【ニセコ~黒松内】

午前5時前のニセコ大橋。

尻別川に朝が来ます。

ちょっと遅めの6時スタート。朝から青空。 しかし、暑くなりそう。今日はねっぷまで走るぞ!

羊蹄山がくっきり見えています!

羊蹄山、もう一枚…。

ガンプ号と2ショット…。

真狩川と羊蹄山…。

ニセコ町宮田のビューポイントにて…。

非常に走り辛い路肩の勾配…。雨水が流れやすいように…という配慮だけど…。

午前8時半、昆布駅。あと5キロ程で蘭越です。

午前9時45分、蘭越町のセイコーマート。現時点で20キロ。羊蹄山が良く見える。

午前10時20分、蘭越駅。 水分摂りすぎて体が重くなってきた。
午前11時40分、道の駅らんこしふるさとの丘。

ソフトクリームで火照った体を冷やします。

ここ蘭越の道の駅で休憩中に、留萌のみつばちハウスで会った60代サイクリストのおじさんたちと再会。3人いたけど 、一人は夕張で先に帰ってしまったとのこと。

この道の駅も、裏側にキャンプ場とパーク ゴルフ場が併設。広々として気持ちよさそう…。
もうすぐ目名峠…きついぞ!

目名峠。これより黒松内町。あと7キロ。
午後3時40分、道の駅黒松内に到着。

この道の駅は焼きたてのパン屋さんと手作り加工センターがいっしょになっている。
今日もお疲れさまでしたー。
今夜のメニューは、ホワイトロースベーグルと荒挽きウインナードッグです。

ハムもソーセージもすべて手作りなのです。
今しがた、道の駅のマネージャーさんにキャンプしてもいいか、直接聞いてみたのだが、許可は出せないが、自己管理のもとで…というお返事だった。ということで、午後6時以降にテントを設営する予定。
ここで言う「自己管理」というのは、火を使わない、ゴミを出さない、他の利用客に迷惑をかけない、ということを意味している。
今夜のお宿…。


道の駅の端、パークゴルフ場の入り口付近の 目立たない場所にテントを張らせてもらいました。
本日も無事に一日が終りました。
*本日の走行距離:45キロ、宗谷岬からの累積走行距離:584キロ。
7月は9日にスタートして実走日数は15日。一日あたり38.9キロになりました。せめて600キロは走りたかったな…。
明日はまたお天気が下り坂。晴れ間は二日と続かない。

ある日、野性に目覚めた旅人は、
がむしゃらに走り出す…。
二本の足で、一本の道をたどって、
たとえゆっくりでも、
遠くまで…走り続ける…。
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- 2010/07/31(土) 19:35:38|
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【ニセコにて】

夜中の内に止んだかに思われた雨、しかし、目覚めた4時過ぎにまたしても雨…。テントの中もいい加減ジメジメベトベト…。キャンプで一番辛いのが雨の中でのテントの撤収。今日は予報だと曇りのはずじゃ…。
午前6時半を回っていざ、出発。テントも濡れたまま撤収。しかし、雨は止まない。どんなにうまく行っている時でも、常に、起こりうる最悪の事態に備えておくこと。これは、旅の鉄則だ。

忘れられないのは、あのキャンプ場のトイレ…。蚊の大群がお尻を集中攻撃してきた。トイレで屈んでいるという実に無防備な状態で攻めて来るとは、あまりにも卑劣なやり方…。
2日前に来たマックスバリューの向かいの公園。キャンプ場からちょうど3キロあった。とりあえずニセコまで行ってみるか…。

午前9時20分、道の駅ニセコビュープラザなう。今のところ曇り空。ムシムシしてきた。

農産物直売コーナーでトマトの大人買い…。

ニセコ大橋。
ツーリストホームがなかなか見つからず、近くのアウトドアセンターに立ち寄って聞いてみる。電話してみたら、チェックインは夕方6時からだと。

駅に近い東啓園。

300円でキャンプもできる。近くに温泉もあるし…。皮肉なことに晴れ間も出てきた。

ニセコ駅構内のカフェに来ています。
この店で、他では食べられない、珍しくて美味しいもの…とオーナ―にたずねて薦められたのがこれ。

「長芋とベーコンのカレー」 。

このお店のテーブルは全て足踏みミシンだった。

壁にはレトロな掛け時計のコレクションが…。動いているのは一台だけ。それも数分進んでいた。

ニセコ駅前綺羅の湯。やっぱり温泉…。

午後1時半、温泉から東啓園に戻る途中、尻別川のたもとでゲストハウスの看板を発見。ダメ元と思って訪ねてみた。オーナーの田原さんが、離れの小屋で良ければ、ということで今夜の宿が決定!

田原さんは整骨院も経営されている。サハラ砂漠を含む自転車での世界一周(南米を除く)もされた経験の持ち主。小樽からニセコに移って来て、このゲストハウスを作られたのだそうだ。

ゲストハウスのデッキから見るニセコ大橋。

トイレにもこだわりが…。

五衛門風呂もあります。

寝袋、テント、マットレス…いろんなものを乾燥中。


洗濯終了…

目の前の尻別川ではラフティングボートが…。

結構な激流ですが…。
田原さんのご厚意でマッサージまでしていただきました。電気治療、鍼、そして最後がウォーターベッドでした。ウォーターベッドのマッサージャーは雲の上でお昼寝しているかのよう…。3週間の旅の疲れが一気に抜けて行ったような気分です。整骨院なんて20年近く行ってなかったから、本当に快感でした。
いいことも悪いことも、ありのままに、あるがままに受け入れる…これが旅、これが人生ですね。
本州人は知らないけれど、北海道人は知っている~その1…焼きそば弁当。

マルちゃんが出しています。そばをほぐすのに使ったお湯でスープを作るという合理的な発想に拍手!
本州人は知らないけれど、北海道人は知っている~その2…カツゲン。

雪印乳業が北海道のみで製造販売している乳酸菌飲料。留萌みつばちハウスのおっちゃんの話だと戦争中に作られて、戦争に勝つ力の源になるように、というポリシーで作られたのだ
整骨院とゲストハウスのオーナー田原さんから頂いた差し入れ…

湿布薬、シールタイプの鍼、インドメタシン配合の軟膏。ありがたいなぁ。旅をしてて、こういった施しが本当に嬉しいのです。
どんなに最悪だと思われる状態であったとしても、
いつか必ず事態は好転すると信ずること。
楽天的なものの見方が幸運を招くものなのだ。
施し…
旅の途中、他の旅人に出会ったら、
自分がその人のために何ができるであろうかを
常に考えるようにしている。
自分がしてもらいたいように
惜しみ無く善意を施すことが大切だと思う。
*本日の走行:26キロ、宗谷岬からの累積走行距離:539キロ
(注:倶知安~ニセコは13キロ程度なのですが、倶知安のキャンプ場から国道5号線まで3キロ、ニセコ駅周辺で今日もいろいろ無駄足を踏んだがために26キロという距離になりました)
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- 2010/07/30(金) 20:26:11|
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【雨のキャンプ@倶知安】

朝、4時頃、テントを叩きつける雨 音で目覚めた。風でテントもバタバタ…。 朝からローテンション。何かしようと 言う気にもなれない。疲れが抜けてないな。

数時間激しい雨風が続いてて、テントに籠城中。テントが突風で飛ばされないといいけど…。朝食もまだだった。

7時過ぎ、遅い朝食。雨の勢いは衰えず。ここは山の麓で浸水の心配は無さそう。でも、この雨でまた水害とかの被害がでなければいいけど…。

午後1時、15時間ぶりにテントを出た。雨はもう9時間程降り続いている。ガンプ号が野ざらし状態だったので東屋の下に移動した。

今日、南からバイクで北上してきたライダーの一人が東屋にいて、話をしてたら、倶知安の先で道路が水に浸かって通行不能だったとか…。

午後4時頃、雨が小降りになったのを見計らって町へ買い出しに。途中で民家の前のコンクリートが地盤が緩んで崩落。道路が片側通行になっていた。
一日テントでゴロゴロしてたら腰が痛くなって来た。精神衛生上よろしくもない。
まあ、長旅故にこんなこともあるもの。焦らず気長に行きたいもの。
札幌の7月の日照率が平年の44パーセントとか。しかし、今日は強烈な雨。カナダユーコンで6日間連続で雨が降り続いたのを思い出した。
夕食を食べてすぐに寝入ってしまったが、11時過ぎに目覚めてブログ更新。
長く降り続いた雨がようやくあがったか…。
ご心配頂いた皆さん、ありいがとうございます。とりあえずこちらは無事でやっております。
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- 2010/07/29(木) 23:37:26|
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【余市~倶知安:二つの峠越え】

午前4時起床。気温23度。曇り空。しばらく天気は持ちそう。5時過ぎスタート。

仁木町でピンクのポスト発見!

雨上がりの歩道はカタツムリのオンパレード。安全運転で走らないと…。
それにしても、意外に食べるところもリーズナブルな値段でありがたいな。

ここはきのこ汁100円。10キロくらい前から1キロおきに道路に広告の看板が出てた。

北海道の多くの川には、その名前の由来が記されているものが多い。アイヌの言葉がたいてい元になっているのだ。

稲穂トンネル(全長1230m)に入ります。

午前11時、小沢駅。
稲穂トンネルから実質下りで少しペースは上がった。しかし、ずっと店もなく、ここに来てようやく飲み物が手に入った。
10時半には30キロ走破。倶知安まで14キロ。もうひとつ峠越えが待っている。

12時40分、倶知安峠。
稲穂峠以上にハードな登りでした。睡魔も襲ってくるし…。
あと5キロで今日のゴール倶知安です。

倶知安の市街地に入る前に雨がざぁーっと降ってきた。ローソンで休憩中。

午後1時43分、倶知安駅。これからライダーハウス元気村を訪ねます。

午後2時20分、国道5号線沿いのマックスバリューの向かいにある公園。営業していると思ったライダーハウスはもうなくなっていた。
さあ、どうするかな…。雨もパラパラ降っているし、今いる東屋も雨が吹き込んでくるし…。キャンプ場は今通過してきて、戻るとしたら4キロくらい北に行かないといけないし…。

午後4時過ぎ、結局4キロ近く走って、旭が丘公園のキャンプ場へ。
大きい峠を2つ越えた上に53キロも走った。もうクタクタだ。国道からかなり離れてるのが困りもの。

先ずはディナー。手抜きばっかり。マックスバリューのビビンバと泡泡。

続いてもずく納豆。食物繊維もしっかり取ります。

その後、テント設営完了。天気が心配だけど…。
山越えコースはやはりハード。上りも辛いのだけど、下りはオーヴァーペースになりがちで膝への負担も大きい。以前外反母趾だった両方の拇指球が少し腫れ気味。
疲労骨折とかにならなければいいが…。なっても知らんぷりしておけばいいか…。
*本日の走行:53キロ、宗谷岬からの累積走行距離513キロ
*杜の樹のブログで台湾女子ヘルパーのヒカルさんの記事に登場しました。

