩みの相談もたくさん。英語に関する質問だとか、大学受験についての相談とか、学部学科に関する疑問に答えるなどの対応をしていました。
寮の中では、彼らにとっての親代わりでもあるわけです。
血のつながりこそないけれど、このコミュニティの中ではみんな家族も同然。
ある意味では運命共同体。
助けてあげられるところは助けてあげて、
助けられるべきところでは助けられる。
そんな持ちつ持たれつの関係があるのですね。
午前0時20分、寝る時間も削って、睡魔と闘いながら仕事をしている人たちが世の中にはまだいるんでしょう。
負けられません。受験生のためにも、彼らとともに戦わなければ…。
テーマ:教師のお仕事 - ジャンル:学校・教育
- 2009/08/27(木) 23:59:59|
- 教育
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【プラスとマイナス】

Everything you are against weakens you.
Everything you are for empowers you.
---Wayne Dyer
あなたが否定しているものはすべてあなたを弱くするし
あなたが肯定しているものはすべてあなたを強くしてくれる
---ウェイン・ダイアー
*******
嫌だと思っている人やものごとは結局避けられないものであって、受け入れるべきものなのだろう。
苦しみというのは、そこから逃げても後から追っかけて来るものなのかも知れない。それならば、自ら立ち向かっていけばいい。
否定するとはマイナスの動き。マイナスをプラスに変えることが肯定なのだ。
拒むのではなく受け入れること。逃げるのではなく追い求めること。
自分を苦しめるすべてのものが、実は自分を最も幸せにしてくれるもの、そんな考え方があってもいいのではないかと最近思うようになってきた。
(Photo: Lake Tekapo, New Zealand 1995)
テーマ:生き方 - ジャンル:ライフ
- 2009/08/25(火) 23:59:59|
- 語録
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【旅の終わり】
.jpg)
旅の終わりは
いつも
夏の終わり
やがて沈み行く太陽は
勢いをかき消され
そっと闇に
包まれていくかのよう
あれだけ熱く燃えた
情熱の日々が
風にさらわれて行ってしまったのか
もう帰らざる季節に
別れを告げ
旅人は次の街へ
そして次の季節へと
(写真:淡路島、室津の浜辺に沈む夕陽)
テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学
- 2009/08/24(月) 18:28:43|
- ぽえむ
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【寮監室、午前2時】
寮監室、午前2時。
朝6時前から出勤して既に20時間。
今日もいろんなことがあった。
一通りの仕事を終えて(本当はまだ完璧に終わったわけではないが)、ようやく今自分の時間がやってきた。
高校3年生の担任をしている。
これから受験真っ只中に突入する連中がいる。
進路に関する悩みや志望校変更についての相談があったり、志望理由書や自己推薦書、エントリーシートの添削の依頼があったり、三者面談があったり…。
教師という仕事は、ある意味サーヴィス業である。
どれだけ多くの生徒と、いかに深く関われるかでその質が変わってくる。
人を教え育むことがいかに難しく大変なことか。
自分のような半人前の人間に果たしてそんな大それたことができるのか、と窮地に陥ってしまうこともしばしば。
様々な問題と正面からぶつかることを余儀なくされる。
逃げ出したいほどの困苦を極めることも珍しくはない。
精神的なダメージを被ることも場合によってはあり得る。
それでも教師を続けている。
たとえ眠る時間を削ってでも為さねばならぬことがある。
ひとりでも多くの笑顔に出会うために。
ひとりでも多くに幸せが訪れてくるように。
テーマ:日記 - ジャンル:日記
- 2009/08/23(日) 23:59:59|
- 日常
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【人間の値打ち】
みずから勇敢に戦った者にして初めて
英雄を心からほめたたえるだろう。
暑さ寒さに苦しんだものでなければ
人間の値打ちなんかわかりようがない。 - ゲーテ -
*******
自分がどれだけ一生懸命頑張ったからといって、それが本物の一生懸命だったかどうかは後になって初めて分かるもの。
もっと頑張れたのではないか…そんな風に思うのであれば、最初から死に物狂いで頑張るべきなのだ。
妥協は許されないし、これが限界だと思っていたものが実はまだ限界に程遠かったと思うこともしばしばあるかも知れない。
低いレベルに限界を設定することが一番危険なのだ。
自分を追い詰めること。
今が常にピンチであると自覚して一歩も後ずさりせず、目の前の壁に立ち向かうこと。
臆病であるよりは勇敢であることの方が望ましいし、逆境にいる時、人はその真の価値を試される。
苦しいと感じる時ほど人は成長の真っ只中にいる。
その時、自分自身の価値は高められる。
評価は世間がしてくれる。自分自身はただ為すべきことに全力を注ぐだけだ。
テーマ:大切なこと - ジャンル:ライフ
- 2009/08/22(土) 21:04:14|
- 語録
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【二本脚で伝える平和】

