KAY'S BLOG

独行道~Lonesome Road of Running

月間走行距離にこだわらない

【月間走行距離にこだわらない】

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今年も残す所100日を切った。

フルマラソンのシーズンもいよいよこれから。

走り込みで距離を稼ごうと目論んでいるランナーも多いと思う。


「たくさん走ったから速く走れる」ということはない。

あくまで私個人の意見である。

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私の最大月間走行距離は1205.7キロ(写真)。

2011年のアメリカ大陸横断ランニングの旅で記録されたもの。

日本のトップランナーでも1000キロ以上走るランナーは当然たくさんいる。

私はスピードを出さない。極力スローペースで休み休み走る。二本の脚を旅のツールとして走っているだけなので、走った距離やペースなどの数字には一切こだわる必要がないのである。

その日の目的地にその日の内に着けばノー・プロブレム。

レースや大会で速く走りたければ、走った距離にこだわることなく、走りのクォリティを考える必要がある。


私が初めてサブスリーを記録したのは、走り始めて1年半後の27歳の時だったが、それでも月間走行距離は250キロまで。

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キロ4分10秒でフル2時間52分を記録した篠山ABCマラソンでの走り


剣道や自転車もかたわらでトレーニングの一環として取り組んでいたこともあるけれど、故障することなく、体のパーツを鍛え、楽しみながら走ったことが結果につながったのではないかと思う。

限られた時間しか走れないランナーなら、なおさら短時間で効果が出る質の高い走りを求められるのがいい。どんな練習をすればいいかはあえてここではふれない。

走りすぎて疲労をためてしまって、燃え尽き症候群や慢性疲労症候群になるようなことは何としてでも避けていただきたい。

走るなら、心からその走りを自分なりに楽しめること。

レースで走っても、自分の走りにケチをつけたり、自分自身を叱責するようなことはやめよう。

心と体は連動している。

いつでも自分の走りを褒めてあげられるように…。


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  1. 2015/09/30(水) 23:59:59|
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Action Comes First

【Action Comes First】

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頭よりも先に体を動かすことがいくつになっても大事なんだと思わされる昨今。

子供の頃は何も考えていなかったんだろう。すべて直感と本能でいろんなことを決めて、それがよくなければ叱られて、いいことだったらほめられる。

でも、結局人の評価なんて気にすることはせず、自分が楽しめたかどうかがポイントだったのだ。自分がやっていることで誰かが喜んでもらえればなおいい。

しかし、今、大人になってみて(本当に大人といえるのかどうかわからないが)、やっていることは子供の頃と何ら変わっていないような気もする。

子どもには抽象的な概念は乏しい。目に見えない形のないものは理解しづらいし、体が欲するままに走ったり遊んだりするもの。

そういう意味では動物的な野性が内に秘められているのかもしれない。

大人になることにどんなメリットがあるのかわからないが、いくつになっても人間らしさを失うことなく、いつまでも子どものような純粋な心を持ち続けていたい。


何も考えることなく走ろう。

ただ走ることに専念する時間もランナーには必要だ。

数字にこだわらず、デジタルツールにもしばられず、あらゆるものから解き放たれて、自由になるために走ろう。

本来の自分自身の走りに目覚めよう。

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  1. 2015/09/29(火) 20:01:42|
  2. マラソン・ランニング
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想像力を働かせて

【想像力を働かせて】

Prayer for Peace

難民を受け入れることは確かに大変なことなのかもしれない。

震災や津波、豪雨などで被災された方同様に家も財産も、行き場さえも失い、途方に暮れることしかできない状況。

それも自然災害とは異なり、紛争や内乱という人災が元で命の危険さえ脅かされるありさま。

自分がそんな立場に置かれたら一体どんな気持ちになるのだろうか…


教員時代、生徒たちによく話したことのひとつ…

「想像力を働かせて…」

いじめる側にはわからないいじめられる側の気持ち。

親に反抗する子どもには理解しづらい反抗される側にある親の立場。

ほんの少し想像力を働かせれば気づくことや分かることがある。

それは、自分自身にとらわれたエゴの考え方ではなく、世界や宇宙レベルから見たエコの考え方。

マクロの視野でものを見つめたい。

想像力が衰えることも、デジタル時代を生きる人間にとっては「退化」なのかもしれないと思わされる昨今。

想像力が愛を育み、平和な世界を築く…

だとしたら、大人も子どもももっともっと想像力を働かせてファンタジーやイマジネーションの世界にどっぷりひたるべきなのかもしれない。

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  1. 2015/09/28(月) 23:59:59|
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一本歯下駄サミット@京都

【一本歯下駄サミット@京都】

前回の京都では一本歯下駄フェスタだったが、今回は一本歯下駄サミットということで、より学術的な要素を取り入れ、参加者間の交流はもちろん、いろんな形で一本歯下駄の未来を盛り上げるべく、話し合いの時間も持つことができた。

午後1時、八坂神社の前で集合。

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この時点で多くの観光客(主に中国から来られたツアーの方々)から注目を浴びる。

円山公園で各自自己紹介をしたあと、街に繰り出した。

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キーヤンスタジオを訪ねる。

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キーヤンこと木村英輝氏は「ロック黎明期を駆け抜けた男」として知られている。

日本初のロック・フェスティバルを開催、日本人初のロックプロデューサーになり、現在は絵師として、京都市内のいろんな場所で壁画を描いたりされているとのこと。

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スタジオ内に飾られているアートは、確かに躍動感にあふれていた。

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祇園周辺を一本歯下駄で闊歩する集団…映画のロケか何かと勘違いされたりするのも自然なことだったのか?

観光地だと人も多く、どこに行っても注目され、声をかけられ、カメラを向けて写真を撮られ、常に熱い視線を足元に浴びてしまうのは凄いこと。

海外からの観光客と会話する場面が何度もあって、その国籍もアメリカ、イタリア、スウェーデン、フランス、台湾などさまざま。

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いつも口にしていることだけど、一本歯下駄はやはり国際的なコミュニケーションツールであることは間違いない。自分自身だけでなく周りにいる人々をもポジティヴにしてくれる素晴らしいアイテムだ。

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四条大橋のたもとで集合写真


イベントの締めは定番「一本歯下駄の輪」。

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トータルで11名が参加。

「輪」は音を同じくする「和」にもつながる…平和の「和」、調和の「和」。

みんなが輪になることで平和をもたらす訳だ。


サミット会場は四条大橋から近いGastromesón Chuletaというスペイン料理店。

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美味しい牛ステーキを頂く。


参加された中田さん製作の変わり種一本歯下駄…たまげた玉下駄とアダプターで歯の形状を変えられるタイプ

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二本歯下駄を改造することでより面白いものが作れるようだ。

*本日の写真はこちら


次回開催は10月24日、インテックス大阪にて一本歯下駄フェスタ@大阪。

11月22日は愛知県弥富市子宝グランドにて一本歯下駄フェスタ@弥富も開催。

詳細は一本歯下駄クラブのページ


一本歯下駄クラブ

One-Tooth Geta Club


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  1. 2015/09/27(日) 23:59:59|
  2. 一本歯下駄
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武装ではなくて和装を

【武装ではなくて和装を】

一本歯下駄と出会ってから和装にもハマっている。

作務衣が多いけれど、作務衣の下に袴を履いたり、袴の下は褌(ふんどし)だったり…。

PEACE RUNの活動の一環として「武装ではなくて和装」キャンペーンに取組中。

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できるだけいろんな場所で和装を楽しんでアピールする。

平和を愛する日本人こそは和装で「粋(いき)」な時間と空間を楽しむのがいい。


妻ぴあぴがやっているのんき屋のオリジナルブランドLove× Laugh→Peaceでも、モダン作務衣や野袴風パンツなど制作してもらっている。

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久留米絣で作ったモダン作務衣…上はプルオーヴァータイプ。下はバルーンパンツ。