こちらをご覧下さい。
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- 2010/07/28(水) 18:50:44|
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【余市にて】

6時前に起き出して空を見る。どんよりとした曇り空。荷物整理をして、ガンプ号に空気を入れる。今日は余市までにしようと思う。
午前8時半頃に出発。オウナ―のまさきさんと、台湾から来ているヘルパーのヒカルさんにお別れのあいさつをして、再び国道5号線へ。

ヒカルさんには夕べの内にメッセージを書いてもらった。
500mから700mくらいのトンネルをいくつか抜けて、蘭島のセイコーマート。

トラックやダンプが我が物顔で往き来する路肩の狭いトンネルを肩身の狭い思いで走るのは辛いものである。


12時20分、余市駅。雨が一時降ったが、今は止んでいる。けっこう大きな町だ。

ニッカウヰスキー余市工場。
竹鶴17年を頂いております。外は雨が激しく降り出しました。

本降りになってきたのでレインスーツを着用。
余市駅前の柿崎商店の二階「海鮮工房」。

イクラ丼780円也。

道の駅スペースアップルよいち。ここ余市は宇宙飛行士毛利さんのふるさとですね。

午後2時半、ライダーハウス岡本にチェックイン。民家の倉庫を改造したようなお部屋。今のところ貸し切り。

裏は海水浴場。もちろん泳いだりはしないけど…。
本日の走行距離:29キロ。明日も微妙な天気のようだ。ニセコ経由で国道5号線を南下するか、岩内経由で日本海沿いを走るか…。

荷物の整理をして、ストレッチング。すごく広い部屋に1人。なんかもったいないな。

波の音が聞こえる。浜辺は雨のせいで誰も泳いでない。

余市川温泉宇宙の湯。温泉まで宇宙に絡めてしまうとは…。恐るべし!余市町。

湯上がり…温泉二階の食堂に直行…泡泡タイムです!

何と390円の鮭フライ定食が存在した!?

浜辺で一人飲む缶チューハイ 潮騒の歌に耳傾けて…。

今回の旅に持参して初めて使うソニーのアクティヴスピーカー。小野リサのボサノヴァで1人盛り上がっています。
自分を限界までとことん追い込んで
これ以上どうにもならないという
ぎりぎりまの所まで追い詰めて
ふっと自分を解き放つ瞬間がたまらない
それは
その一瞬のためにこそ
生きてきたと言える瞬間
家を出てきて4週間。
現在の体重64.8キロ。
上腕部が太くなってきたし、胸板も厚くなって、腹筋も以前よりかなり硬くなってきた。
まだ20代の肉体といっても通用するな。
*本日の走行:29キロ、宗谷岬からの累積距離:460キロ
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- 2010/07/27(火) 19:45:29|
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【解脱感@小樽杜の樹】

杜の樹に泊まったら、300円で朝食を食べましょう。焼きたてのパンとオウナ―自慢のスペシャルブレンドコーヒー。特にパンは美味しくって何枚でも食べれます。約3週間ぶりに飲んだ本格的なコーヒーも香り豊か…300円以上の価値はあります!
台湾から来ている4人組女性、昨日はカップ麺だけの夕食だったけど、今朝はハムエッグを作っていた。日本は物価が高いので、旅の経費を削るとすると食費を抑えるしかないのかな…。日本人はまだ恵まれすぎているのだろうか…。
カナダ、バンクーバーから来ているアレンくんも一日一食って言ってたな。それじゃ体が持たないよ。しっかり食べなきゃ…。食事は旅の一番ベースだからね。

杜の樹のマスコット犬ハグちゃんと遊んでます。
ちょっとおすまし…。

ハグちゃん、眠いんですね…。

アレンくん、札幌に向けて今旅立ちました。

昨夜打ち上げられた花火、それぞれのスポンサー名が会場でアナウンスされていました。

最後の方はかなり勢いづいてましたね。大きいのがいくつも上げられました。
思い切ったことをするのには勇気がいる。
でも、一度そのきっかけを作ってしまえば、あとは自然の流れで物事は進んでいく。
人生の流れを変えるためには、思い切った決断も必要なのだ。

旅をしていると加速度的に時間が過ぎていく。
浦島太郎が実際に経験した、竜宮城の様な世界がこの世のどこかにあるってこと。
物理的な時間では計れない、そんな時間の流れる世界を、自分が今生きているってこと。
もし、玉手箱を手に入れたとしても、自分はそのふたを開けるようなことは決してしない。
小樽は秋が来たかと思わされるくらい涼風が心地よい。

この杜の樹の建物は昭和初期のもので、風通しが良くなるように設計されている。
今の時代の家屋は密室構造。人も家も、オープンなのがいい。
杜の樹の居間にあるビーズクッションの上で、心地よい脱力感に浸っています。
もうこのまま昇天してしまってもいい…虚脱感…ではない、解脱感…?

このビーズクッションには魔物が潜んでいる…。
杜の樹のオウナーに、取れたてのきゅうりで作ったキムチを頂きました。既に泡泡タイムです。

とうきびも甘味があって旨い!
さらに、豚汁風味のうどんも作ってみました。

今日は走ってないので、あまり食欲もないかな…と思ってたけど、いざ飲みだして、食べ始めたら、飲むわ食べるわ…胃袋も底なし沼的になってきたかな…。
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- 2010/07/26(月) 19:40:15|
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【小樽、再び】

午前4時に目ざめた。深夜の仕事を終えて帰って来た人たちがいるようで、2時頃にもざわついていたようだ。5時前にチェックアウト。朝の早くからDVD見てる何人かの人たちがいる。

仮眠処ぐ~すか、二度と来ることはないだろうが、忘れることのない場所になるだろう。

琴似駅。札幌の市街地から約5キロ。曇り空。涼しい。

発寒中央駅。静かな道を選んでいます。
気持ちのいい青空が広がって来たぞ…。

山がはっきりと見えます。札幌運転免許試験場前。

スタートから18キロ。青空とそよ吹く風が心地よい刺激…。

午前8時50分、銭函駅なう。スタートから21キロ。28年前はこの近辺ももっと寂れたところだった。潮の香りがすると思ったら、また日本海に戻って来たのだ。

銭函駅を過ぎてから結構な登りがあって、ほどなく国道5号線。函館まで250キロあまりあるのだ。


張碓付近です。緩やかな登りが続きます。

7月はじめに小樽から札幌まで高速バスで行った時はこの高速道路を使ったのでしょう。

張碓トンネルなう。小樽市街地まであと12キロ。

12時20分、小樽駅着。週末とお祭りで賑わっている様子。

7月3日に小樽をあとにして22日ぶりに戻って来た。しかも自力で。今日は最高の青空じゃないか。 h

小樽潮まつり!

運河に青空が映えます。町行く人もみな笑顔…。平和ですね。

小樽港周辺、かなりたくさん人が集まっています。

浅草橋から見た運河。

浅草橋で、68歳の人力車ドライバーSさんと話し込んでいた。彼は現役のフルマラソンランナ―で、今も4時間台前半で走るし、今年のサロマ湖100キロも見事完走したという。普段のトレーニングプラス人力車で鍛えているのだ。

杜の樹なう。本日の走行距離43キロ。

シャワー浴びてさっぱり!中国系カナダ人のアレンくんがやって来た。

再び潮まつりなう。アレンくんと一緒に来ています。

勇気を出して、初めての小樽ビール、一杯500円也。

運河のほとりでライヴ演奏…。

杜の樹のオウナ―に小樽ビール(シュヴァルツ)をごちそうになりました。

ディナーはスモークサーモンに始まって…。
あとは餃子、冷奴に納豆、プチトマトを食べました。

枝豆を茹でて…。

夜の運河に来ています。
花火大会が始まりました。

たーまやー!

祭りの最終日、かなりの人手でした。
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- 2010/07/25(日) 22:37:17|
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【独房隠遁36時間】
音…いろんな音が夜中聞こえてきた。洗濯機の脱水時の音だったり、水洗トイレの水の音だったり、誰かがドアを開け閉めする音だったり…。

ここの独房にも小さな窓があった。夜中、消灯というものがなく白熱球の光がまぶしかった。札幌は雨の朝。

三方は壁、一方はドア。ただ、壁は天井にまで届かず、ここは完全な密室ではない。隣人の歯軋り・寝息やいびきも聞こえてくる。天井からは空調の音がずっと聞こえている。不思議な空間…ドミトリーでもテントでも味わえない、独特の空気…。
ここはまとまった期間滞在すると割引もあるようだ。住み着いている人も何人かいるらしい。喫煙ルームには煙が立ち込めていた。昨夜は日本シリーズで日ハムのダルビッシュが投げていて盛り上がっていた様子。
さて、今日も連泊…。明日は天気も持ち直すようだから小樽まで約40キロ走るとするかな…。
ここの白い壁を見てて、ふと…1994年にカナダの首都オタワのユースホステルを思い出した。あの建物は昔の刑務所をそのまま宿にしているのだ。鉄格子もそのまま残っているし、あの薄暗い独特の雰囲気が思い出される。

振り返ってみれば、北海道に入ってからもう3週間以上が過ぎた。ほぼ毎日移動し続け、違う場所で眠り、違う人々と出会う。さまざまなものをありのままに、あるがままに受け入れる柔軟性こそが、旅人を成長させるカギになっている。30年来、自分の中にある旅人の本質は何ら変わっていない。
旅にあればいいことばかりとは限らない。むしろ辛くて苦しい逆境の中で我慢することの方が多いのかも知れない。でも、それは自分の人生も同じ。基本は逃げないこと。地平線へと続く一本の道の向こうにあるゴール(=幸せ)を自らの手で掴むこと。あらゆる選択肢の中から正しいと信じるものを選ぶこと。
同じことを誰かにやれとは決して言わない。むしろ、自分の頭で考えて、自分の体で行動することを尊重しろと言いたい。誰かがやることは誰もがやろうとすること。それじゃ面白くない。経験から生まれてくる勘(カン)を何よりも大切にすることが、これからの人生にも大いにプラスに働くだろうから…。
仕事をしてた頃は、動き続けるばかりで、腰を下ろす時間は限られていた。コーヒーを飲みたいと思ってから4時間後にコーヒーが飲めたり、トイレに行こうと思って3時間後にそれが実現したり…。まさに忙しいというのは心を亡くすことだと今改めて思う。
「何もしない」というのは罪なことではない。「何かをしないといけない」としきりに思わされる強迫観念が自分自身に罪悪感を持たせている。自分を追い詰めることで自分の世界を狭く小さくしてしまうことが問題なのだ。「何もしない」ところから何かが生まれてくる。
とらわれていては前に進めないし
こだわりすぎても事態は解決しない
しばられていてはやりたいこともできないから
とらわれない
こだわらない
しばられない
それが自由人の生き方・考え方さ
旅人の皆さん、暑さ対策に水分補給は当たり前ですが、ビタミン・ミネラル足りてますか?アーモンドやクルミなどのナッツ、レーズン・ブルーベリー・プルーンなどのドライフルーツ、食べましょう。大手のドラッグストアや100均にも置いてます。自分も毎日ビールのつまみにナッツを大量に食べてます。
いつの間にかアブに刺されて左腕の手首付近が痒くて腫れている。一体いつの間に…?
独房のお隣さん、ゲップやおならや鼻をかむ音がひっきりなしに聞こえてきて不快なんだけど…。
あくびやくしゃみは口に手を当ててするのがマナーだが、ゲップも手を当てた方がいいのだろうか?おならはお尻に手を当てて…???
独房生活22時間ぶりに独房脱出。

