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KAY'S BLOG

独行道~Lonesome Road of Running

第5回奥出雲ウルトラおろち100キロ遠足(とおあし)

 【第5回奥出雲ウルトラおろち100キロ遠足(とおあし)】

前夜祭を終えた翌朝は午前3時起床。フロントで午前4時に朝ごはん(仁多米のおにぎり2個)を頂いて、送迎の車で大会会場へ。

午前4時半横田庁舎前に到着。気温マイナス2度。庁舎付近の桜はほぼ満開にもかかわらずこの冷え込み。

日中は16度まで上がるとの予報。スタートを待つランナーは寒さで震えながらも、お互いに記念撮影をしたり、ウォーミングアップをしたりしている。

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午前5時スタート。500名を超える100キロランナーたちが一斉にスタート。

6時間後の午前11時には仁多庁舎前を60キロのランナーたちがスタートする。

元々私は裏方(スタッフ)として参加、大会を盛り上げるのに尽力していたが、途中からゲストとして呼んで頂けることになった。
100キロは全部走らずいつも途中まで、今年は前半の42キロまで走り、その後は海宝さんと車でエイドステーションを訪ね、スタッフの皆さんを労い、ランナーを応援する側に回った。
長い1日の始まり。100キロのタイムリミットは午後9時。16時間を使ってランナーたちはそれぞれの道を進んでいく。

真っ暗な中、庁舎を出てしばらくは街灯もあったけれど、畑や田圃に囲まれたところではほぼ暗闇。

朝の早くにもかかわらず沿道に出て声援を送ったり手を振ったりしてくれる町の人々には笑顔で「おはようございます。ありがとうございます!」の声をかけた。

ところどころで長いダラダラ坂の登り。前半から少し速いペースのランナーに引っ張られてしまった。

徐々に明るくなってきた。

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桜の花が咲いているすぐ下の田んぼの水が凍りついていた。朝日を浴びた薄氷がキラキラ輝いている。



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前半のエイドステーションはほぼすべて立ち寄り写真を撮った。

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エイドステーションは道の駅やコミセン(コミュニティセンター:いわゆる公民館)を利用したもの、あるいは沿道にテントを設営した場所で水やスポーツドリンクなどのドリンク、地域の美味しいもの・特産品を並べてくれている。

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特に奥出雲は海の幸や山の幸などいろいろバラエティに富んだものを用意してくれていて、それだけでも楽しめる。

一例を上げると…西日本トップレベルのお米仁多米(にたまい)のおにぎりや卵かけご飯、焼き鯖、ジビエ(猪汁やぼ猪鍋)や奥出雲町内の有名なパン屋さんのパン、スイーツなども…

毎年いろいろ変化を加えてランナーを楽しませてくれる。

ちょっと食べては走り、またちょっと食べて飲んで走る…この繰り返し。結果的に100キロ走ったにもかかわらず体重が2〜3キロ増えるというケースも少なくはない(笑)。


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平坦なところがほとんどない奥出雲のコース…特に長い坂がダラダラ続くところは心も折れて歩き出すランナーも…

80キロから85キロの間には魔のおろちループが待っている。

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出雲坂根駅(標高564m)から三井野原駅(標高726m)の高低差162mを、おろちがとぐろを巻くように見える二重ループを登らなければならない。ここはコース中最大の難所。

坂根駅を下り終えてようやく「おろち退治」が完了する。

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登っても登っても永遠に登り続けるような気持ちにさせられる往路のおろちループ。たいてい風向きは登りで向かい風。

下りで追い風。ところが90キロ近くで脚もかなりガタガタで、無理にペースを上げるとスピードがコントロールできなくなって転倒しかねない。

昨年は雨風が激しく、この辺りでリタイアしたランナーも多かったように思う。

100キロもの距離を人力で進むのだからいろんなことがある。痛みがいろんなところに出始めて、やめる理由をあれこれ考え始める。

しばらくすればまた痛みも収まり何とか本来の走りが戻ってくるも同じことの繰り返し。

いったん座り込んだらもう立てなくなってしまう。

それでも立ち上がって、走り出して、ゴールを目指さなければウルトラマラソンは完踏できない。


エイドステーションを回りながら海宝さんはあちこちで熱弁を振るう。

第0回プレ大会からそれは変わらない。

海宝さんは80年代から90年代初頭にかけてスパルタスロンやトランス・アメリカフットレース(日本人では初の二度完走)などを完走。




日本でもウルトラマラソンを普及させようと、海宝ロードランニングをスタートさせ、これまで19もの大会を作ってきた。

彼のポリシーではひとつのウルトラマラソンを10回(10年)やればそれで終了という。

日本のウルトラマラソン界を支えてきたが今はもう既に次の世代が全国各地でウルトラマラソンを開催している。


そんなウルトラマラソンのお話や、海宝さんの趣味や健康に関するお話、そういったことにまつわるいろんなウンチク・生きることの哲学などを聞かせていただけるのが私にとってはいつもありがたいこと。