Peace Run Summer 2009 in 淡路島を終えて、とある方からメールを頂いた。その際に気づかされたこと…。
64回目の終戦記念日。初日の猛暑から走り始め、やっていることの無謀さをひしひしと感じながらも炎天下を走り続け、無事に1周をゴールするまで走り切れた。
武器など持たず、無防備で走り抜けることのできる平和な今の日本に生まれたことをありがたく思う一方、世界のどこかで今も多くの人の血が流れ、その都度涙が流されている現状もあるということ。
幸い、自分が走ったのは戦場ではなかった。銃弾が飛び交うこともなく、血が流されることもない。
それでも、走りながらいろんなことを考えた。もし、自分が熱帯のジャングルで銃を持って走り回っていたとしたら…。あるいは、砂漠の平原を敵から逃げ回っていたとしたら…。
命からがら逃げて、それでも殺されてしまえばおしまい、ゲームセット。無事に逃げ切れて生還したとしても、いろんなトラウマは決して消えることはないのだろう。
平和は、ごく当たり前のように存在しているわけではない。
世の中が平和であるためには、平和であり続けられるよう、世の人々が努力しなければならないのだ。さらに、人々に平和であることを認識してもらうために平和のメッセンジャーも必要であろう。
悲惨で恐ろしい戦争を知らない世代が世の大半を占めてしまっている今だからこそ、平和というものの価値をありがたく思わなければならないのだ。
平和のために走り続ける。二本脚で伝える平和が必ずあると信じている。
テーマ:その他 - ジャンル:その他
- 2009/08/21(金) 22:56:48|
- WORLD PEACE(世界平和)
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【A Runner's Point of View】
走るために生きるのか
生きるために走るのか
今はまだ分からない
走ることそのものが
目的や手段なのではなく
走ることが
生きることの
一部として
機能すればいい
歩くことと
走ることの違いは
喜ぶことと
笑うことの
違いみたいな
ものなのかも知れない
いずれにしても
走ることは
二本の脚で
表現できる
最高の
パフォーマンス
テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学
- 2009/08/20(木) 21:36:03|
- ぽえむ
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【回想…Peace Run】
“Peace Run Summer 2009 in 淡路島” フォトギャラリーが完成しました。
→
サムネイルを見る →
アルバムを見る →
スライドショーを見る
テーマ:旅の思い出 - ジャンル:旅行
- 2009/08/19(水) 11:17:09|
- 旅・冒険
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【Peace Run あれこれ】

☆全走行距離:179.24km
(日付) (実走距離) (走行時間)
8/12 36.67km 9時間03分42秒
8/13 49.36km 13時間01分49秒
8/14 58.35km 13時間56分20秒
8/15 20.39km 4時間56分27秒
*走行時間は休憩時間を含む(朝スタート後ゴールまでの総所要時間)
☆GUMP号(AirBuggy RUN)

・全長:120cm(折りたたみ時100×40cm))
・後輪幅:59cm
・ハンドルまでの高さ:114cm
・総重量:8.4kg
・制限重量:30kg(シート:25kg、バスケット:5kg)
・前後車輪サイズ:16インチ(チューブ:米式バルブ)
・素材:フレーム…アルミニウム、シート、ルーフ…ポリエステル

ハンドル周り…GPSレシーヴァーとベルをつけた。青いストラップは下り坂で勝手に転がっていかないように手首に手綱として固定。

違う角度から…ブレーキレヴァーは左手で操作。

ホイール周り…フロント:ナイトランに備えてヘッドランプも(取り外し可能)。その後ろにはブレーキ。ホイールは3つとも16インチ。フロントのみクイックレリース。

リアホイール上部にリフレクタ(反射板)と点滅するランプをつけた。

リアホイール部分にフットブレーキがある(解除状態)

フットブレーキがロックされた状態(バーが下に下りてホイール内側の歯車を止めている)
バスケットは主に食料と飲料の入ったボトル(サーモス)を入れていた。5キロの重さに耐える。

背面上部:小物入れ用のバッグとボトルのついたウエストポーチをハンドルにぶら下げ固定。背もたれ部分の後ろにはメッシュのバッグもついている。フレーム右側にはボトルケージもある。