昨日と同じ半田屋なう。今夜のディナー。
とことん疲れ切るところまで走って、やっとありつけた食事、食べるという行為が、命を作ってくれる営みであることを悟らせてくれる時間…。食べることも実は生きる力そのものなんだ。

父や母に感謝すべきは、食べることについてきちんとしつけられたこと。好き嫌いはしない。出されたものは残さず食べる。よく噛んで味わって食べる…。自分の食べているものが自分自身を作るということをしっかり認識すべきなのだ。

生きるというのはもっとシンプルであるべきだと思う。欲望は少ないほどいい。質素であることが、実は一番苦労の少ない生き方なのだということを、最近になってようやく理解しつつある。
なぜか道いく人の半分近くが長袖を着ているような…。そう言えば、独房よりも外の方が涼しいぞ。

明日は小樽へ。潮祭りが行われているとか…。
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- 2010/07/24(土) 20:32:36|
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【雨の札幌、独房の夜】
夕べはよく飲んだ。
縁家(えにしや)の他の宿泊客の皆さんの話も面白かった。
アメリカ留学してた北大の女の子や、失恋して傷心の旅に出た女性、JRAにお勤めで最近トルコに行って来た男性…。世の中、いろんなところでいろんな人が暮らしているのだ…。
午前4時前に一度目覚めて、7時過ぎ、起きてストレッチ。
朝食のあと荷物整理を…。

写真は現在の食料ストック。ネズミ年生まれってやたらモノを蓄えたがるもの…。
twiccha(ツイッチャ)で
「イザ!ランニング部ルーム」を開設。このtwicchaって部屋主が退出すると消えてしまうため、常時オープンではありません。オープンの際はその都度twitterでお知らせしています。
のんびりくつろいで半日過ごした。午後にゆきちさんの旦那さんが単身赴任先の福岡から帰ってこられしばらく歓談。

午後3時前にお二人に見送られてチェックアウト。ありがとうございました。旅が終わったら、ぜひまた訪ねて来ます。
雨の札幌なう。コンビニの軒先で雨宿り…。知人に教えてもらったレンタルルームに向かいます。12時間千円というのはいかがなものか…。
旅人はいつも腹ペコで、いつもくたびれていて、いつも睡眠不足で、いつもいろんなジレンマの中にあって、それでも、いつも野心とハングリー精神とチャレンジャーズスピリットに満ちているものなのだ。
大衆食堂半田屋。ちょっと早目の夕食。

これだけで960円はハイコストパフォーマンス。
食った―!完食。

学生時代、1日に米6合食べていた当時の食欲が戻って来たか…。
食っても食っても腹が減る。飲んでも飲んでも喉かわく…。1日40~50キロ走るパワーの源はやはり「食べる」ことなのです。
仮眠処ぐ~すかは12時間千円ということで、午後4時とかにチェックインすると、朝4時のチェックアウトになってしまう。午後7時にチェックインするつもりで現在雨宿り中。

午後7時チェックイン。完全個室で1.5畳くらいの広さ。窓がないので刑務所の独房を思わせるけど、寝るだけなら充分だ。

コンセントもあるし、シャワー(15分100円)にランドリーも完備。
よくよく考えてみると、この1.5畳の空間、妙に居心地いいと思ったら、自分のテントとほぼ同じ広さだった…。
缶チューハイ2本で意識ぶっ飛び、今目覚めた。深い井戸の中で眠っている夢を見た。
何か蒸し暑い…。アルコールが入ったから余計にそう感じるのかな…。
明日の朝、雨だったらここでの滞在をもう12時間延長、恐らく24時間延長かな…。

*今日の走行距離(札幌市内の移動):14キロ、宗谷岬からの累積走行距離:388キロ
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- 2010/07/23(金) 23:18:25|
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【再び、札幌】

午前4時前に起床。足腰もガタが出始めている。曇り空。今にも降りだしそう…。
5時半頃に出発。札幌に戻るのだ。
札幌まであと33キロ。がむしゃらに走ってます。ちょっと肌寒くて走るには快適。
当別に入る前に見つけた駅舎。駅にもいろいろあるものですね。

駅舎の中はこんな感じ。

電車の車両をそのまま駅にしたんですね。入り口は蜘蛛の巣がはってました(笑)。

広大な畑…北海道の食糧自給率は220パーセントだとか…。


今走っているR275は少し前に歩道がなくなって、路肩も狭い。バックミラーで絶えず後方確認が必要。

札幌のイノーズプレスで会った台湾人サイクリストのカップルとしばらく一緒に走っていたというツェンさんと遭遇。
9時半頃に雨は降りだした。向かい風も強い。札幌まであと23キロ。足が重いが前向きに走るぞ!


午前10時40分、バスの待合室。雨風はひどくなるばかり。札幌まであと20キロは切った。雨の日は屋根のある休憩場所がなかなかなくて困る。

新石狩大橋、歩道なし。路肩も50センチ程度。ダンプやトラックも後ろから続々とやってくる。おまけに橋の上では突風が吹き荒れる。数百メートルの間、恐怖の時間を耐えた。せめて歩道ぐらいつけてくれよ!

雨が上がって札幌まであと13キロ。

札幌まで10キロの国道沿いのどさんこというラーメン店でランチタイム。カメラの調子がよくない。色合いが変で何でも白っぽく写ってしまう。

えんたりんぐ札幌市!カメラ調子良くなりました!

再び豊平川が…。

ヤマダ電機なう。マッサージチェア…いいですねぇ。

間もなく札幌市の中心部です。

午後4時20分、二週間ぶりに札幌へ帰って来た。宗谷岬から14日目(実走9日目)にして、バスで7時間の距離を、自力で、二本足で走って来たのだ。

大通り公園。テレビ塔前です。

縁家(えにしや)なう。本日の走行は53キロ。

シャワーを浴びてさっぱり…。キャンプ続きでパソコンも十分に使えず、携帯電話充電用のエネループも大量に持ってきていたけど、あとちょっとで使い切るところだった。現在充電中。
3日間で145キロ。今日は、最長距離の53キロ。札幌市内に入ってからが長かった~。宗谷岬からの累積距離は9日間で374km。一日あたりの平均距離は41キロちょっと。よく走れるものだな…。
二日くらい前から足のあちこちが痛み始めた。まず右ひざ。そして右の太ももの付け根…。弱気になって先行きが不安に感じられ始めたけど、雨の中、がむしゃらに走っている内に痛みもいつの間にか消えた。これだけの距離を走るんだから故障も起こって当然。痛い時には痛いのだ。開き直りも時には必要。
人間、マイナス思考になると、どんどん負のスパイラル状態に落ち込んでいく。それは「マイナス-マイナス=マイナス」の状態。辛い時には、さらに辛い状況を自ら意識的に作り出す。それは「マイナス×マイナス=プラス」の状態。今日も、札幌駅まで2キロ辺りが辛いところだったがラストスパートした。
1990年の京都~東京ラン、523キロを11日かけて走った時もこんな状況は何度もあったのだ。
今日の不満:その1~札幌駅から中島公園までの信号の多いこと…。サロベツ原野には信号なんてなかったぞ!!それに人が多すぎる!夕方の留萌駅前は人がほとんどいなかったぞ!
今日の不満:その2~石狩川にかかる新石狩大橋、歩道なし、路肩の幅約50センチ。あんな橋は見たことがない。あれでは事故が起こってもおかしくない。あの突風でガンプ号もろとも吹っ飛ばされるかと思った。自転車で走る人はあの橋は通らない方がいい。
今回、道東のトンネル事故をお知らせ頂いた方へ:留萌から内陸を通ってきましたが、増毛町辺りはトンネルが多いので避けました。積丹半島もパスします。安全最優先で旅をしたいものです。
「のざわ」というジンギスカンのお店なう。

「乾杯!」

普段はあまり肉を食べませんが、せっかく札幌に来たのだからジンギスカンでも…。

生ラム一人前630円だけど、お通し330円とビール580円は安くはないな。 h

夜のすすきの~ちょっとだけ酔っ払って迷子なう(笑)。
宿に戻って飲み直しです。

焼酎も…ガンガン行ってます。
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- 2010/07/22(木) 21:53:42|
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【月形町にて】

午前3時55分起床。片付けしてたらぱらぱら小雨。急いでテントを撤収。そして朝食。5時20分スタート。今日は月形まで。

午前7時20分、新十津川町のセイコーマート。雨竜町から13キロ。時々晴れ間も見えるが、すっきりしないし蒸し暑い。

午前9時47分、道の駅つるぬま。雨竜町から26キロ。札幌に近づくにつれて交通量も増えてくる。黙々と走っている。

12時半、札比内(さっぴない)駅でトイレを借りた。古びた小さな駅だけど、トイレだけはやたら綺麗だった。気温は27度。

暑さと渇きに悩まされながら、ようやく2時過ぎに月形町皆楽公園のキャンプ場に着いた。明日から天気は下り坂。札幌に早く着きたいけど…。

温泉に入る。疲れを取らなきゃ。

今夜の宿はこんな感じ。
お風呂上がりに体重計ったら4キロ減。留萌の5日間の飲み食いで増えたはずの体重はあっという間に失われてしまった。何年かぶりで63キロ台になった。
*今日の走行距離:45キロ。宗谷岬からの累積距離:321キロ。
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- 2010/07/21(水) 21:00:28|
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【On the Road Again…留萌市~雨竜町】
午前4時50分起床。

朝一番に出ていくサイクリスト、雨具がないので、おっちゃんがカッパを用意してあげていた。

5時半頃に彼は北へ向けて出発。霧雨が降っている。

朝食を済ませて荷造り。おっちゃんにメッセージを書いてもらった。

午前6時半、宿泊者全員で記念撮影をして、いよいよ出発。

おっちゃん、本当にありがとう!5日間、お世話になりました!
雲が低く垂れ込めているが、雨は降ってない。

R233をたどり、午前10時には幌糠を通過して、現時点で留萌の町から既に20キロ。
内陸部に入ったために海はもう見えない。

午前11時前、美葉牛峠へ。ダラダラ続く登りは疲れる。シャツも汗だくになる。

まとわりつく湿気、追っ払ってもしつこくつきまとってくるアブ、歩道の上で大量発生しているカタツムリ…。

お昼前に28キロ走破。北竜町のR275の入り口まであと5キロの地点。

今一瞬が僕の人生…今一瞬をどう生きるか?
ひたむきに、ただひたむきに、何かを追いかける日々…。

R275に入った。
セイコーマートの前で北竜町の広報を担当されている方に取材を受けた。
札幌まであと百キロ。頑張ろう!