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アフリカの生地カンガで作ったモダン作務衣の試作品…バルーンパンツ風


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アフリカの生地カンガで作った野袴風パンツ…ひだ入り、ウエストはゴム。


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久留米絣でつくった野袴


ややマニアックで高級志向なものが中心だが、普及品も作って貰う予定。

スポーツ作務衣などを着て大阪マラソンや東京マラソンなどのフルマラソンを走るランナーもいずれ登場するだろうか。

詳細はお問い合わせ下さい。


のんき屋フェイスブックページ

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  1. 2015/09/26(土) 21:23:17|
  2. 世界平和
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Never Ever Give Up

【Never Ever Give Up】

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人生というレールの上では何でも起こり得る。

レールを脱線しても生きているうちは何度でもやり直せばいい。

実際何度でもやり直せるのだと思う。

今や人生そのものが冒険…そう思えば辛いことも楽しめる。

ひとつの命と健康な体があれば何とでもなる。



何ごともすべて思い通りになればいいけれど、必ずしもそういう訳でもない。

思い通りにならないからこそ、思い通りにことが進んだ時の喜びは大きい。

日頃の思考と行動パタンが大切。

どんな時にもポジティヴに…たとえうまく行かなくても、手を変え品を変え、可能な限り前に進んでいくこと。

あきらめなければ夢はかなう。だからそう簡単にあきらめちゃいけないのだ。

アドヴェンチャー・ランナー高繁勝彦という生き方は僕にしかできない。

そう、僕だから生きられる僕だけの人生がある。

己の生き様こそがすべてに反映されるのだ。


***


昨日から大阪市内のゲストハウスでクリーニングスタッフのアルバイトをやっている。

5年ぶりに人に雇われて仕事をするのはある意味新鮮な感覚。

この歳で再就職するにはそれなりの高いスキルが必要だ。

翻訳や通訳など英語を活かした仕事に就くこともできたのだけど、デスクワークよりは体を動かす仕事の方が自分には向いていると考えての選択。

どれだけ頑張ってもかつて教員をしていた頃の3分の1程度の収入だけれども、学ぶことは多い。

日本の社会をいろんな角度から見直すことで今自分が置かれている立ち位置もよく見えてくる。

与えられた仕事を自分なりに精一杯頑張りたいと思う。

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来春の「PEACE RUN2016ヨーロッパ周遊ランニングの旅」までに旅の資金が貯まるかどうかわからないけれど、人様をあてにせず、自力で何とか頑張ろう。

人生そのものが冒険となった今、あらゆることが起こり得るという人生を快く、心地よく受け入れることが大切なのだ。

冒険だけで食っていくのは並大抵のことじゃない。ましてや三流冒険家の自分なら人の数十倍努力しなければいけないということを今痛感している。

仕事というのは、お金を稼ぐのも重要な目的であるのかもしれないけれど、今自分が取り組んでいることに誇りを持てるのであればそれは立派な仕事。

楽しみつつ、そこから何か学ぶべきことを吸収して、これからの人生に活かせるものを見つけること。

汗水たらして誰かが笑顔になってくれるのであればそれは価値ある仕事なのだ。


「PEACE RUN世界五大陸4万キロランニングの旅」、現在五大陸の内二つの大陸が終わって志(こころざし)の5分の2は完了している。

残り5分の3を達成することが今の自分のミッション。

先は見えない。不確実ではあるけれど、不安ではなく希望を胸に、一本の道を二本の脚で走り続ける。

あきらめない…何があっても、この夢をかなえる。

夢は見るためにあるのではなく、かなえるためにあるのだということ。

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  1. 2015/09/25(金) 23:59:59|
  2. 日常
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今が大事 今が素敵

【今が大事 今が素敵】

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まずは、昨年の今日のぴあぴのブログから…

「今」という時間に集中するとコワイものなんてないよ(心配性CHECKつき)


*あなたの心配性チェックテスト


1. 曇っている日に傘を持ってでかける

2. 出かけるときの荷物が人より多い

3. お天気や時間が気になる

4. 外出するときには30分以上前に到着するように出かける

5. 人にホメられても「そんなことない」と思う

6. 体温が低い

7. いくつかのトラウマを持っている

8. お財布や携帯を持たないと出かけられない

9. 「何かを盗られる」と感じて何にでも鍵をかける

10. 物を捨てられない


いくつ該当するものがありましたか?

私自身いまだに該当する項目がいくつかありましたが、2010年、新たな人生をスタートして以来、少しは改善されてきたのが今の私。

ストレスっていうのは今の自分が生み出すものであって、本来起こりもしないことをあれこれ憂い悩んでしまうこと。

貯めれば貯めるほど息苦しくなって生きるのが大変になる生き方ってあるんでしょう。


気楽に、のんびり、ゆったりまったり…




「明日は明日で明日の風が吹く…」ってQ(ku:)も「れれらら」という歌の中で歌ってました。


「今が大事 今が素敵…」

そうなんです。

「今」という時間しか生きられない僕たちは、今という時間しか楽しめない存在。

過ぎ去った過去はもう戻ってこないし、今の積み重ねが未来を作っていく。

集中すべきはまさに「今」この時!!


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日々の暮らしの中に生きるヒントは多々隠されている…ということを教えられる毎日…感謝感激感動!



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  1. 2015/09/24(木) 03:50:58|
  2. 人生論
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感性のチカラ再び

【感性のチカラ再び】

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たいして稼げてもいない自分だけれど、きちんとその日食べるものもあって、屋根がついた寝る場所もある。

どこにいっても出会ってくれる人がいる。いろんな面で支えてもらっている。

おまけにいつでも言葉を交わせるパートナーもいる。美味しいごはんも作ってもらえる。

これ以上のどんな幸せを望むことがあろうか…。

怒りや悲しみ、憎しみの感情は持たない。

人を批判したり非難したりする資格は僕にはない。

感謝感激感動する気持ち、すなわち感性のチカラをいつも蓄えておこう。

そして普遍の愛と世界の恒久平和を希求する思いだけは忘れずにいたい。


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  1. 2015/09/23(水) 23:59:59|
  2. 世界平和
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京都へ

【京都へ】

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つれあいの仕入れのお手伝いで京都を訪ねてきた。

夏にアースキャラバンのイベントで訪ねて以来久しぶりの京都。

シルバーウィークのさなかでどこもかしこも賑わっている。

四条大橋の上も四条河原町周辺も人だらけ。

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それでも祗園界隈はまだ静かな方。

京都の街には一本歯下駄と和装が似合う。

今月27日には一本歯下駄サミットというイベントもあるのだ。

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本能寺前でフランス人の若者たちに声をかけられ写真を撮ってもらった。

かくして、一本歯下駄は世界平和実現にも貢献する。

一本歯下駄で世界を平和にするのが一本歯下駄クラブの目的。


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武装ではなく和装キャンペーンやってます!