陽射しを除けるサンキャノピーが上げ下ろし可能。約50リットルの3ウェイバッグとその下方にはテント、タープ、寝袋、エアマットをバンジーコードで固定。
積載能力にすぐれているということは、街のない砂漠でも大平原でも、何日か分の水と食料を満載して旅ができるということ。いろんな可能性が考えられる。夢は膨らむ。時間と予算と、あとは気力体力の問題…。
テーマ:一人旅 - ジャンル:旅行
- 2009/08/18(火) 19:03:31|
- 旅・冒険
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【二本脚のスピードで】

二本脚の
スピードでしか
見られないもの
学べないこと
感じられないものが
確かに
ある
旅も
人生も
決して急ぐことはないし
焦る必要もない
そのスピードを
楽しめれば
それでいい
テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学
- 2009/08/17(月) 22:34:16|
- ぽえむ
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【After Peace Run】
夕べ午前2時ごろに伊賀市の自宅に戻ってきた。
ほぼ4年ぶりに再会した元同僚のH氏の車で、淡路島から約4時間、何箇所かで渋滞に巻き込まれつつも無事に帰ってくることができた。
昨日、ゴールした後、たこフェリーの岩屋港に迎えに来ていただき、昼食をごちそうになった。
その後、PCでメールチェックをしたりブログのリライト(校正)をしたりして時間を過ごし、洲本市にある通称淡路富士と呼ばれる先山(標高448m)にH氏の車でドライブへ。千光寺にお参りして帰ってくる。

展望台から見た風景
そして、今夜のディナーは…な、な、何と…

淡路牛のすき焼き!
すき焼きを最後に食べたのはいつだったか…。
思い出せないほど太古の昔にさかのぼるのだろうが、とにかくサプライズであった。
勝利の美酒に酔い痴れて…というと大げさかも知れないが、(今回の旅で恐らく最も)感動的な体験だった。
午後10時過ぎ、少し仮眠を取ったH氏の車で三重県に向かう。
H氏も現在三重県在住、月曜からは仕事。
現実に戻るには少し時間が必要だ。
旅の余韻に浸りつつも、切り替えは素早く、クイック・レスポンスが頭と体に求められる。
今日は、洗濯・片付け・旅のデータ整理等に追われそう。
テーマ:一人旅 - ジャンル:旅行
- 2009/08/16(日) 10:35:09|
- 旅・冒険
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【ゴール後待っていたものは…?】

知人のH氏宅に招かれています。お風呂をいただいて、ご馳走三昧!幸せ~!
テーマ:今日の出来事。 - ジャンル:日記
- 2009/08/15(土) 13:33:20|
- 旅・冒険
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【ゴール!】

午前10時43分、無事に岩屋港にゴールしました。
応援して頂いた皆さん、ありがとうございました!
テーマ:今日の出来事 - ジャンル:ライフ
- 2009/08/15(土) 11:51:02|
- 旅・冒険
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【道の駅あわじ】



午前10時すぎ、道の駅あわじ着。有名な淡路牛バーガーと淡路ビールを頂く。
旅の途中、真っ昼間からアルコール摂取は不謹慎でしょうか?
辛く苦しいことも多々乗り越えて来たのだから、許して頂くとしよう。
さあ、間もなくゴールだ!
テーマ:旅の思い出 - ジャンル:旅行
- 2009/08/15(土) 10:39:39|
- 旅・冒険
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【明石海峡大橋】

午前9時半、ついに明石海峡大橋が見えて来た。
テーマ:旅日記 - ジャンル:旅行
- 2009/08/15(土) 09:49:11|
- 旅・冒険
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【自立する】

人は
文明に頼らずに
生きていくことも
できる
ただ
文明に
依存しすぎた生活を
営んでいくことが
逆に文明を
滅ぼしていく
テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学
- 2009/08/15(土) 08:48:58|
- ぽえむ
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【あと10キロ】

午前8時、富島の町を通過。あと10キロ。
脚はまだ大丈夫。昨日までの通算距離は既に160キロ。迂回ルートがあったりしたせいか?
静かな海を見ていると心安らぐ。
走って、食べて、飲んで、寝るだけのシンプルな生活。シンプルであるがゆえに、よけいなことは一切要らない。
平和な世界とはそうあるべきなのではないか。
テーマ:一人旅 - ジャンル:旅行
- 2009/08/15(土) 08:26:10|
- 旅・冒険
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【PEACE ON EARTH】