午後1時40分、道の駅北竜サンフラワーパーク着。
北竜町はひまわりの名所なのだ。8月の初め頃が見頃だとか。

北竜町のバス停はみんなこんな感じ。可愛いですね。
さらに南下して雨竜町を目指します。

あと二キロで雨竜の道の駅…オーヴァーヒート気味な時はこれに限ります。

午後4時半頃に道の駅田園の里うりゅうに到着。
疲れました。

今日も頑張ったごほうびです。

本日のディナーは…竜の石焼きジンギスカン風。美味しかったですね。

事務所の方の許可を得てテント設営完了。今夜の宿です。
*本日の走行距離:47キロ。宗谷岬からの累積走行距離:273キロ
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- 2010/07/20(火) 20:20:42|
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【留萌5泊目】

今朝は5時半頃起床。外は…祭の後の静けさ…。
留萌で迎える5日目の朝…多少飲みすぎたかな。
昨夜、このみつばちハウスの管理をされている「サカエヤプラスワン」という自転車屋さんの社長さんが、突然ビアサーヴァ持参でやって来られて生ビールの振る舞いが…。

「乾杯!」

アメリカやオーストラリアでもバックパッカーズナイトというのがあったが、宿や酒場のオウナーの計らいでビールがただで飲み放題の日があったりする。地域の振興にも一躍買っているのだ。

既に缶ビール2本飲んで、ウィスキーの水割りを2杯飲んだ後…ジョッキ3杯飲んでしまった…。
プリウス途中無給油日本縦断の旅の途中で、留萌のみつばちハウスに立ち寄ってくれた。
たった45リットルのガソリンを入れたきり、鹿児島から稚内まで縦走しているのだ。
昨夜の宿泊客の平均年齢はかなり高い。サイクリストもライダーも60代以上のオジサンたち。
旅をする若者が減っている。若者よ、旅をしよう!旅に出よう!

バスを使って1人旅をしているおじいさん、早朝に出発するのを見送った。ずいぶん年季の入ったキスリングをお持ちだった。

平均年齢60代半ばのサイクリスト3人組は北に向けて出発。みんな元気だな。
国内の旅で、ひとつの場所で5連泊は自分にとっても初めてのこと。
それだけ居心地がいいということ。連泊組が増えてきたのは昨日今日と降っている雨のせい。
朝ごはんを食べた後は、ぼ~っとしていたり、他の旅人といろんな話しをしていたり、仕事をしてた頃からは想像できないような時間の過ごし方をしている。

小雨降る中、一人のライダーが北に向かって旅立っていった。

ぽかんと宙を見つめハエ取り紙のハエを数える…。

行こう 大地へ
行こう 原野へ
その内なる宇宙を 探し求めて
最もピュアで
最も気高い 自分自身と
出会う旅へ
今の僕は、旅するランナーではなく、走る旅人でありたい。単に日本列島を駆け抜けるのではなく、出会いと別れを楽しみながら、前進しつづける存在でありたい。

もう1ヶ月も前にリヤカーにタコ焼き機を積んで日本縦断している三重大学生がいたのだ。
たこのすけさんのブログは
こちら 夕方に、スコットランド人の男性と日本人女性のサイクリスト・カップルがやってきた。

新たにライダーが一人。

明日、6日ぶりに走り出す。
気持ちを切り替えて、再スタートだ。
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- 2010/07/19(月) 20:05:46|
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【雨の留萌】

日曜日、雨の留萌…明日もこんな天気かな。気温も上がらないようだ。

世間は3連休。富良野では道路の渋滞がニュースになっていた。
雨模様の天気で連泊者も多い。

ここの現管理人の通称「おっちゃん」は84歳。
20歳は若く見える。普通に自転車に乗って買い物に出かけたり、掃除や片付けもきびきび動く人。
もう20年以上もここにおられる、いわばみつばちハウスの顔なのだ。
このおっちゃんのすごいのは…1)記憶力がいい 2)物知りである 3)よく食べる 4)よく動く 5)若者の話題についていける 6)好奇心旺盛…といった点だろうか。見習わなくては…。
今日は二人のライダーが旅立った。記念撮影をして握手を交わしてお別れ…。

札幌でお世話になった
縁家(えにしや)さんのブログで紹介していただいた。
hori_kiyotoさんのブログでも応援バナーを貼ってもらった。
東北地方がやっと梅雨明け…バンザ~イ!!
午後は大雨。祭はなおも続いてます。サイクリスト3名駆け込んで来ました。
お風呂上がりの楽しみは…

枝豆とタコキムチ納豆です。

今日は総勢10数名の宿泊。女性は0名。
明日もう1泊。
火曜日曇り空の下を走り始めよう。
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- 2010/07/18(日) 20:17:06|
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【留萌三連泊目】

留萌で過ごす三日目。
飲みすぎ食べすぎが気になるけれど、3キロ減った体重がこれで元に戻るかな?
曇り時々晴れのお天気。
朝は、他の旅人たちといろいろ話していた。
ひとりは大阪枚方市出身のライダー。単身赴任で最近札幌にやってきてバイクツーリングを楽しんでいるのだとか。
仕事でカンボジアに行ったことがあったり、ツーリングでネパールやモンゴル、エヴェレストのベースキャンプにも行かれたことがあるという。


昼前に留萌の街を散策。祭りはなおも続いている。

お昼は外食。ラーメンセット(味噌ラーメンとカレーライス)。
ニュースで日本各地で梅雨明け宣言が出されたことを知る。東北と九州南部がまだなのだ。
歩いていると少し汗ばむ陽気。気温は25度前後だろうか。
走ればかなり暑くなるだろうな。しかし、本州の8月なら35度を越える日があっても珍しくないのだから…。こんなのは夏の暑さとは呼べないのだろう、実際は…。

駅前の交差点でロックバンドのライヴ。みつばちハウスからわずか数十メートルのところ。
部屋に戻って、ギターやドラムの音でやかましかったけど1時間ばかり昼寝。よく眠れた。

僕は急がない
急ぐ必要も急ぐ理由もない
だから
時速7キロで旅をするのは
今の人生のスピードに
ぴったり合っている
世の中のすべての人々が
「急ぐ」という概念を棄てれば
世界は豊かな心を持った人々で満たされ
もっと平和になるに違いない


適当に自炊してディナー。ほうれん草のおひたし+シーチキン。それにマカロニ&カレー。
昼もカレー食べたんだった…。
定刻5時に泡泡タイム…。

外は延々と祭で盛り上がっている。
一時夕立が…。

祭と言っても屋台の出店がメインで、ステージで何だかんだやってるけど、普段は静まり返った駅前に恐らく留萌じゅうの人々が結集したかと思われる人だかり…。
この町には娯楽と呼べるものがないんだろうか? まあ、老いも若きも楽しめる時間と空間があるというのはいいものだ。
明日は天気も下り坂…。連泊モードになると食べて寝て飲んで…悪く言えば堕落の道を歩むばかり…。
天気が回復するのは火曜日。火曜日に出発するか…。相当長居することになるけれど…。
*7月17日のつぶやき~まとめは
こちら
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- 2010/07/17(土) 21:01:23|
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【祭りの夜@留萌】
朝4時過ぎには目覚めたのだが、布団を出たのは5時すぎ。
毛布一枚だと少し寒かった。
特に筋肉痛もなく、右ひざも少し重い感じ。使いすぎ症候群だろう。マラソン走り込みの時期にはしょっちゅうあったこと。特に心配することもない。数日休めば何とかなる。
現在の左ひじの傷口の状況…。
5時半に朝食を食べたが、8時過ぎにはもうお腹が減ってしまった。
ライダーのカップルと、ソロの男性と女性は旅立つ。
サイクリスト2名とライダー1名と自分は連泊。
そのメンバーでヘルパーのおじさんと買い物ツーリング。自分は宿のレンタサイクルを借りた。
マックスバリューやツルハドラッグ、ダイソーなど…二時間かけてあちこち走ってきた。
ついつい余計なものを買ってしまったか…。

北海道で見つけた「ようかんあんパン」。あんこもようかんも十勝産の小豆を使っているのだろう。
大きな町に来ればさすがにいろんなものが手に入る。と同時によくも出てくるものなのだ。
戻ってきて昼食。
もう裏通りでは祭の準備が進められている。
午後、1時間ばかり昼寝をする。
暑すぎず寒すぎず、気持ちのいい風が窓から入ってくる。
短時間ながら久々に熟睡できた。
小樽で最初に会って、天塩で再会したS田さんのメッセージを談話室の壁で発見。
今使っているニューバランスのNB966、まだ一週間で200キロちょっと走っただけなのに、かかと内側が結構減り始めている。普通なら千キロで履きつぶすシューズも、連日一日中走っていれば、そうなってしまうのかな…。
ぼんやり過ごしているともう夕食時。5時のビールタイム。
若衆たちは祭を見に行った。
地元の高校生たちの手作りの山車(だし)がパレード。ちょっとした文化祭の延長みたいだ。
あらたにライダー3名がやってきた。
今宵も旅の話で盛り上がる。
留萌の祭の世は更けていく…。
*twilogはじめました。その日の「つぶやき」をブログにまとめたものです。
→
http://twilog.org/kaytaka
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- 2010/07/16(金) 20:34:49|
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【留萌にて】
苫前の夕陽丘のキャンプ場で迎えた朝…風は収まった。
朝起きてテントを見てみたら夜露でびしょぬれ。風がなければ当然だろう。
近くの風車もストップしている。
4時すぎ起床。朝食を済ませいつものように片付け。
キャンプ場にはバイクライダー二名。オートキャンプがカップルと家族連れの二組。
ライダーの一人は元郵便局の職員だったのか、赤いカブで長野から北海道まで走ってきたらしい。
昨日キャンプインしてきた時には郵便屋さんが来たのかと思ってしまった。
二人のライダーに見送られて5時過ぎ出発。
曇っているが青空はすぐに見れそうな感じ。
留萌までは結構長い45キロ。
店がない時はバスの待合室で休憩を取る。
午前9時、鬼鹿のビーチを通過。
セイコーマートで買い物して、20分後に道の駅おびら鰊番屋に到着。
ここまででちょうど20キロ。晴れたり曇ったりの天気。日が照ると暑いぐらい
道の駅おびら鰊番屋のシンボルになっているアーチ。
江戸時代に活躍した松浦武四郎は三重県三雲町の出身。北海道の名付け親で探検家、研究者でもある。
北海道に来て最初の小平トンネル。延長728メートル。
小平トンネルの中のガンプ号。フロントライトのフェニックスはさすが明るい。後続の車に分かるようにテールランプが点滅。
右ひざに違和感。アイスクリームでアイシング。
小平文化交流センター前でランチブレイク。
北海道に来てから一番暑さを感じた一日…。
2時ごろに留萌市入り。
2時半ごろ留萌駅へ。
留萌駅から徒歩五分ほどのところに無料宿泊施設みつばちハウスを発見。
チェックイン。
午後3時過ぎ、荷物を二階に運んでまずは銭湯へ。
湯上がりに体重計ったら3キロ近く減っていた。食べている以上にカロリー消費しているんだな。
買い物済ませて、次は洗濯。
結構忙しいぞ。
今日は24度あったらしい。着ていたシャツが汗でびしょ濡れ。
夕食…ほうれん草おひたし、納豆プラス冷奴、しめ鯖、プチトマトと泡泡…。
ここ、みつばちハウスは、地元の井原水産(かずのこの会社だそうです)の社長が善意で運営されているとか…。
ボランティアのスタッフヘルパーも親切でいい人ばかり…。
こんな宿があるからやはり北海道は旅人天国なのだ。
今日も、あとからたくさん人がやってきて、トータルでライダー5名、サイクリスト2名の計7名が宿泊。
足の方は左足の親指にマメができてしまったのと、右ひざ内側がやや違和感あり。