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  1. 2015/09/22(火) 23:59:59|
  2. 世界平和
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国際平和デー

【国際平和デー】

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シルバーウィークのこの期間も全国各地で、リアルタイムで走っているランナーがいる。

平和だから走れる。

平和であることに感謝しながら、平和の価値を尊び、「今」この世界に生きていられるということがやはり大切なのだと思う。

日本国内でも、国外でも、ウルトラマラソンやトレイルランニング、トライアスロン、ロゲイニング、マラニックなど、さまざまなイベントが開催されているが、PEACE RUNTシャツを着用して走ってくれるランナーがいることを心から嬉しく思う。

競い争う競争ではなく、共に走る「共走」を楽しむことこそPEACE RUNのポリシー。


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みんなとつながる、みんながつながる…

走ることで世界平和に貢献できるように、私たちランナーにもできることがきっとあるはず。

「PEACE RUN世界五大陸4万キロランニングの旅」を走り続ける中で、地球上にいる70数億人のひとりでも多くと出会い続け、平和な時間をシェアするのが私のミッション。


今日は国際平和デー

1981(昭和56)年、常備軍を持たないコスタリカの発案により国連総会によって制定。

当初は国連総会の通常会期の開催日である9月第3火曜日だったが、2002(平成14)年からは9月21日に固定された。

2002年から、この日は「世界の停戦と非暴力の日」として実施され、この日一日は敵対行為を停止するよう全ての国、全ての人々に呼び掛けている。





世界にはまだ不穏な動きもあれば、きな臭い空気が漂う場面がない訳でもない。



今一度平和の意味を考える日。

平和というものの尊さとありがたさに感謝感激感動する日。

皆さんの心に平和と平穏を…


:*+:*+:*+:*+ Love× Laugh→Peace +*:+*:+*:+*:



PEACE RUNTシャツコレクション(アルバム)



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  1. 2015/09/21(月) 18:34:48|
  2. 世界平和
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空の日に思う

【空の日に思う】




今日は空の日。

天球ぴんぽんずの「空」を聞きながら、2年前の「PEACE RUN2013 オーストラリア横断ランニングの旅」で走ったナラボー平原の空を思い返してみる。

突き抜けるような青空がどこまでも広がる…

360度地平線に囲まれ、僕はその地平線の果てを目指してただひたすらに、ひたむきに、黙々と走り続ける。

走っていれば、この旅は延々と続き終わることのないのだという気持ちにもさせられる。

乾いた砂漠の風が頬を掠め、風のささやきに耳を傾ける。

風は励ましのメッセージを送ってくれているのかもしれない。

感謝感激感動すること…感性のチカラを働かせて、五感であらゆるものを感じられるように…。

旅をしている間は、野生に帰るべき時間。

最小限の文明とともに走る喜び…。

明日のことなんて考える必要もない。

今生きて走って旅をしているこの一瞬にすべてを賭ければいいのだから…。


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  1. 2015/09/20(日) 23:59:59|
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多様性を知る

【多様性を知る】

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旅人の立場で言わせてもらうのなら、僕らはみんな地球人であり、地球市民。

70数億人が暮らすこの惑星こそがみんなの家だし僕らの故郷でもある。

この地球では人の数だけ生き方があり、考え方がある。

自分と価値観が違うからといって相手を否定することはできない。

自分を中心に考えれば、自分と違う行き方や考え方をする他人は「正しくない=間違っている」となってしまうから。

間違っている相手を、非難したり批判したり牽制したり攻撃したりすることが、争いのもとになるというのも事実だろう。

多様性に対して寛容であることが平和の源。

結局のところ、みんなちがってみんないい、それが結論なのだから。




僕は、「自分が絶対に正しい」とは思っていないし、自分だけが正しいという考え方は好きではない。

それに、自分の考えを人に押し付けることも、人の考えを押し付けられることもしたくない。

正しいとか間違っているという観点からではなく「こんな考え方もある」というとらえ方が理想だ。

「自分が正しい」という考え方は、ひっくり返せば、「周りはみんな正しくない」という発想にもつながる。自分自身や自分の考え方を否定されて気持ちがいい人はいない。

人は、それぞれに経験してきたことも違うし、受けてきた教育や年代・性別が異なるがゆえに、この世界では種々雑多な生き方や考え方が発生する。

だから、世界を旅をしていく途上で、いろんな人と出会い、その生き方や考え方を聞くこと・知ることで得るものも実際に多いはずである。

出会った人々から学べることも数知れないだろうし、何より自分自身の無知を知るいい機会になる訳だ。


旅をすることは多様性を学ぶこと。

「みんなちがってみんないい」を行く先々で出会う人々から教えられて理解すること。


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  1. 2015/09/19(土) 23:59:59|
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今ある自分のベストで

【今ある自分のベストで】

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広大な原野を貫く一本のハイウェイ。

一つ丘を越えると次の丘が見える。

登っては下り、下っては登る…この繰り返し。

町は突然できたものではなく、人間が意図的に作ったもの。

もともとは自然になかったもの。

人間が住み着くようになり、集落ができて町になる…。

木を植えて、水をやることで木は育ち、やがて林になり森になる。

砂漠であった所が砂漠になる、これも場合によっては人間が環境を変えることで起こり得る現象。

自然に感謝しながら暮らすならそれはいいことなのだが、人間のおごりたかぶりが自然界をいろんな形で変えていってしまった。

自然は本来あるべき姿であろうとするもの。

その自然と対話しながら一歩一歩前進するのが僕の旅。

自分らしくあることが自然であるのならば、いつも最高の自分であろうと努めよう。

今ある自分のベストで、全力前進!

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平和は笑顔から始まる

【平和は笑顔から始まる】

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本当に誰かを幸せにしようと思うのならば、その人を笑顔にすることを考えなければいけないんだと思う。

たとえその人が打ちひしがれていて悲しみの淵にあったとしても、心から喜んでくれる言葉が自然に自分の口から出てくるように。

言葉だけじゃなく、行動を伴うことも必要なのだ。

怒りは不安や嫉妬が生み出すネガティヴな感情。

怒りが増長すれば、自分だけでなく他の人をも不快にさせたり悲しませたり傷つけたりするだけ。

ほんの少しの気配りや思いやりがあればいい。やさしい言葉と温かな笑顔で、人はホッとさせられる。

人は、誰かに励まされたり褒められたりすることでいくらでも変われるもの。

落ち込んでいた人が元気になることも、弱かった人が強くなることも、ネガティヴだった人がポジティヴになることも可能なのだ。

自分のプラスのエナジーとパワーを、少しで構わないから、誰かに注いであげよう。

友達、家族、職場や学校の仲間、地域社会、国…ひいてはこの地球にいるすべての人々たちにも、そんな思いをシェアしていくことができれば、きっといろんなことがうまく進んでいくだろう。

平和というのは、そんな思いを持った人々によって作られるものなんじゃないかな。


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平和は笑顔から始まる…かのマザー・テレサも言っている。



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  1. 2015/09/17(木) 20:09:05|
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Run Forever & Ever

【Run Forever & Ever】

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「本当に走るのが心から楽しいと思うのなら、世界の果てまで走っておいで…」


2010年、最初の日本縦断ランニングの旅で新潟県のとある街に滞在していて、市民公園の広場で野宿をしていた際に、夢の中の声は僕にそう言った。

それは、42.195キロや100キロといった決められた距離を制限時間内に走るようなありきたりのものではなく、生きている間に、走れるだけ走るというプロジェクト。

「PEACE RUN世界五大陸4万キロランニングの旅」では4万キロの距離は明記されているけれど、地球一周分の距離をただ無責任に当てはめただけである。

一本の道と二本の脚がある限り走ることには何ら変わりない。

実際に4万キロのゴールにたどりつけるのはいつのことなのか、それさえも検討がつかないし、生きている間に4万キロに到達できるかどうかも定かでない。

確かなことは、時空を超えたレベルで走り続ける覚悟でいなければならないということと、行く手を阻むあらゆるものを受け入れながら、何があろうとも前だけを見て邁進し続けるということ。

既に経済的な面でもかなり大変な状況を迎えてはいるけれど、こんなのはまだ序の口。

いろんなリスクを抱えながら、リスクを避けるのではなくリスクさえも楽しんで共存するという姿勢。

敵対するものは反発してもマイナスのエナジーが帰ってくるだけだから快く受け入れてしまう。

人生そのものが冒険となった今、不安定な要素だらけではあるけれど、それも楽しんでしまえるように。

この人生において一体何が残せるのか。

せめて「こんなチャレンジを成し遂げた馬鹿がいた」とでも評価されるような生き方ができれば幸い。


教員をしていた頃、生徒たちによくたずねられた。

「走っていて何が楽しいんですか?」

そう思われても当然だろう。

何が楽しいかを模索するために、僕は走っているのかもしれないなぁ…。


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「PEACE RUN世界五大陸4万キロランニングの旅」公式サイト