おおよそ人は
人がつくったものに
支えられて
暮らしている
形があるものにしても
形のないものであっても
その一方で
人々が生きるのを
支えているのは
この
母なる自然
そのことを
忘れてしまった時
人の世界の
システムは崩壊する
人々が自然と
調和を保ち
バランスを維持すること
平和な世界は
恐らくそうして
創られるのだろう
テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学
- 2009/08/15(土) 06:39:44|
- ぽえむ
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【四日目】

室津の民宿美弥づを5時40分に出発。今日も快晴。
風呂に入って、布団で眠れた感動…。
夜中突然目が覚めて、自分がどこにいるのか訳がわからなくて、ちょっとしたパニックになってみたり…。
宿の女中さん、洗濯もタダでしてくれて、いろいろと気遣っていただいた。感謝!
夕べ、昔同僚の淡路島出身の先生から電話をもらって、ゴール後に会うことになった。
あとわずかでゴール。頑張ろう。
テーマ:一人旅 - ジャンル:旅行
- 2009/08/15(土) 06:27:54|
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【布団で眠れる幸せ】

布団が敷かれた部屋。
まぎれもなく、今夜自分が寝るための布団だ。
風呂に入った。初日洲本は水のシャワーだった。何か…泣けて来そう…。
戦争最前線の歩兵なら布団の上で死ぬことはまずない。
運が悪ければジャングルが最期の場所かも知れない。
平和な今の時代でも、布団の上で眠るようにして死ねるのは幸せなこと。
あと20キロ足らずでこの旅も終わる。
毎日がサバイバルゲーム。生き伸びることができれば勝ち。
最後の最後まで気を抜いてしまってはダメ。
今日を無事に、平和に終えられたことに感謝しよう。
テーマ:大切なこと - ジャンル:ライフ
- 2009/08/14(金) 19:34:48|
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【今夜は…宿なし…なんかじゃない!】

5時過ぎ、室津の町に民宿発見。ダメもとで飛び込んでみたら素泊まりOK!
ここを断られたら岩屋まで走る決意を固めていたのだ。
近くにビーチがあり、その売店で夕食。
せっかく海の幸を期待していたが明日にお預け。
海に沈む夕日を眺めながらディナーなんてすごくリッチな気分。
ただし、メニューが…。
テーマ:旅行 - ジャンル:旅行
- 2009/08/14(金) 18:34:19|
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【岩屋港まで25キロ】



3時前に桃川の集落に着く。
民宿が何軒かあると聞いて、まず和菓子店でマンゴーかき氷を食べたついでに、情報チェック。
浜辺の近くで海水浴客だらけ。
集落内にある6軒の民宿、一軒は廃業以外、全部屋満室。
よくあることだ。
郡家のペンションも満室。
県道沿いのビジネス旅館二軒も満室。
気がつけばゴールの岩屋港まであと25キロになっていた。
畳一畳のスペースがあれば、喜んでひっくり返るのだが…。
福良から50キロ突破。
西海岸は日差しが強烈なのだ。頭クラクラ。
それでもまだ走る。
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- 2009/08/14(金) 16:49:57|
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【五色浜通過】


県道31号を北上中。
五色浜を通過して、鳥飼裏を経て、都志に向かっています。
午前中に30キロ走ったけれど、とことん走り続けるべきか…。
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- 2009/08/14(金) 11:55:47|
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【鷹野松原】

スタートしてから25キロ。雨は止み、すっかり夏に戻ってしまった。
また暑さとの闘いだ。
海水浴客が多い。大半は大阪エリアから。
走りながら睡魔に襲われる。
一瞬、意識が飛んでしまうという。
いつの間にかセンターラインに吸い寄せられるのだ。
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- 2009/08/14(金) 10:34:25|
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【雨のスタート】





4時40分、小雨降る中のスタート。
雨のおかげで暑さはしのげる。
海岸沿いのアップダウンはこたえる。
登り坂をガンプ号を押して走ろうという気にはなれない。
押して歩くことさえかなり辛いものがある。体力が落ちてしまったことが原因か。
雨は断続的。休憩しようとすると降り出すし、走り出せば止んでしまうし…実に意地悪なお天気だ。
6時半、阿那賀、サンドウィッチとコーヒーでスナック。
7時過ぎ、丸山へ。今日も50キロは走ろう。
二日間で86キロ。既に淡路島半周は終わった。
テーマ:一人旅 - ジャンル:旅行
- 2009/08/14(金) 07:01:14|
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