ここには連泊するつもり。その間に足も回復してくれるだろう。
明日には地元の夏祭りもあるとか…。旅先で祭りに遭遇するのもいいものだ。

*本日の走行:45キロ、宗谷岬からの累積走行距離:229キロ
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- 2010/07/15(木) 21:46:23|
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【苫前にて】

朝4時起床。
最近、ほとんど日の出と同時に目覚めている。
朝食を済ませ、テント撤収。
5時過ぎスタート。理想的な時間帯…。午前中に距離を稼ぐにはこのくらいに出発するのがいいな。
羽幌まで17キロ、そこから10数キロで苫前。


今日は陽射しもあったので太陽電池を充電しておこう。


1時前には苫前の道の駅に着いていた。

今日はさらっと30キロ走行。
夕日が美しいという高台のキャンプ場。
夕陽丘オートキャンプ場を今夜の宿にする。




1泊500円。道の駅そのものが温泉と宿泊施設になっている。たしか、羽幌の道の駅もホテルを兼ねていた。
テントを設営後、しばらく仮眠。
1時半ごろ温泉に向かう。
サウナにも泡風呂にも入って、仕上げは日本海を見ながらの足湯。

お風呂からも夕日が見れるようになっていた。

湯上り、3時のおやつは北海道ソフトクリーム。生クリームが非常に濃厚な味…。
温泉を出て町へ買出しに…。
セイコーマートで夕食の惣菜を買ってくる。
野菜が不足気味でサラダや煮物、おひたしなど買ってきた。
ガスストーブを出して調理しようという気にはなかなかなれず…。
ビール2本飲んだ後意識を失って、目覚めたら午後7時、ちょうど日没の時間に間に合った。


今日は本当にいい天気だった。
明日も晴れるかな…。
*本日の走行:30km、宗谷岬からの走行距離:184km
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- 2010/07/14(水) 20:25:45|
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【First Camp@初山別村】

朝7時過ぎ、鏡沼のライダーズハウスを出発。

小樽で最初に会ってここ天塩で再会したS田さんはじめサイクリストのみんなに見送られながら、ゆったりとしたペースで走り出す。
霧雨、肌寒い。
おまけに国道232号線(通称オロロンライン)に入ると向かい風…。聞いてないよ~。

ジャガイモの花が満開だ。
道の駅遠別までの約20キロはほぼノンストップ。

ここで小休止。
午後になって晴れ間が出てくるが、今度はうねるようなローリングヒル、小刻みにアップダウンが繰り返される道が続く。

日本海に向かってダウンヒル…といっても時速10キロ程度。これより速く走ろうとすると荷物の重みで体が着いていけなくなるのだ。
登りはさすがに荷物の重さが上半身に伝わってくる。腕、肩、腰を使って押し上げるのでかなり筋肉が張ってくる。


適当な時間に適当な場所で食事ができるわけでもない。今日も道の駅しょさんべつに着くまでずっと腹ペコだった。

キャンプ場もあるのだが、ここまでで38キロ。もう少し進もうということで、初山別村の中心部へ。
コンビニもなく個人経営の食料雑貨店がひとつ。

そこに来るまでに開運橋という橋がかかっていて、川のほとりにきれいな公園があった。
キャンプが可能かどうか近隣の方に尋ねると、すぐ近くの野外研修センターで聞いてみれば…ということで事務所を訪ねる。
教育次長はじめ他の事務職員の方も、前例がなかったために首をかしげていた。
火を使わない、ごみを残さない、早朝に出発するという条件でOKをもらう。

さすが、北海道は旅人天国。こういった寛大さがうれしい。

買ってきたビールでひとり酒宴…。
テントを張って、入り口にガンプ号を入れた。よく考えてみると、これが北海道での最初のキャンプとなる。

留萌までこの分だとあと2日。
札幌、小樽が近づいてくると北海道も後半戦となる。
本日の走行:45キロ。
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- 2010/07/13(火) 21:14:17|
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【天塩にて】
稚咲内の砂丘のえきで朝を迎えた。

自販機のサーモスタットはさほど気にはならなかった。熟睡していたのだろうか。
外を見れば曇り空、洗顔を済ませて朝食を終える頃には小雨が降り出していた。
天気予報では一日雨。雨の装備で出かけるしかない。
今日は天塩まで25キロ走ろう。ちょうどキャンプ場内にライダーーハウスがあるらしい。

5時前出発。
雨はその後本降りに…。
次第にシューズの中も水浸し…。
走っていないと寒いくらい。
幌延町浜里のパーキングシェルターで休憩。雨の勢いは衰えず。


かなり遠くから見えていて、近くに来るまで正体が分からなかったけれど、風力発電所の風車群が堂々と立ち並んでいた。

サロベツ駐車公園のトイレでしばらく休憩。
9時前に天塩川を渡り、天塩町入り。
ノシャップ岬近くの日本最北端のコンビニ、セイコーマートを出てから70キロあまり、店はひとつもなかったが、天塩町に入って久々のセイコーマート発見。
うれしくてセイコーマートカードをつくってもらう。入会金年会費無料。

このカードがあれば、ポイントはたまるし、会員割引もあるし、至れり尽くせりのカード。
鏡沼海浜公園キャンプ場内にあるプレハブ小屋がライダーハウスになっている。

一日雨だったために連泊者がたくさんいた。
今日の宿はサイクリストばかり。5名がみんな明日北に向かうという。
てしお温泉夕映でのんびり温泉につかった。
夕食はセイコーマートのお弁当。アルコール解禁して初めてのビールを飲んだ。
あまり汗をかかなかったがうまかった。
若者たちと一緒に旅の話しで盛り上がった。

夕方には雨が上がった。明日は青空が期待できるかな。
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- 2010/07/12(月) 21:17:33|
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【ノシャップ岬~稚咲内】
朝5時半に起きて片付け開始。布団をたたんで掃除して、朝食。

食料を積み、6リットルの水とボトルに入ったドリンク類が2リットル分。
水が手に入らなくてもこれだけあれば何とかなるだろう。
ほっけの開きをつくる作業を見学。

天井にメッセージを残しておくことにした。

おかみさんにお礼を言って記念撮影。

午前8時20分、ライダーに皆さんに見送られる中を出発。
曇り空、気温17度。ちょうど走るにはいい気候。
9キロ走って国道245号線から道道106号線へ。
抜海には集落はあるが店はない。

東京から来たヒッチハイカーとしばらく話していた。
そして、ここから天塩までの55キロ、原野が広がる。
途中にはコンビニもなし。
抜海を過ぎてこうほねの家という観光案内所兼休憩所を見つける。
午前の部が終了してここまでで23キロ。早いお昼をパンとバナナと缶詰のフルーツで済ませる。
それからというものは右に日本海、左には広大な原野が…。
すれ違うライダーからもあいさつをもらい、車から手を振る人たちも…。







今日も断続的にランニングハイを経験。
原野の中を走ることで魂が洗われる思いがした。
映画「イントウ・ザ・ワイルド」のクリスが感じた思いに通じるものがあったのではないか…。




3時45分、ノシャップ岬から40キロを走った。
あと数キロで稚咲内、何かあるだろうか…と見れば、道の駅のような施設が…。

国立公園内の休憩所だ。トイレとドリンク類の自販機があった。

今夜の宿は決まり…。
先に夕食をつくる。

手抜きになるが、レトルトのスープカリーとロールパン、バナナ、ドライフルーツというメニュー。


スピーディに食べて、スピーディに片付けて歯磨きも完了。
夕方、利尻富士がはっきりと姿を見せてくれた。

もう少し雲がなければ夕日で染まる利尻富士が見れただろうに…。
ハウスの裏にテントを張ろうか…。
それともこのハウスの玄関(ドアつき)にシートとマットレスを敷いて寝るか…。
安全面も問題なかろう。熊もまさかこの中まで入ってくることはないと思うが…。
結局、玄関前のスペースで寝ることにした。
日が出たらすぐに撤去すればよかろう。
本日の走行:45キロ。
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- 2010/07/11(日) 19:47:52|
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【ノシャップにて】
朝目覚めて空を見れば灰色の空。気温15度、今日も寒い。
朝8時前に、朝食。これもボリューム満点。

昨日泊まった5名のうち2名は本日出発。一人は利尻島へ。もう一人は富良野方面へ。
残りの二人はバイクに乗って稚内市内へ出かけていった。
ライダーハウスにひとりで留守番。パソコンに向かってメール・ブログのコメント・twitterのメッセージへの返信…。すべてに返信してたらトータルで3時間かかってしまった。
お昼は買っておいたパンやバナナ、ナッツ、ドライフルーツ等で済ませた。
午後になって、一番近い日本最北端のコンビニ、セイコーマートまで1キロジョグ。

霧雨のような細かい雨。町全体が雲の中にすっぽり包まれたような感じだ。
明日明後日分の食料を買い込んだ。原野の中を72キロ、店も何もないということなので、必要な水と食料は用意しておかなければならない。一度に走れる距離でもないので無理はしない。途中で野営する覚悟もしておこう。

現在の食料のストックをチェック…。
買い物の後、テレビを見ていた。自宅ではテレビをアンテナにつないでいないため見ることはない。旅に出なければテレビを見ることなんてないのだ。
4時前、稚内温泉童夢まで3キロ走る。
宿から遠いとやはり二本足で移動するのは大変。