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  1. 2015/09/16(水) 21:55:25|
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珈琲ぶれいく

【珈琲ぶれいく】

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35歳までコーヒーが飲めなくて紅茶派だった。

確か、小学校6年生で初めてインスタントコーヒーを飲んだ際には腹を下した。

高校生の頃、コーヒーとは、学校をサボって喫茶店でタバコを吸いながら不良が飲むものだと信じていた。

ふとしたことで自分でコーヒーを淹れるようになったけれど、そう深煎り(深入り)している訳でもない。

ただ、自分が飲むコーヒーくらい自分で淹れようということでコーヒーミルを買ったり、豆を買ったりするようにはなった。

そういう訳で、喫茶店やカフェに一人で入ることは今もほとんどない。

昔はミルクだけを入れてカフェオレにしたりカプチーノにしたりしていたけれど、今は乳製品も買っていないのでブラックで飲んでいる。

つれあいは僕が淹れるコーヒーを美味しいと言って飲んでくれる。

それに、客人が来たら時にはコーヒーを淹れてあげる。心と魂を込めて淹れるのなら、それもひとつの道として極めるべきものなのかもしれない。

茶道ならぬ「珈琲道」なんてものがあってもいいじゃないか。

そんなこんなで、コーヒーを飲むようになってはや20年。

たかがコーヒー、されどコーヒー…

この不思議な、濃褐色の魔法の飲み物に人はなぜ惹かれるのだろう?


*ちなみに10月1日は「コーヒーの日」だそうだ。


*9月13日にAdventure Cafeをオープンしました(不定期開催)。



その日の写真はこちら


「PEACE RUN世界五大陸4万キロランニングの旅」公式サイト

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  1. 2015/09/15(火) 17:59:37|
  2. 日常
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Go Slow & Mellow

【Go Slow & Mellow】

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昨日は、難波宮跡公園から大阪城公園でウィークリー拾活。

照ろうが降ろうが、毎日たくさんのランナーが走っている。

レースシーズンも近いのか、結構ハイペースで走られるランナーばかり。

25年ほど前の私もそんな走りであちこち故障したり、弱いメンタルで何度も挫折を繰り返したりしていた。

この歳になって、ゆったりまったりの走りを心ゆくまで楽しめるようになった。

ゆっくり走らないと見えない風景や気づかないものがある。

ゆっくり走ることでいろんな気付きや学びもある。無論、歩くことでもそれは同じ。


あせらずあわてずあきらめずをいつも自分に言い聞かせながら精進する日々。

拾活にしても何にしても、虚しいと思ってやっていることは虚しさを募らせるだけなので、どんなことでも楽しめたら本当にハッピーになれるものなのだろう。

笑顔で楽しく拾活…誰が捨てたゴミであろうと、好き好んで拾わせてもらっている今の私がいる…それでいいのだと思う。

感謝感激感動できる日々を模索しながら日々精進していこう。



「無理」「無意味」「虚しい」

といったネガティヴ思考でやっていることはすべてその流れに乗って進んでいってしまうもの。

「できる」「意味がある」「やり甲斐がある」「やる価値がある」

と思ってやってみることがポジティヴ思考なのだ。

すべてをいい流れに乗せてること。

あらゆるものをありのままあるがまま受け入れる寛容さを持って楽しむこと。

楽しんでやっていることに悪いことは絶対ないはず。


大切なのは、あせらずあわてずあきらめず。

できるだけゆったりまったり生きていくこと。ゆとりというのか、心の余裕がなくなると個人も社会も閉塞的な状況に陥ってしまうもの。

ゆったりまったりこそが平和のスピード、そして最も平和な生き方…だと僕は思う。


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  1. 2015/09/14(月) 15:42:45|
  2. くつろぐ
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地図は読み物

【地図は読み物】

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大陸横断ランニングの旅で、自分が走ってきた軌跡をヴィジュアライズ(視覚化)するのに役立ったのがやはり紙の地図。

走ってきたルートを赤いペンでなぞりながら、旅の進捗状況や、今自分がいる地点を地球レベルで把握する訳だ。

アメリカもオーストラリアも5000キロの長丁場。

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大陸全土の地図では、1日や1週間走った程度では赤いラインの長さは微々たるもの。

しかし、走り続けていれば、いつか赤いラインはスタートとゴールを結ぶ一本の線となる。


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できあがった一本の線は、知らない人が見ればただの赤いラインにすぎないけれど、その中には無数の通過地点があって、振り返るごとにいろんなドラマを僕に思い出させてくれるのだ。

時に記憶は、過去に撮った写真アルバムよりも活き活きとしたものになる。

それは、机の中の引き出しのようなもの。

記憶の中の、ある引き出しを開ければ、その日訪ねた街やその街で見た風景、あるいはそこで出会った人々、それらの人々と交わした会話などが次々に想起されていく。

時間はその時点で止められたまま、回想されたシーンが何度も繰り返されるだけで、次に僕が訪ねるまでは前に進んでいかない。

そんな時間の流れを手に取るようにして、僕は地図を眺めながらしばしマインドトリップに出かける。

旅をした人間なら分かるはず、地図というのは感動を呼び起こすための読み物なんだということを。

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*イベントのお知らせ(大阪)

世界を走る旅人がおもう、旅に必要なもの〜「PEACE RUN世界五大陸4万キロランニングの旅」

アドヴェンチャー・ランナー 高繁勝彦によるカフェでのトークイベント

旅のエピソード、旅で見聞きしたものや経験したことを通じて、

旅とは何なのか?

旅に必要なものは何か?

ここでしか聞けないお話もあります。

お茶を飲みながら冒険トークを楽しみましょう!
 

 日 時:10月12日(祝・体育の日) 18:00〜20:00

 場 所:elicafe (大阪駅徒歩12分)

 費 用:2500円(ドリンク付)

 定 員:15名(申込順にて受付)

*フェイスブックイベントページはこちら


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  1. 2015/09/13(日) 23:59:59|
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RUN×10(ランバイテン)運動ふたたび

【RUN×10(ランバイテン)運動ふたたび】

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走ることでみんながつながる、みんなとつながる…

PEACE RUNの取組の一環として継続しているRUN×10(ランバイテン)運動。

1キロ走るごとに10円を貯金して東日本大震災の被災地に送る取り組み。

元はといえば、東日本大震災復興支援のためにランナーに呼びかけて始めたキャンペーン。

今なお3.11を忘れないためにも継続しているものの、地震や水害などの自然災害が絶えない日本、明日私たちに振りかかるいろんな災害があるということも想定しておかなければなりません。

今回の水害の被害に遭われた方のために、ぜひ皆さんもRUN×10(ランバイテン)運動で走ってみませんか?