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海宝さんと私に共通する点がいくつかある。

話題(話のネタ)が豊富。話し出したら止まらないこと。

そして、走ってアメリカ大陸を横断(海宝さんはランニングで2度、私は自転車で2度、ランニングで1度)したことが挙げられる。
 
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正午過ぎ、トップランナーがゴールしたという知らせ。7時間半ちょっと、何と大会記録が出たという。

最終の三井野原エイドで走っているランナーたちの応援を一旦終えて、海宝さんとゴール会場に戻る。

午後2時頃から午後9時までの7時間はずっとゴールにいてランナーたちのフィニッシュシーンを見届けていた。

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我々が戻った直後に総合4位のランナーがゴール。



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11時間〜12時間のゴールはまだ明るい。

午後6時半頃には日が暮れて、行灯で花道を作ってくれた。

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こういった演出もあって、暗くなってからのゴールはまた格別…

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今大会最年長(去年は二番目)の徳島の安喜さん(77歳)も無事にゴール。

いくつになっても100キロは走れるのだということを教えられた。



最終ランナーが帰ってきたのが午後9時少し前。

長い長い1日が終わった。この大会だけは、ランナーの笑顔を見ることで元気がもらえる。

海宝さんも同じ思いでこういったウルトラの大会をあちこちで開催してきた。

自分自身のゴールよりも他のランナーのゴールとその笑顔が見れるのがやはり嬉しい…。

海宝さんの中ではこの大会も10回で終わることになるのだろうけれど、ちょうど今年が5回なので折り返し地点。

私自身もこの大会が続く限り参加させて頂きたいし、関わり続けていたいと思う。

奥出雲で出会って頂いた皆さん、スタッフの皆さん、お疲れ様でした&ありがとうございました。

また来年お目にかかりましょう!!







*この日の写真はこちら

「奥出雲ウルトラおろち100キロ遠足(とおあし)」公式サイト

*第4回大会のレポートはこちら

*第3回大会のレポートはこちら

*第2回大会のレポートはこちら

*第1回大会のレポートはこちら

*第0回大会のレポートはこちら




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プロフィール

KAY(高繁勝彦)

Author:KAY(高繁勝彦)
走る旅人:アドヴェンチャー・ランナー、サイクリスト(JACC=日本アドベンチャーサイクリストクラブ評議員)、ALTRA JAPANアンバサダー、 YAMANOVAコーヒーアンバサダー、ARUCUTO一本歯下駄アンバサダー、旅人、詩人・アーティスト、クリエイター、ナチュラリスト…。元高校教師(英語)。  
大阪府松原市生まれで、現在、大阪府富田林市に在住。妻はミュージシャンでかつてぴよぴよ名義で「らんま1/2」エンディングテーマ「虹と太陽の丘」を歌っていた。

楽天ブログ時代(2006.4.2)からノンストップブログ更新中。公式サイト 「PEACE RUN 世界五大陸4万キロランニングの旅」“KAY’S WORLD”もよろしくお願いします。 プロフィール詳細はこちら。 

二度の日本縦断(「PEACE RUN 2010日本縦断3,443kmランニングの旅「PEACE RUN2012 日本縦断ランニングの旅 PART2」で実質の日本一周ランニング6,925kmの旅を完結。 

2011年はPEACE RUN 2011アメリカ横断5,285kmランニングの旅を138日で完了。 2013年9月から163日で「PEACE RUN2013オーストラリア横断ランニングの旅」5,205kmを走破。 

2014年11月から2015年2月、83日でPEACE RUN2014ニュージーランド縦断ランニングの旅2,796.6kmを走破。 2016年7月〜11月、110日間で7カ国3,358.8キロ、「PEACE RUN2016ヨーロッパランニングの旅」を走破。 

2017年9月〜10月、「PEACE RUN2017四国一周ランニングの旅」1000キロ走破。2018年5月「九州一周ランニングの旅」で約900キロ走破。 

2019年夏にヨーロッパ続編となる「PEACE RUN 2019 ヨーロッパランニングの旅PART2」を予定している。

2011年3月14日、東日本大震災の3日後、「RUN×10(ラン・バイ・テン)運動」を発案・提唱、全国に展開させる。 

2012年末、facebook上の公開グループ、平和的環境美化集団"THE SWEEPERS"を発足、活動を展開中。 

2014年、一本歯下駄で世界平和をめざすfacebook上の公開グループ「一本歯下駄クラブ」を発足、活動を展開中。 講演・セミナー・取材などの問い合わせ・依頼は下のメールフォームでお願いします。

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