大きなお風呂、サウナもあっていろんなタイプのお風呂が楽しめた。
20分ほど入浴して、向かい風、霧雨の中走って帰ってくる。

汗をかくこともなく、かろうじて体温を維持しつつ戻ってきた。頭は霧雨で濡れたまま。
ほどなく夕食。今日は海鮮丼。

あらたに2名のライダーが到着。一人は女性ライダー。今夜も5人だ。
9時すぎ親父さんが上がってきた。
酒盛りの始まり…。おかみさんもいっしょだ。

明日が早いということで、9時半ごろにもう寝るということで、メッセージを書いていただいた。

ぱっと上を向いたら、何と…天神橋5丁目さんのメッセージ発見。

おびただしい数のツーリストが天井や壁に書き込んでいる中で、たまたま天神橋5丁目さんのメッセージが頭上にあるとは思いもよらなかった。
明日のランに備えて、体力を温存。
今日の酒もいい酒だった。
解禁してこの二日間日本酒のみ。ビールが飲みたかったがこの気候では少し寒すぎるかな…。
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- 2010/07/10(土) 20:09:40|
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【Peace Run 2010 スタート!】
朝4時半には目覚めていた。
同じ部屋に3名宿泊していたが、全員5時には起き出していた。

自分も朝食後すぐに稚内駅前のバスターミナルに向かった。
全米女子オープンゴルフを見ながら8時10分のバスの出発を待つ。

セイコーマートで食料を購入。
7時半、ガンプ号をパッキング。

7時45分、バス乗り場へ
そして8時少し前にバスがやってきた。宗谷岬行き始発のバスに乗車したのは4名。
8時10分、定刻に出発。

海岸線に沿って国道を走ること約50分。
28年ぶりの宗谷岬。あの時はまだ自転車に乗り始めたばかりで、ロードバイクにフロントバッグ度サドルバッグをつけて、背中にキスリングザックを背負って走っていたのだ。
テントもなし。寝袋だけで野宿してた。
この28年間でさまざまな旅を経験して、今、2010年の自分がいる。
バスを降りてすぐにガンプ号を組み立て荷物をセッティング。

日本最北端の碑の前で記念撮影。

入れ替わり立ち替わり団体ツアー(おじさんおばさん中心)の一行が結構たくさんやってくる。その内の何人かが話しかけてくる。いつの間にか5人6人…質問攻めに遭う。
「どこまで行くの?」「これはどうやって乗るの?」「どこから来たの?」「どこに泊まるの?」「食事はどうするの?」「これはエンジンついてないの?」
そして「一緒に写真を撮って」というリクエスト…。

売店で「日本最北端到着証明書」を100円で購入して、日本最北端のトイレで用を足して、午前9時45分、いよいよ出発。先ほど集まってきた人たちが拍手で見送ってくれた。



On the Road…国道238号線をノシャップ岬目指して走る。



気温17度、微風で追い風。
少し走り出せばもう汗ばんでくる。ライトジャケットを脱いで走る。
断続的にやってくるランニングハイ…。北の大地を走ることでなぜか訳もなく涙が出てきたり…。
眠っていた野性が目覚め始めたのか…。
走っているとキャンピングカーが徐行して路肩に寄ってきて「頑張って下さい」とオバサンの激励。
東京から来たというサイクリストも声をかけてきてくれた。
コンビニで休憩していても、地元の方がたいてい話しかけてきてくれる。
「大学生かね?」と言われてしまって少しびっくり。まだ20代で通用するのか…?

富磯のセイコーマートで休憩。その後しばらくは店も何もない。

利尻富士が少しだけ姿を見せてくれた。

稚内空港の手前で「熊出没注意」の警告看板。その直後に茂みでガサゴソ音がしてびっくり…。
熊ではなくオスの鹿が姿を見せて遠くへ逃げていった。

稚内市内に入る。宗谷岬から31キロ。意外と短かった。
そのままノシャップ岬を目指す。
途中、山形県酒田市から来ている、サロマ湖100キロマラソンを完走した女性ランナーが伴走してくれてノシャップ岬まで一緒に走った。
酒田を通過する際にはぜひ立ち寄ってください…といううれしいお言葉…。


ノシャップ岬で記念撮影した後すぐにライダーズハウス「漁師の店」にチェックイン。

昨日の朝まで天神橋5丁目さんが滞在していたところ。

夕食に食べたウニ丼。これだけでも2000円以上の価値があるというのに、ここは1泊2食つきで2000円。

夕食後の食器洗いも義務付けられています。

午後7時23分の日没を岬に見に行くが、雲がかかっていてよく見えなかった。

8時過ぎ、店の親父さんが日本酒を持って二階に現れた。
この宿恒例の酒宴である。

えびやツブガイ、タコの刺身まで用意して来られている。
これは親父さんが善意でやってくれているのだ。
この宿を始められたのは、本来はサイクリストのためだったという。
雨に打たれ、寒い思いをしたサイクリストのために温かいご飯と味噌汁を食べさせてあげたい…。
それがそもそもの始まりだったらしい。
だが、金持ちのツーリストがハーレーに乗って、ウニやイクラを食べているのに、貧乏なサイクリストがコンビニでカップめんを食べているのはあまりにも哀れ…。それならサイクリストにもウニ丼を食べさせてやろう…と親父さんは当初1泊2食つき1500円でこの宿を始めた。
なかなか集団の中に入れない、人見知りするような人も、酒の席で少しでも話を聞きだしてやろうという思いもあるのだ。
それから5年、のべ2000人がこの宿で夜を明かした。昨年も800人近くが滞在している。
表向きにはライダーズハウスの宣伝はしてないし、ガイドブックなどにも一切掲載していない。
クチコミだけでも、親父さんの人柄に惹かれて、たくさん人が集まってくる。
旅を通じていろんなことを学ぶ、それに加えて、人の生き方を親父さんは自前の哲学で熱く語り続ける。旅人に年齢も肩書きも関係ない。同じ仲間なんだという考え方…。
ここは大人のための学校かも知れない。忘れ去られた、古きよき時代の人と人とのつながりを思い出させてくれる場所…。
天井や壁に書かれた旅人のメッセージを見ればそれがよく分かる。
北海道入りしてから、地元のtwitterフォロワーが急激に増えている。
ゲストハウスやバックパッカーズホステルに滞在して、オウナーの方々がフォローしてくれたおかげだろうか。
ブログのコメント、メール、twitterでも励ましのメッセージをたくさんいただきありがとうございます。
明日は天気も崩れるのでランはオフ。ここにもう一泊してあさってに備えます。その間にコメント返信させていただきます。
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- 2010/07/09(金) 23:48:59|
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【最果ての地へ】
*昨日のブログ、追記を入れて再更新しています*札幌発稚内行きの宗谷バスは、夜中何度か道の駅に止まり、その都度自分も目が覚めてしまう。
リクライニングシートは座り心地は悪くはないが、決して熟睡を望めるものでもない。
3時半くらいに夜が明け始める。
朝、5時前にはもう稚内市内へ。
駅前で降りればよかったのだが、終点のフェリーターミナルで下車。
ガンプ号を組み立てる前に、バッグから長袖のライトジャケットを引っ張り出した。
気温15度。さすがに半そででは寒い。
足にも膝から下をカヴァーするゲーターを着用。
日が出ればまだ少しはましなのだろうが、曇っている上に風が吹いているので体感温度は下がる一方。
ガンプ号を押して稚内駅へ。
稚内駅前には大きな新しいビルがつい最近できたようだ。

28年ぶりにこの駅にやってきた。
腹が減ったので駅の立ち食いそばでたぬきそばを食べた。
温かいものがうれしい。
天神橋5丁目さんはノシャップ岬のライダーハウスにまだいるはずだ。
電話で連絡をしたらわざわざ朝食前の時間ということで稚内駅まで自転車で走ってきてくれた。


「沖縄で会いましょう」
そう言って一週間前に別れたはずだったが…。

いろいろと旅の情報を聞いて、彼はライダーズハウスに戻っていった。
次こそ、沖縄での再会となるだろうか…。
バスターミナルの待合室。宗谷岬に向かうバスの時間と乗り場をチェックした。
特にすることもなく、9時半ごろまで待合室のテレビを見ていた。
サッカーW杯、選挙、異常気象のニュース…世の中は自分の知らないところでもどんどん変わりつつある。
10時前、ガンプ号を押して国道を走る。街を散策するためだ。
南稚内を経て、さらに西へ…。
ショッピングモールを経てノシャップ岬方面に近づいていく。
稚内市は日本最北端の市、ということであった…。

日本最北端のマクドナルド…。
SAIJOというショッピングモール内で日本最北端のミスタードーナツに入った。

最果ての地で食べるミスタードーナツはやはりドーナツの味がした…(あたりまえか…)。
宗谷岬に行けば、日本最北端の売店や郵便局もあるはずだが…。
再びバスターミナルへ。

ロシア人がたくさん市内にやってくるために、道路標示や案内はロシア語でも表記されている。
午後1時半、予約していたモシリパユースホステルに到着。

正午過ぎにはチェックインできたのだ。
ここでユースホステルの会員登録をする。この先、本州や九州、沖縄でもユースホステルに泊まる可能性はあるだろうから。
入浴、洗濯、荷物の整理…。

明日、宗谷岬に行くことにした。いよいよPEACE RUN 2010のスタートだ。
いつまでも街なかでうだうだしてても始まらない。怪我の回復も思った以上に良好だし、この気候ならそう汗をかくこともない。
午前8時10分稚内駅前から出る宗谷岬行きのバスに乗るつもりだ。宗谷岬をスタートするのは9時半前後だろう。
今朝天神橋5丁目さんが出てきたノシャップ岬近くのライダーズハウスを訪ねようと思う。明日はしたがって36キロほどの走行になると思われる。
昨日分のブログを再更新して、街へ…。
「うたかた」という食堂でエビカツ丼を食べた。

エビカツって、いわゆるエビフライだな…。呼び名が地域で違うのだろうか?
昨日の睡眠不足で疲れてしまった。今日は早めに寝よう。
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- 2010/07/08(木) 20:13:37|
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【札幌にて~その4】
朝、のんびり起き出して朝食。7時を過ぎても誰も起きて来ない。
サッカーW杯の準決勝ウルグアイとオランダの試合を見ていた。
ゆきちさんのご厚意でチェックアウトは昼過ぎでも構わないということになった。

昼食は昨日夕食で食べようと思っていたトマト、アスパラ、納豆ベースにチーズ、ヨーグルト、バナナを食べた。
午後2時半頃、荷物をまとめて、ガンプ号にセッティング。


傷口を洗うだけはしておいた。現在の状況…。
そして出発。
午後8時頃まで特に予定はない。

中島公園でぼんやりと時間をつぶす。

大通公園辺りで雨がパラパラ降ってきたので、ジュンク堂書店で雨宿りした。
すぐに雨が止んだ。

早めに夕食。狸小路近くの山岡家で辛味噌つけ麺とミニチャーシュー丼を食べる。麺が太く食感は輪ゴムのようだった。

夜8時半からThe World Books & Cafeというカフェで旅のセッショントークに参加した。

8時過ぎに着いて、札幌出身のバンド「43度」さんのアコウスティックライヴが行われていた。
セッショントークでは、札幌市内に3つのゲストハウスのオウナーの座談会。お世話になった「縁家(えにしや)」のゆきちさんとあと男性オウナー2名が本音で語り合う。