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テーマ:災害ボランティア - ジャンル:福祉・ボランティア

  1. 2015/09/12(土) 12:58:51|
  2. マラソン・ランニング
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超短編小説「オータム・イン・ニューヨーク」

超短編小説「オータム・イン・ニューヨーク」

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「ただ今留守にしています。発信音の後にメッセージを入れて下さい…。ピーッ」

「やあ、ジュリアンかい?俺だよ、クリスだ。久しぶりだね。

ワールドトレード(世界貿易)センターでテロのあった日、たまたま休暇を取ってたんだ。52番街にある自分のコンドミニアムでくつろいでた。運が良かったとしか言いようがないけど、イーストビルの45階に俺が勤めていたアトランティック・ファイナンスの事務所が入ってたんだ。

テレビのニュースで、いつも目にしてるはずのトゥインタワーが積み木のようにこなごなに崩れ去っていくのを見たよ。まず頭に浮かんだのは職場の同僚たちはどうしたんだろう、ってことだった。ボスのジェフは?秘書のカーラは…?いつも笑っていた気のいい仲間が突然この世から消え去ったんだ。そして、俺一人だけが生き延びた。いったいなぜ…?分からない…。

その後、俺がやったこと…。仲間の一人一人と最後に交わした言葉と、その時の彼らの表情や仕草なんかを思い出してみたんだ。前日の夜まで、本当にみんな健康で平和そのものだったはずなのに…。

それから1週間くらいしてやっと煙が消えた。廃墟と化した貿易センタービル付近を歩いてみたのさ。何ともいえない臭いがそこら中に漂っていてほんとに息苦しかった。このがれきの山のどこかに、彼らがいるはずなのに…。俺には何もしてやれなかった…。

俺はみんなの冥福を祈ったよ。悲惨な最期を遂げた彼らに、神のご加護がありますようにと…。

でも…俺が一番会いたかったのは…君だよ、ジュリアン…。がれきのひとつひとつを手でよけてでも君を探し出したかった…。

もし、もし、このメッセージを聞いてくれるなら…俺のことを、忘れないでおくれ…、いつまでもずっと…。

ルイジアナの片田舎からマンハッタンに来てまるまる6年たったよ。アメリカンドリームを夢みてニューヨークへやってきたけれど、何が自分の夢なのか分からないまま、歳月だけが過ぎてった。

セントラルパークの紅葉はもうほとんど散ってしまった。風も冷たい。
天国ってとこはセントラルヒーティングは入ってるのかい?

5時のグレイハウンド(バス)で故郷へ帰るよ。ハロウィーンとサンクスギヴィングには何とか間に合いそうだな。

南部出身の俺にはこの街は少し寒すぎるんだ…。

じゃ、元気で…。愛してるよ…ジュリアン…」


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テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学

  1. 2015/09/11(金) 23:59:59|
  2. 超短篇小説
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PEACE BE WITH YOU

【PEACE BE WITH YOU】

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あの3.11の津波を思わせる…堤防が決壊した河川の氾濫、人も車も家も飲み込んでしまうほどの恐ろしい激流…。

人間ひとりの力なんてこんな場面ではどうにもならないもの。

水が引いたあとには復旧作業が待っている。

もちろん、街が元通りに戻るには時間はかかる…それでも人は叡智を働かせて、確実に街を蘇らせてくれるはず。

地震や津波、水害、いずれも自然災害だけに誰を責めることもできない。

大自然から学ぶことはまだまだ多く、科学では説明できないことも数え切れないほどある。

そんな世界で暮らしながら、日々得られる気付きや学びを大切にしていきたいと思う。

今の私にできるのは、人間もこの自然の一部であるということを自覚して、自然とのつながり、人と人とのつながりに感謝すること。

あらゆるものを寛容な気持ちで受け入れつつ、次に向かって進んでいくのも私たちのミッションかもしれない。

静まり返った凪(なぎ)の海のように、私たち一人一人の心に安らぎと平穏が訪れんことを…

関東・東北地方の水害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。

被害に遭われた地域の一日も早い復旧をお祈りしています。


:*+:*+:*+:*+ Love×Laugh→Peace +*:+*:+*:+*:




RUN×10(ランバイテン)運動


走ることでみんながつながる、みんなとつながる…PEACE RUNの取組の一環として継続しているRUN×10(ランバイテン)運動


今回の水害の被害に遭われた方のために、走ってみませんか?


*ジャストギビング

関東・東北大雨被災者支援





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テーマ:よく生きる - ジャンル:ライフ

  1. 2015/09/10(木) 23:59:59|
  2. 世界平和
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Back to the Wilderness

【Back to the Wilderness】

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長い距離を走ってると、人生で大切なのは、最後まで走りきることだけって気がしてくる。

そのときだけは、わたしの頭もずっとこんがらがったりとかしてない。

なにもかも静まりかえって、あるのは純粋な流れだけになる。

わたしと動作とその動きだけ。それがわたしが愛するもの---

ただ野蛮人になって森を走ることがね。



---ジェン・シェルトン(ウルトラ・ランナー)


クリストファー・マクドゥーガル著 "BORN TO RUN"(NHK出版)から



*****



自然の中で、ほんの少しでも野性の自分自身に戻れたらそれはとても素晴らしいこと。

忘れ去られていた自分の野性に目覚めた時、きっと新たな力が自分に宿ることを知るだろう。

きっと、走る距離やスピードやタイムなんてどうでもよくなって、ただ走ることそのものに快感を感じるに違いない。

何のために走るかなんてそんな理由も考える必要もない。ただ走りたいから走る…それでいいじゃないか。

大切なのは自分の直感、本能の赴くままに前に進むこと。

それは、言い換えるなら、宇宙からの声に耳を傾けて、感性の力だけで生きていこうとすること。


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不自然なものにはふれない、かかわらない。

自然の中で、ありのままあるがままの自分と向き合いながら、万物の創造主の思いに少しでもふれようとすること。

それがきっと、自分がこの世に生まれてきたことの意味を知るきっかけになるはずだから。



文明に依存することなく、自分自身の本来のあり方や生き方を再び考え直すべき時代に我々は今いるのかもしれない。





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テーマ:よく生きる - ジャンル:ライフ

  1. 2015/09/09(水) 19:53:42|
  2. ココロとカラダ
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高繁旅館の謎

【高繁旅館の謎】

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インターネットで「高繁」で検索すると必ず出てくる湯川温泉高繁旅館(岩手県和賀郡西和賀町湯川)。

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高繁という姓は全国でも珍しいはず。父親は広島県福山市鞆の浦の出身。

ひょっとしたらどこかでつながっているのかもしれないとあれこれ考えていた。

5年前、最初の日本縦断ランニングの旅を終えて伊賀の自宅に戻った際、高繁旅館宛に思い切ってメールを出して、高繁の由来を訪ねてみた。

すぐに返信されてきたのが次のようなメール…


*****


高繁勝彦様

メールいただきましてありがとうございます。

高繁旅館の高橋繁●と申します。

私も高繁という名字があるとは知りませんでした。

当館は高橋の「高」と名前の「繁」をから高繁旅館という屋号です。

ちなみに、私の父は繁◆、祖父は繁△という名前でした。

私で3代目で、大正中期の創業以来、高繁旅館を名のっております。

高繁様にはとても驚きと親近感が感じられます。

高繁様は日本縦断の旅等、とても活動的な方と見受けられました。

うらやましい限りです。

私の旅館は、いまだ湯治旅館として営業しており、

今の時期ですと、旅館の仕事やきのこを採ったりと、こもった生活をしております。

今度、東北にお越しの祭は是非お立ち寄り下さい。

高繁同志でお話でもできればと思います。

ご活躍をお祈り申し上げます。 
  


****


「な〜んだ」と少し落胆したものの、嬉しかったのはメールの文面から伺えるマネージャー高橋さんの穏やかな人柄。

いつか必ず訪ねようと思わされた次第である。

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インターネットで自分の名前を検索すると色んな発見がある。

ちなみに兵庫県明石市には高繁大明神なるものがあって、2013年春「環瀬戸内海ランニングの旅」の途中、実際訪ねてみた。

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東京新宿には高繁フードサービスなる会社が存在している。

青森には高繁グループが温泉や介護のビジネスをやっている。

高繁という姓のもとに生きて生かされている、ありふれた姓でないがゆえに感じる不思議な思い…。



先日、13年ぶりに再会した娘も、インターネットで私の名前を検索してメッセージをくれたことで再会することになったのだった。

昔の教え子や同級生たちの何名かとそんな方法で何年かぶりに再会する機会も少なくはない。

インターネットがもたらす不思議なチャンス。過去と未来をオンラインで結んでいるこの不思議なメディアにあらためて感心するばかりである。


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  1. 2015/09/08(火) 19:03:23|
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魂の旅人

【魂の旅人】

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時折、僕の体は大阪城公園内を走っていても途方に暮れることがある。

頭と体がうまくなじまなくなる時ってのがあるのだ。

体が大阪にあっても、頭の中の僕は、今もアメリカの砂漠やオーストラリアの平原を走っているのかもしれない。

あるいは、日本の北海道の原野の真っ只中を走っているんだろうか。

一人の旅人が、いくつもの次元で、違う世界を走っているかのような、そんな気分に時々なってしまうのだ。

これはタイム・パラドックスなのか。あるいは単なるデジャヴなのか。

長旅のさなか、夢の中で僕は故郷日本にいるとしても、現実は大陸であったりもした。

今、日本にいながら幽体離脱のように、僕の魂だけが異国を旅しているのかもしれない。

旅の空の下、黙々と走り続ける中で、頭の中は空っぽのように見えても、その実あれこれいろんな思いにふけっている僕がいる。

世界五大陸4万キロ、本当に、長い、長い旅である。


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  1. 2015/09/07(月) 23:59:59|
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愛こそはすべて

【愛こそはすべて】

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ランナーならばあらゆる道を愛せよ

トレイルだけじゃないオンロードも

トレイルを走るなら山を愛せよ

オンロードを走るなら街を愛せよ

山も街も愛せるならそこにいる人々も愛せよ

自分自身だけじゃなく

ランナーだけじゃなく

あらゆる人を愛せよ


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自然を愛せよ

地球を愛せよ

宇宙を愛せよ


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あらゆるものへの愛は

めぐりめぐって

必ず自分にも帰ってくる


:*+:*+:*+:*+ Love×Laugh→Peace +*:+*:+*:+*:


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  1. 2015/09/06(日) 23:58:01|
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北摂サイクリング

【北摂サイクリング】

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久々のペガサス号(20インチのフォールディングバイクKHS F-20RC)でのライド。

7台所有している自転車の内2台は天満橋に持ってきている(いずれもフォールディングバイク)けれど、残り5台(ロードバイク2台、マウンテンバイク1台、フォールディングバイク1台、ツーリングバイク1台)はまだ伊賀のアパートに…。

やっぱり自転車もいいなぁ。その昔は自転車少年で、小学生の頃初めて買ってもらった自転車で遠出をして40キロほど走って迷子になって、パトカーで家まで送り届けてもらった話は、先日のNHKラジオ「ラジオ深夜便〜ないとエッセー」のコーナーでも話したばかり。

今も、JACC日本アドベンチャーサイクリストクラブに所属していて、自分自身は世界を走って旅しているけれど、ここのメンバーはリアルタイムでアフリカや南米などを自転車で走っている。

JACC日本アドベンチャーサイクリストクラブの国際部長でもある中西大輔さんは植村直己冒険賞はじめいくつかの賞を受賞した世界的なアドベンチャーサイクリスト。


28歳から39歳までの11年間、130カ国で15万キロ(地球二周分)を走った方。

今回のツーリングは中西大輔さんの企画。


朝7時過ぎ、天満橋の天満満天堂を出て梅田まで自走。

阪急梅田〜豊中は電車で輪行。急行でわずか15分足らず。

集合場所となったのは、JACC日本アドベンチャーサイクリストクラブの事務局でもある

銀輪亭というサイクルショップ。 

午前9時集合。10名が集まって自己紹介。

班分けして班ごとにスタート。

朝は涼しかったが、日中は30度ほどまで上がった。ただ、標高の高い所を走っていたのでさほど暑さも気にならず。

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箕面駅から箕面の滝の2.8キロのルートは数年前の冬にも歩いた場所。ランナーもこの周辺ではたくさん見られた。紅葉の名所でもあるがまた秋に訪ねたい。

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妙見山までの登りはなかなかタフ。参加者の大半はロードバイクやクロスバイク。中西さんはオーストラリアナラボー平原でも使用したランドナー。JOBBBの馬場哲平さんはブロンプトンの18インチ。

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妙見山の上の公園で各自買ってきたお弁当を食べて休憩。

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猪名川に沿ってゆるやかな下りを楽しむ。

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4名揃ってPEACE RUNTシャツ…野間の大ケヤキの公園で


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伊丹空港近くでは着陸寸前のジャンボジェットを真下から見ることができた。


そして4時を回って銀輪亭到着。


電車でまた梅田に戻り、梅田で自転車を組み立てて天満橋に帰ってきた。

実走距離は約75キロ。標高獲得は1300メートルくらい?実走時間は大体5時間ほど。



楽しい楽しい一日でした!参加された皆さん、お疲れ様でした!また走りましょう!



*この日の写真はこちら


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  1. 2015/09/05(土) 23:59:59|
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テントの夜

【テントの夜】
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原野のフィールドでたった一人、テントで過ごした夜…満月の灯りで文庫本を読んだり、満天の星空の下でアールグレイティを沸かして飲んだり、震えながら寝袋にくるまってホットウイスキーをすすったり…

さまざまな回想に浸るのも楽しや…

映画「私に会うまでの1600キロ」の中で見たアウトドアは僕にとってはリアルな体験と結びついている。


大自然の懐(ふところ)に包まれてしまえば、自分のちっぽけさを思い知らされることばかり。

働いてお金を稼ぐことも、出世することももちろん大切なことだし、人を愛して人から愛されることも必要不可欠なこと。

でも、もっともっと大切なのは、今、生きて生かされていることの実感を得ることなんだろうな。

僕らの人生、日々いろんなことを模索しながら続いていくものではあるけれど、その根幹にあるのは、生きるための命を今与えられているということ。


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数えきれないたくさんの夜をテントの中で過ごしてきた。

眠れない夜には満天の星空の星の数を数えてみたりもした。

そして、今現実の生活をここ日本で送りながら、見果てぬ夢をなおもまだ追いかけようとしている自分がいる。


「いつでもやめてやる」と思っていた自分が「決してあきらめない」自分に変わる時、旅の面白さは極端に変化する。

楽しもう…旅もマラソンも人生も…すべてが冒険だ!

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*写真はイメージです


「PEACE RUN世界五大陸4万キロランニングの旅」公式サイト


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  1. 2015/09/04(金) 23:21:49|
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映画「わたしに会うまでの1600キロ」レビュー〜その2

【映画「わたしに会うまでの1600キロ」レビュー〜その2】

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*その1をまだ読まれていない方はこちら


*注意:一部映画のネタバレがあるのでこの映画を見る予定の方はスルーして下さい。それでも差し支えなという方、あるいは映画をご覧になられた方はぜひご一読ください。






*大陸の旅

一人で大陸を旅をすることがいかに過酷であるかは想像するに難い。

言葉をかわす相手もいない、そんな時間が長くなれば言葉も口からでなくなる。たまに出会う旅の仲間は何よりも嬉しい。たった一度の出会いがまさに一期一会。旅で得られた親友は一生の友とさえ思える。

雄大な大自然の懐に包まれそこに息づく動植物の生命力、灼熱の砂漠の猛暑から深い雪の中を歩く極寒の旅。

道は決して平坦ではない。辛く苦しいこともあれば本当に幸福の極みと思える瞬間もある。

人間だから持ちうるいろんな感情を旅で経験しつつも、最終的にはどんなことに対しても寛容に振る舞えるのが旅人。過去の自分がどんな人間であっても甘んじて受け入れる。そして、過去から学んだ教えを糧に、未来に向かって今を真摯に見つめながら生きていく人となるのだろう。