この3つのゲストハウスはどれもここ2年の間にオープンしたばかりであるとのこと。
それぞれのゲストハウスの特徴を写真を交えて説明。
そして、ゲストハウスを経営しようと思った動機であるとか、どんなゲストハウスを目指しているか、といった細かな内容までが話題に上った。
最後に、ゆきちさんの方から紹介があって、自分自身も3分程度の時間で“PEACE RUN”についての説明と、旅について現役の旅人からの思いを語らせていただいた。
午後10時前、会場にいる全員が拍手で見送ってくれる中、カフェを後にした。
会場に来られていた北海道テレビの方から名刺をもらった。
その後すぐにバスセンターへ。カフェから約10分足らず。

ライトアップされたテレビ塔がきれいだった。

ガンプ号を輪行、荷物をまとめて、午後11時のバスに乗って稚内へ。

朝、目覚めれば、いよいよ最果ての地稚内だ。
*天神橋5丁目さんが小樽で撮った動画をYouTubeにアップしていただいた。
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- 2010/07/07(水) 18:23:03|
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【札幌にて~その3】

札幌3日目、早いものでフェリーに乗った水曜日の夜から、明日でちょうど1週間。
時間だけは確実に過ぎていくのだ。
朝は例によって曇り空。気温19度。
昨日の宿泊は、オランダ人の男性二人組(車で道内旅行中)とマサヒロくんと自分のみだったようだ。
朝食を食べ終えて冷蔵庫の中をチェック。買い置きしておいた食料はひと通り食べ切った。
午前9時過ぎ、荷物をドミトリーから下ろして、パッキング開始。ガンプ号も組み立てて荷物のセッティング。
雨が降りそうな予報。ちょっと早めの9時43分、宿を出発。

地下鉄東西線の上を走っていたが、さっそく違うルートに入ってしまったことに気づく。
約15分のロスタイム。
豊平川を渡ってすぐに河川敷のサイクリングロードに入った。

パークゴルフをされているシニアの方々がたくさん…。
南大橋のところで通常の道に戻り、うまい具合に中島公園にヒット。

宿でもらったガイドマップを頼りに「縁家(えにしや)」さんへ。

マンションの一室を改造して作られたゲストハウス。

キッチンとカウンター。
オウナーのゆきちさんは沖縄が大好きで、沖縄で泊まったゲストハウスに魅せられて地元にゲストハウスを作ろうと思い立ったという…。
普通のお家という感じがして、ゲストハウスにいるという感覚は自分にはあまりない。
荷物を置いて街へ…。
鴨々川という川には鯉が放流されていた。


すすきののラフィラというデパートの中の100円ショップでぶらぶら。
全国どこに行っても100円ショップが大好きな性分、わざわざ地方に来てまで買い物している自分はやはり変わり者なのだろうか?
お昼はラーメンを食べたくなったので、札幌ラーメンの店をあれこれ探してみる。

すすきののメインストリートからわき道に入った路地にある「熊吉」という店へ。

塩ラーメンを注文、750円也。
壁には70~80年代のレコード(シングル盤)のジャケットがくまなく貼られていた。

懐かしいアイドルたち…。昭和の薫りがここでもぷんぷんしていた。
この旅は観光旅行とは違う種類のものなので、あえてふだんの生活の延長線上にありながら、特別なことはあまり求めないようにしている。
もちろん楽しむべきものは楽しめばいいのだけれど…。
別にストイックに生きているわけでもないが、禁酒しているおかげで体調もまずまず。
毎晩飲んでたら酒代だけでも馬鹿にならないし…。
飲んだ勢いであれこれやみくもに食べる習慣はつけたくはない。
まだ本格的に走り出していないから、この時期に体重を増やすのもあまり好ましいことでもないのだ。
さて、天神橋5丁目さんはまもなく宗谷岬へと…。
自分自身も恐らく10日ごろには宗谷岬をスタートできるだろうか。
宗谷岬を出てからのルート選択を考えている。

2日目に通るサロベツ原野ではおよそ50キロ、店もガソリンスタンドもない区間がある。
アラスカ北極圏やオーストラリアの大平原では珍しいことでもないのだが…。
ある程度の量の水と食料があれば問題はない。問題は、その単調さの中で自分をどうとらえるか…。
予期せぬラッキーな出来事…。
オウナーのゆきちさんが、何と夕食を作ってくれた。

ゴーヤチャンプル、サラダに炊き込みごはんと味噌汁…。
久々の家庭料理…うれしいし美味しかった~。
ゆきちさんから、明日夜、
旅のトークセッションがあるので参加しませんかというオファー。
ゲストハウスのオウナーの座談会と併せて行われるのだそうだ。幸い、バスの出発する時間まで何もすることがなかったし、二つ返事でOKした。
いろんな「縁」を大切にしよう。一人でも多くの人と出会えるチャンスを生かそう。それが旅人の役目だ。
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- 2010/07/06(火) 20:49:31|
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【札幌にて~その2】
札幌滞在2日目、窓を開けて寝てたら寒いくらい。布団をかぶったまま眠っていた。
4時ごろにはもう明るい。外は曇り空。
早い時間に朝食。
その内みんな起き出してくる。

ベルギー人のサイクリストカップルは今日小樽へ。台湾人サイクリストツェンさんは石狩方面へ。

荷物をパッキングする前に、のぼりにメッセージを書いてもらった。

それにしてもみんな大量の荷物を自転車に積んでいる。
アラスカ北極圏やオーストラリアの砂漠の大平原と違って、日本は比較的街から街の間隔が狭いので、そうたくさん食料や水を運ぶ必要もないのだが…。

ツェンさんは恐らく40キロ以上の荷物。センタースタンドが折れてしまうのではないかと思うくらい…。

みんなそれぞれの思いで次の目的地へと移動していく。街から街へと…出会いと別れを繰り返しながら…。
みんなを見送った後、コーヒーを飲みながらゆっくりと新聞を読み、北海道のガイドブックをぱらぱらと目で追って、ゆったりとした時間を満喫する。
まだスタートラインに立てないもどかしさもあったけれど、その時は確実にやってくる。
昼前に街に出た。
秀岳荘というアウトドアのお店を発見。
雨の日に備えて、エクスペリア用の完全防水ポシェットを購入。

これ以上バッグに入れる荷物を増やしては危険なので、あとは見てるだけで済ませる。
ガストの前を通りかかり、安くておいしそうなメニューについつい惹かれる。

600円ちょっとでお値打ちの昼得御膳…。大根おろしとポン酢のかかった鶏の唐揚げ、ほうれん草のおひたし、味噌汁、漬物、ご飯は大盛りでも料金は同じという。
食後、ぶらぶらと白石区内を散策。
たまたま通りかかった先に、アサヒビールの工場が…。

過去にもキリンやサッポロビールの工場見学をしたことがあったが、おいしいビールがただで飲めるというのは魅力的…。
ただ、今は禁酒中…。

後ろ髪惹かれる思いで工場の前を通過…。
帰り道、スーパーで夕食のおかずを買って帰った。
明日、ここ
"Ino's Place"を出た後どうしようか…。
ゲストハウス
「縁家(えにしや)」さんにも行っておきたい…。
稚内行きの手配をしようと、モシリバユースホステルの予約状況をネットでチェック。8日の夜以降空室はあったが、6~7日は満室。
とりあえず8日の夜を予約。
つづいては宗谷バス。一日数便のバスが札幌から稚内まで出ている。
最終が札幌バスセンター発午後11時。これを使うと翌朝5時半稚内着。宿代を浮かすならこれもひとつの選択肢。
さっそく宗谷バスに電話して予約完了。
最後に縁家さんにもtwitterで予約をお願いする。幸い空きがあったようだ。
明日、ガンプ号をまた押して中島公園に向かうことになる。明後日は縁家をチェックアウト後、どこかで時間をつぶして、午後10時ごろに大通りのバスセンターに着いたらガンプ号を再び輪行する。できるだけすべての荷物を持って移動するのだけは避けたい。
なんだかんだで夕方になって、夕食の準備。

昨日買っておいたアスパラガスにツナ&コーンを和えたもの、プチトマト、納豆、チーズ…。お昼をしっかり食べたこともあり、走らない日はさほどカロリーを摂取する必要もない。

そして、ビール工場に行けなかった代わりにノンアルコールビールを買った。
何だか冷し飴のような…麦茶にりんごジュースを入れたような…中途半端な味…。買うんじゃなかった…。

デザートにはヨーグルト。プルーン、ブルーベリー、レーズンをミックスして食べた。
今日はあまりお客さんもいない様子。とても静かである。
旅にあれば、世間とは違う時間が流れていくかのよう…。
次元がずれたパラレルワールドで、自分だけの物語がどんどん作られていく。
現実の世界でありながら、そこでは自分自身が創造するさまざまな要素が織り込まれて、非現実的な色合いを帯びていくのだ。
種田山頭火や松尾芭蕉は、違う時代に旅をしていたが、恐らく今の自分と同様、そんな風に感じていたに違いない。
風は吹き、雲は流れる…。流浪の旅人もまた、風の吹くまま気の向くままに、流れていく存在。
月日が流れるようにして、自分自身もその大きな流れの中で、あえぎながらもがきながら、必死で自分の行く末を探し求めていくのだ。
明日は明日の風が吹く。風に逆らったところで、どうにかなるというわけでもない。
ただ、明日の風に吹かれるままに…。
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- 2010/07/05(月) 20:33:13|
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【札幌へ】

今日はアメリカの独立記念日。ツールドフランスも昨日から始まっているということをニュースで知った。
また、今日午後には札幌国際ハーフマラソンがあるらしい。
昨夜遅く、舞鶴からのフェリーで北海道入りした大阪のサイクリストS田さんがチェックインしてきた。
驚いたことに、自分の名前をフルネームで知っているのだ。
「YouTubeにアップされていた『おはよう朝日です』の動画を見たんです」
と彼は言う。

ネット社会の恐るべき力…。情報は発信者の知らぬところでどんどん一人歩き(先走り)していくもの。
彼もアメリカ横断自転車旅行の経験者。国内もあちこち走られていて北海道は5回目。
今回は北海道一周の予定とのこと。
朝食の後、のぼりにメッセージをもらう。既にのぼりには10名以上のメッセージが書かれている。

記念撮影をして握手をして別れた。道内のどこかでまた再会するかも知れない。
自分も今日は札幌入り。

リアナとトーマスに別れを告げて、オーナーの独歩さんにもまた戻ってくる旨を話して「杜の樹」をあとにする。
小樽駅に着いてガンプ号を輪行。高速バスで約1時間。札幌のバスターミナルに着いた。