*リスク・マネジメント

一人旅には様々な危険がつきまとう。

自然災害としては、落雷、大雨洪水、突風、竜巻、砂漠なら砂嵐といった自然災害。

熱波で倒れてしまえば命取りになることもあり得る。大雪も地域や季節によっては起こり得る。

動物なら、アメリカロッキー山中にはグリズリーと言われる獰猛なクマもいる。時速50キロで走れる動物なので走っても逃げ切れない。嗅覚が鋭いので、テントの中に食料を入れていて襲われるというケースも多々あるようだ。砂漠にはコヨーテという野犬のようなヤツもいる。

毒蛇やサソリやクモなどの毒虫は砂漠ならあちこちにいる。ガラガラヘビはモハヴェ砂漠のルート66上でひなたぼっこしている場面もよく見かけたし、サソリやレッドバックスという毒グモはオーストラリアで何度かお目にかかった。

テントを張る場所も考えなければいけないのだ。

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そして、恐らく最も怖いのは人間。道を歩けば大型トレイラーのような車も時速100キロを超える高速で飛ばしているし、都市では金品だけでなく命を狙われる危険性もあり得る。

女性の場合、男性に襲われる可能性もより高くなるだろう。

すべての人を疑うわけにはいかないのだが、長く旅をしていれば危険なにおいには敏感になるはずだ。

水や食料が尽きるというのは砂漠の旅では最悪なパタンだ。誰かが突然現れて水や食べ物をくれることをあてにしていては旅人として失格。

いずれにしても起こり得る危険を想定しながら、回避できるものは回避する工夫は必要であろう。



*アウトドア的側面からの考察

1)バックパック
彼女の背負っていたバックパックには「モンスター」というニックネームがつけられていた。旅のスタート時、モーテルであれこれいろんな荷物を詰めて、その重量は女性の彼女が持ち上げるには超ヘビー、推定30キロ。旅の途中で不要な荷物を処分して最終的には20キロくらいにはなったのか。ちなみに私は50〜70キロの荷物を積んだバギー=ジョギング用のベビーカーを押して走っていた。背負うよりもはるかに多くの荷物を搬送できるし、バックパックのベルトが擦れたり、背中に汗がたまったりすることもない。


2)水
バスルームで大量の水を携帯用のタンクに入れる。水は重い。1リットルで1キロ。砂漠の40度超の気温下を歩くなら少なく見積もっても1日5リットルはいるだろう。当然水道やシャワーもないし顔も体も洗うことはないので、調理に使う水も入れれば7〜8リットル。
私の場合、ナラボー平原で無補給区間194キロ(4日かかる)を走る際に約25リットルの水を積んでスタートした。幸い気温が低い時期で助かったのだが。

砂漠の真ん中で貯水タンクを見つけても水がカラになっていた。テントで目覚めた朝に、日中と夜の気温差でテントについた水滴を舐める場面もあった。そう、砂漠は日中45度あっても明け方25度くらいになってブルブル寒さで震えるのだ。気温差が20度あるということは20度から0度に下がるのと同じレベル。


3)ツール
いろんなアウトドアツールが登場する。もちろんテントや寝袋はキャンプの必需品。

乾燥食品も常備品。水で戻したり加熱調理して食べるものもある。

彼女が使っていたガスストーブはMSRのウィスパーライト。ガソリンスタンドでも手に入る無鉛ガソリンを使うタイプ。1リットルの水を3〜4分で沸騰させられる。私も「PEACE RUN2013 オーストラリア横断ランニングの旅」では同じMSRのホワイトガソリンや灯油が使えるタイプを使っていた。

アウトドアの経験も知識もほとんどなかった彼女、燃料の種類を間違えてストーブが使えず、本来は加熱調理して食べるマッシュポテトを水で作って食べるという場面があったり、ブーツは本来大きめのサイズを選ぶべきところを、普通のサイズを買って足に豆を作ったりと大変な状況も経験していた。

ウォーターフイルターも砂漠の旅では必携。水たまりの水を濾過して、ヨウ素を使って消毒。こういったツールは自然災害時にも重宝する。2000年の東海豪雨の際、あたりが浸水しているのに水道は断水。飲水がなくて困ったことがあった。

キャンプ中、寝袋に何か生き物の気配を感じた彼女、テントから飛び出て寝袋を引っ張り出した。蛇か何かと思って買っておいたホイッスルを思い切り吹き鳴らす。かなりの音が出せることを発見。女性は痴漢撃退に使えるかも…。

彼女がいろんなアウトドア用品を揃えたお店がREI(=Recreational Equipment Incorporated)


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これはアメリカのアウトドアの生協とも言うべきシアトルに本社があるブランド。全米の主要都市に店を構える。私も何度も利用した。

サイズが合わなかったシューズを無償で交換するサービスなんてあったのかと思わされたが…。

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思いバックパックを背負って歩くことで、背中や腰にも擦過傷ができる。爪が剥がれたり血豆が潰れることも当たり前のこと。旅とは決して楽なことばかりじゃない。少しでもそういったトラブルを軽減させるためにもアウトドアツールはやはり慎重に選ぶのがいい。

基本は軽くてタフ、コンパクト。あれば便利というものは要らない。絶対に必要なもののみを持つ。映画の中で、シェリルの荷物チェックをして荷物の量を減らす場面があったが、あれもアウトドアマニアにはいい教えになるだろう。

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*音楽的側面の考察

サイモンとガーファンクルの名曲「コンドルは飛んでいく」のイントロが何度も登場する。



物悲しい寂れたイメージを持つあの歌が、荒涼とした砂漠の風景であったり山中のトレイルを歩く場面の中でサブリミナル的に使われている。

他にもクワイ河マーチなど鼻歌で歌われる場面もあった。

砂漠を走っている際、私自身もひとりで歌うことで退屈さを紛らわせていた。歌でも歌わなければやってられない…そんな気持ちにさせられる。

シェリルがトレイルを歩いていると、パニアバッグを着けた誰かのアルパカがいきなりトレイルに現れ、その後おばあさんと小学校低学年くらいの男の子がやってくる。年齢に相応しくないバカ丁寧すぎる言葉遣いとありえないくらいの礼儀正しさ…。

この男の子がシェリルのために歌を歌ってくれるのだが、この歌の歌詞がシェリルのハートに突き刺さる。

二人と別れたあと、シェリルはひざまずき、初めて声を出してオイオイ泣き始める。

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今まで強がっていた彼女が自分を解き放つために流した涙。

無理していたのだろう。いろんな悲しみを受け入れられなかった彼女は、虚構の世界に生きようとして自分自身が崩壊する一歩手前にいたのだろう。

別の場面、彼女がヒッチハイクした車のカーステレオから流れてくるカントリーミュージック。家に帰ることをやたら強調する歌詞…彼女はしんみりとはしたものの泣くところまでは行かなかった。ずっとこらえていたのかもしれない。




*写真は「わたしに会うまでの1600キロ」フェイスブックページ公式サイトから




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  1. 2015/09/03(木) 17:42:11|
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映画「わたしに会うまでの1600キロ」レビュー〜その1

【映画「わたしに会うまでの1600キロ」レビュー〜その1】

*注意:一部映画のネタバレがあるのでこの映画を見る予定の方はスルーして下さい。それでも差し支えなという方、あるいは映画をご覧になられた方はぜひご一読ください。





*パシフィック・クレスト・トレイル(=the Pacific Crest Trail、略称PCT)

アパラチアン・トレイル(en:Appalachian Trail)、コンチネンタル・ディヴァイド・トレイル(en:Continental Divide Trail)と並ぶ、アメリカにおける三大長距離自然歩道のひとつ。

全長は2,650マイル=約4,264キロでアメリカ合衆国の長距離自然歩道。

この映画で主人公シェリルは、カリフォルニア州のモハヴェ砂漠〜カスケード山脈〜オレゴン州のクレーターレイク〜ブリッジ・オブ・ザ・ゴッド(神の橋…オレゴン州とワシントン州の境を流れるコロンビア川に架かる橋)までの1000マイル=約1600キロを歩いている。



*あらすじ

主人公の女性、シェリル・ストレイドは、7年間の結婚生活、母の病死をきっかけにドラッグ中毒、セックス依存症となり離婚。自暴自棄の中で転落まっただ中の人生を送っていた。

人は転落する時には歯止めが効かない。転落するところまで転落するものだけれども、どん底にいる自分に気づいた時点で人はいつでも変わることができる。もちろんすぐには変わらないかもしれないし変えられないことだってあるだろう。

彼女を変えるきっかけとなったのは旅。それも砂漠や山岳地帯をひたすら歩き続けるトレイルの旅だ。

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シェリルの母バーバラは、DV(家庭内暴力)の夫の悪夢から逃がれ、女手ひとつでシェリルと兄リーフの二人を育てていた。

十分な学歴がなかったこともあって、自らの意志で40歳を超えてから娘と同じ大学で学ぶことを決心。辛く苦しい人生であったことは容易に想像できるが、どんな逆境にあっても生きることを楽しもうとする楽観的な生き方は素敵だ。

それからほどなくして癌の宣告を受け、儚くも他界。

母がシェリルに言った「美しさの中に身を置く」ということばが印象に残っている。

大自然そのものの美しさを彼女は旅のさなか経験する。そんなピュアで美しい風景の中に身をおくことで、彼女が一体何を学んだであろうか。

察するに、今の自分を快く受け入れなさいという宇宙からのメッセージではなかっただろうか。



*タイトルについて

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荒野とは、文字通り荒れて荒(すさ)んだ手付かずの原野ということ。

しかし、荒んでいようがなかろうが、それは本来嘘偽りのない自然のあるべき姿、きっと人間も同じだ。

化粧したり着飾ったりすることで自分を隠さず偽らず、ありのままあるがまま、等身大の自分を受け入れて生きていくことが何よりも大切なのだということをこの自然から教えられる。

原題”WILD”にはそういった意味も隠されていたのかもしれない。

邦題「わたしに会うまでの1600キロ」は、ヒューマン・ドラマとロード・ムービーの2つの要素を兼ね備えた、言うまでもなく「自分探しの旅」である。



*まとめ

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シェリルのモノローグが要所要所で我々に対する貴重なメッセージとなっている。

時に言葉使いが荒れる女性ではある(笑)が、本音ですべてを語るストレートな部分は美化されてなくていいのかもしれない。

「いつでもやめてやる」が「決してあきらめない」に変わる時、どんな辛いものであっても旅のゴールは自ずと近づいてくるもの。

シェリルを演じるリース・ウィザースプーンがすっぴんで取り組む体当たり的な演技もワイルドであった。


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過去に見た「イントゥ・ザ・ワイルド」(私の人生を変えた映画のひとつ)にも共通する部分だが、過去のさまざまなしがらみから解き放たれるために自分をリセットするという明確な旅の目的がまずあるということ。



そして、歩くというシンプルな行為が、実は過去と未来をつなぐ「今」という自分のあり方を考え、「今」の自分と真摯に向き合うための純粋な行為としてフィーチュアされている。



人は様々な理由から旅に出る。そして、その旅の手段も人それぞれ。

どこをどんな風に旅しても、旅は旅。楽しい旅もあれば苦しい旅もある。

人生悲喜こもごもと言われるように、旅もいろんなエッセンスが詰まっているから面白くもあり悲しくもある。


同じ二本脚の旅人としてこの映画を見た時に、感じることがいくつかある。

旅の手段がシンプルであればあるほど得られるものは大きい。

そして、時間をかければかけるほど旅は面白くなる。旅そのものが人生、あるいは人生そのものが旅と化していく。

旅と人生の境界線が引けなくなればいよいよ本物の旅人だと私は考えている。


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アメリカやオーストラリア、ニュージーランドを走っていて、よく旅の理由・旅に出るきっかけ(=CAUSE)をたずねられた。

「なぜ旅をするのか?」

それは、拡大解釈をすれば、「なぜ生きているのか?」という問いにも通じるものがある。

真の自分に出会う旅があるとするならば、この人生こそは真の自分と出会う場でもあるのだろう。


悩める人々は自ら悩みを作り出して悩むもの。悩みの元はすべて自分であり、そういった悩みにも意味があるということを今一度考えることが解決の糸口なのかもしれない。

悩める人々はぜひご覧下さい。




その2につづく


*写真は「わたしに会うまでの1600キロ」フェイスブックページから


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  1. 2015/09/02(水) 23:59:59|
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自由と孤独と寛容と

【自由と孤独と寛容と】

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人生そのものが冒険となってしまった今、ありとあらゆることが起こり得るということを前提の上で、何が起ころうとも、感謝の気持を持って、ありのままあるがままを受け入れる寛容な心でいるのがいい。

頭と体を柔らかくして自由な発想を持つ。そして、大きく深呼吸しながら、次の瞬間に備えること。

目の前で起きていることを単なる現象やできごととして捉えるのではなく、そこに秘められた意味や意義・価値を見出だせるようにするのもまた大切なことなのだろう。

孤独であればあるほど自分の内面と向き合う時間が十二分に持てる。自身の内面を平穏に保つこともまたPEACE RUN。



以上は、オーストラリア横断ランニングの旅で、1200キロを1か月かけて走破すべく、砂漠のナラボー平原の入り口に立たされた時に感じたこと…。





*****





宇宙に身も心も委ねて、すべては魂の赴くままに…

走るということを通じて、世界に癒やしと平和を…



2年前の今日、「PEACE RUN2013 オーストラリア横断ランニングの旅」をパースからスタートした。


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  1. 2015/09/01(火) 20:38:50|
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プロフィール

KAY(高繁勝彦)

Author:KAY(高繁勝彦)
冒険家:アドヴェンチャー・ランナー、NPO法人“PEACE RUN”代表、サイクリスト(JACC=日本アドベンチャーサイクリストクラブ評議員)、ALTRA JAPANアンバサダー
旅人、詩人・アーティスト、クリエイター、ナチュラリスト…。元高校教師(英語)。

大阪府松原市生まれで、現在、大阪府富田林市に在住。

楽天ブログ時代(2006.4.2)からノンストップブログ更新中。公式サイト
「PEACE RUN 世界五大陸4万キロランニングの旅」
“KAY’S WORLD”もよろしくお願いします。

プロフィール詳細はこちら

二度の日本縦断(「PEACE RUN 2010日本縦断3,443kmランニングの旅「PEACE RUN2012 日本縦断ランニングの旅 PART2」で実質の日本一周ランニング6,925kmの旅を完結。

2011年はPEACE RUN 2011アメリカ横断5,285kmランニングの旅を138日で完了。

2013年9月から163日で「PEACE RUN2013オーストラリア横断ランニングの旅」5,205kmを走破。

2014年11月から2015年2月、83日でPEACE RUN2014ニュージーランド縦断ランニングの旅2,796.6kmを走破。

2016年7月〜11月、110日間で7カ国3,358.8キロ、「PEACE RUN2016ヨーロッパランニングの旅」を走破。

2017年9月〜10月、「PEACE RUN2017四国一周ランニングの旅」1000キロ走破。来年の「PEACE RUN2018ヨーロッパランニングの旅PART2」に備える。


2011年3月14日、東日本大震災の3日後、「RUN×10(ラン・バイ・テン)運動」を発案・提唱、全国に展開させる。

2012年末、facebook上の公開グループ、平和的環境美化集団"THE SWEEPERS"を発足、活動を展開中。

2013年、一本歯下駄で世界平和をめざすfacebook上の公開グループ「一本歯下駄クラブ」を発足、活動を展開中。


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