数日後には宗谷バスで稚内に行くつもりだが、バスの乗り場と時間を確認しておこうと思って、バスターミナルで確認。
北口と南口を行ったり来たりしながら、運転手に聞いても切符売り場で聞いてもあいまいな返事。




気がつくと有名な時計台の前…。

テレビ塔の近くにバスセンターがあるということを聞いてようやく分かった。
1時間近くもうろうろして目的の情報を知る。まだまだ自分は中途半端なアナログ人間だということを実感。

大通り公園でランチタイム。コンビニのおにぎりだ。

そして、札幌国際ハーフマラソンのランナーたちが通過するというので沿道で応援する。

トップ集団のアフリカ勢はさすが見事なストライド走。時速20キロ超、カモシカのように華麗な走りで駆け抜けていった。

すすきのを抜けて中島公園にやってくる。過去に二度ばかり来た場所。

日曜の午後の平和な公園が大好きだ。家族やカップルの笑顔と笑い声…どんな人でももっとも人間らしく振舞える場所…。

鮭がのぼってくる川として有名な豊平川。
目的地のバックパッカーズホステル“Ino’s Place”を探しに向かうが、相当遠回りしてきてしまったようで、地下鉄白石駅にたどり着くまで2時間近くうろうろ、10人ぐらいに道を尋ねただろうか。札幌の観光地図も持たず、今朝「杜の樹」のオウナーからガイドマップをもらったことさえ忘れていた。しかもその地図もバッグの奥深くに入れてしまっていたため出すのも面倒くさかったのだ。
地下鉄白石駅に着くも、目的地の宿は駅の手前にあると分かり、400mほど後戻り。

午後4時過ぎ、チェックイン。
新しく綺麗な建物。中も清潔感があっておしゃれだ。
荷物を搬入して、買い物へ。
いつになく暑かった。午後はずっと青空が広がっていた。
結構今日は距離を歩いている。20キロ以上は速いスピードで歩いたかも知れない。
ベルギー人のサイクリストのカップルが、小樽から舞鶴に行くフェリーのことで調べ物をしていて、舞鶴から大阪に行くルートをあれこれ相談に乗ってあげた。

新潟出身のマサヒロくん、今日からこのホステルのヘルパーで仕事をするそうだが、いつか海外に行く日のために、中学英語から復習するための教材で勉強をしていた。
夕方激しいスコールに見舞われる。幸い、ホステル内にいたからいいものの、短時間でかなりの降水量だったか。
twitterを見てたら、小樽辺りは全く降ってなかったらしい。
先週の今頃は、大阪難波で壮行会をしてもらっていた。
そして日付の変わる頃に転倒事故に…。
あれからもう1週間…。もう数ヶ月くらい経ってしまったような気がする。
あれ以来アルコールも断っている。今日辺り、近くに居酒屋がたくさんあって、飲みたい誘惑に駆られてしまうが、まだ今は飲めない。
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- 2010/07/04(日) 20:11:39|
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【小樽にて~その2】

朝、5時前には起きていたが、周りは静か。6時に顔を洗って、ラウンジで北海道新聞を読んでいた。

今朝の怪我の状況…。
7時すぎ、オウナーの独歩さんが朝食を準備。ドミニカ産の豆を使ったオーガニックコーヒーと、焼きたての自家製パン。バターとジャムをつけて食べる。

あまりにも美味しかったのでかなりの枚数を食べた。
その後、フランス人シェフのフランクとしばらく旅の話をしていた。オーストラリアでけっこう長い期間過ごしていたのか、彼の英語も時々オージー訛りが出てくる。
居合道を学んでいるフランス系カナダ人のフランソワは早い時間に宿を出て行く。居合い用の模擬刀をバックパックにつけて歩く彼に、Traveling Musashi(旅する武蔵)と命名してあげた。
パソコンに向かってのんびり過ごす時間…。情報を発信するのも受信するのも、今の時代には大切なこと。
天気は曇り空。午後には雨が降る予報だ。
カナダ人のリアナが日本語の勉強をしていたので臨時で先生役を務めた。
表情豊かで、本当に育ちのいい女の子という感じのリアナは25歳。食べ物の話になると目を輝かせる。整った容姿はまるで西洋のお姫様のよう。
お昼を外で済ませようと思ったが、質素倹約のポリシーで、ナッツ(アーモンド・くるみ・ピーナッツ等)、プルーン、レーズン、バナナ、チーズ、マフィン2つ、野菜ジュースで済ませた。

午後には、台湾人のワーキングホリデーで来ているトーマスと話した。幼い頃にニューヨークに3年いて英語も堪能。日本語も話せる。国立の台湾大学と大学院を出て、半導体を扱うエンジニアをしていたそうだ。
昼前に台湾人のカップルのサイクリストがやってきた。日本語も英語もあまり話せないようで、トーマスが通訳をしていた。

裏庭にハンモックを発見。

何という寝心地…。
そのハンモックに揺られながら2時間、死んだように眠った。

ハンモックの実に快適なこと…。至福の時間が流れて行く。小樽市内観光もいいのだろうが、その何倍も素敵な時を過ごしている。
人間が意図的に作った時間よりも、自然から(あるいは神から)与えられた時間の方が、はるかに価値があるし、意義深いものがあるものなのだ。
心地良い眠りから今目を覚ました。首筋に何か落下物を感じたが、大きなアリが…。
雷が何度か鳴ったけど雨はいっこうに降らない。
5時前に街に出かける。
小樽のフェリーターミナルの近くまで歩いてみた。

北海道には缶入りのラーメン・うどんやおでんの自販機があるのだ。

明日、札幌に向かうが、鉄道を使うべきか、バスで行くべきか思案。
鉄道で行くなら、宿から南小樽駅まで15分程度。小樽駅まで行くよりは近い。
南小樽駅は妙にひなびている。裏口から見ると営業していないようにも見えた。
その後、小樽駅まで足を伸ばす。札幌までの運賃は南小樽からでも小樽からでも同じ620円。
高速バスを使うと590円。ドライヴァーに折りたたんだ自転車のような大きな荷物を運べるかどうか聞いてみた。
トランクに収納できるということである。本数も多いし、ターミナルまでいけるのでそれもいいかも…。

小樽駅前の100円ショップで買った地域限定のお菓子…きな粉、コーン、あずき、バター、男爵いもフレーヴァーのキャラメル。
花園銀座の一角に三川屋食堂という店があった。古めかしい店ではあったが、良心的な値段を見て入ってみる。
メニューといい、テーブルといい、そこらじゅうで昭和の香りがぷんぷんする。
ホッケ定食730円をオーダー。味噌汁、漬物、おひたし、茶碗蒸しがセット。

ホッケをまるまる一匹食べたらお腹いっぱい。かなりボリュームがあった。
小樽も、去年夏訪ねた淡路島といっしょで、商店街や小さな店はどんどん廃れて行って、新しくて綺麗で、若者向けの店やショッピングモールがにぎわっている。

都通商店街。歩いているのは地元のお年寄りばかり。観光客はまずやってこない。
約1時間半歩き回って帰ってきた。
リアナが陶芸教室に参加してきて、そこの先生からもらったパンを分けてくれた。
早いものでもう3日目。日ごと宗谷岬に近づいている。
今夜は留萌にいる天神橋5丁目さんも明日には宗谷岬だろう。
明日の札幌の宿を探すとしよう。
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- 2010/07/03(土) 21:30:48|
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【小樽にて】
朝4時前からもう明るくなっていた。さすがここは北海道。緯度が高いからだな。

午前6時ジャストにサウナをチェックアウト。
天神橋5丁目さんと小樽の運河を見に行くことに…。



小樽駅前のローソンで朝食を買って、小樽駅隣の100円ショップの軒先で朝ごはんにした。
時折、小雨がぱらついている。

不思議なことに、駅構内には座るところがどこにもなかった。
そして、ここで天神橋5丁目さんとはお別れ。
Hさんにもらったのぼりに寄せ書き第一号をお願いして書いてもらった。
この後、彼は宅急便の営業所で既に送ってあったサイドバッグを自転車につけて、北へと旅立っていく。
5月にびわ湖でキャンプツーリングデビューして、初のソロ・ロングツーリングとなるわけだ。
自分の旅の終る10月ごろに沖縄で再会を期して、8時前に握手をして別れる。
さてと、自分は…。
小樽市内で何をしようか…?

駅を出てまた運河のところに戻ってきた。浅草橋のほとりで左ひじの傷口をあらってサランラップをかぶせる。


中国人の弾丸ツアーといわれる一行が次から次へとやってくる。
大きな声でしゃべるおばちゃんたち…大阪のおばちゃんと同じだ。
小樽へは計3回ほどやってきて、ひと通りの観光は既に過去に経験しているので、特に見たいものというものもないし…。
運河のほとりでぶらぶら…。ベンチに座ってそんなことをつぶやいていたら、今晩泊まる予定のバックパッカーズホステル「杜の樹」のオーナーが自分のツイートに返信。
「午後3時がチェックインの時間だけど、よかったら今来てもらってもいい」ということで、すぐさまガンプ号を押して走る。
タクシーの運転手さんに道を聞いて、商店街を歩いていたおばちゃんに再度道を聞いて、かなり険しい(勾配のきつい)坂を登って、おまけに階段を登って杜の樹の玄関にたどり着いた。
昭和初期に建てられた建物をそのまま使って宿にしてしまったというこのホステルは今年11年目。
オーナーの独歩さんも旅人、山歩きや海外旅行であちこち出かけた経験をお持ちの方。自分と共通した趣味嗜好、言い換えるならば、同じにおいのする人間。


調度品も昭和のにおいがするレトロな雰囲気がむんむん漂う。子供の頃、夏休みとかに田舎のおじいちゃんおばあちゃんを訪ねた時のようで、なぜか居心地がいい。

外国からのゲストが多いみたいで、既にカナダ人のかわいい女の子と、台湾人の男性がきていた。
ワーク・エクスチェンジという、宿泊させてもらう代わりに、半日ホステルで仕事をするというシステムがあるのだ。
1泊3000円でも他の国から来たツーリストには大きな出費。それをサポートしてくれるのはありがたい。
このホステルのいいところは、キッチンが備え付けてあって自炊ができるという点。海外ではこういった宿は当たり前なのだが、日本では一泊二食つきという宿の概念が昔からあって、海外からくる若いバックパッカーには歓迎されない。
英語で書かれた日本旅行者のためのガイドブックにもこの杜の樹は紹介されている。
あとから来たフランス人のシェフと話をしていた。日本の食べ物やこれまでやってきた旅の話で盛り上がった。
小樽商科大学の学生の男の子もやってきて、いろいろ旅に関心を持ってくれている。
集まってくる旅人との語らいに小樽の夜は更けていく。
テーマ:北海道旅行 - ジャンル:旅行
- 2010/07/02(金) 18:26:27|
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