【思い出の街牧野探訪】
天神橋5丁目さんの企画で母校の関西外国語大学を訪ねた。
彼とは楽天ブログを通じて自転車絡みのつながりがあったのだが、偶然同じ大学出身であることがその後すぐ判明。
自転車でのツーリングもご一緒させてもらったり、新年会でも二回ほどお目にかかったことがある。
彼のアメリカンフットボール部の一つ後輩のN村さんは、自分が二年前にびわ湖をランニングで一周している際に偶然出会って、自分のブログを既に見ておられたということでびっくり。さらに、彼も自分の大学の後輩であるということも…。
折に触れてブログにコメントをいただいたりしていたが、天神橋5丁目さんと牧野に行く話しをしたところ、ぜひ参加したいということで今回のツアーに至ったという次第である。

午後2時京阪枚方市駅に集合だったが、かなり早い時間に出発。

京橋駅のカフェでランチ。

枚方市駅もきれいになりました。

天神橋5丁目さんのフォールディング・バイク(折りたたみ自転車)DAHONとわが愛車ルイガノDACHS(ダックス)。
N村さんはルイガノのマウンテンバイクで現れた。
関西外大はかつて片鉾キャンバスがメインだったのだが、何年か前に中宮にキャンパスが移転。
と同時に、学生で賑わった牧野の街はほぼゴーストタウン化。学生を相手にしていた多くの店が今はもう店じまいしていた。
キャンパス内にはマクドナルドやコンビニまである。今のたいていの大学には珍しくないのだろうが…。
カフェテリアに入って、アイスクリームを食べる。なぜかわくわくどきどき…。
ただでさえ若い女の子たちが多いキャンパスで、オッサン三人がアイスクリームを食べる光景はどんな風に見られていたのだろうか?
天神橋5丁目さんは、「まだ学生に見えませんかね?」と言っておられたが…。いくらなんでも…。
自分の教え子もまだ何名か在学している。自分の歳から言えば、彼ら/彼女たちの親と同世代になるわけだ。
自分が在学していたのが1979年~1983年。教職科目の聴講で自分はその後もう一年、事務局の学生課と図書館で非常勤職員をしていたが…。
当時はまだ携帯電話もなかった。キャンパス内をジャージ姿でうろつく学生も多かった。
下駄やサンダルで授業を受けに来る学生もいた。
自分の先輩の一人は、スーパーのレジ袋に教科書や筆箱を入れて講義に出ていた。
今の学生はオシャレで、男子学生は妙にか弱そうに見える。
「体育会系」特に武道系の硬派の学生なんてもう見当たらない。
あの当時、ガクランに身を包み、パンチパーマでいかつい顔をしてキャンパス内を闊歩していた自分がいた。

中宮から牧野の商店街を抜けて昔住んでいた下宿跡を訪ねる。自分が住んでいた花池荘は今はもう普通のマンションに変わっていた。
天神橋5丁目さんの住んでいたアパートは、自分の下宿から100mほどの距離だった。建物はまだ残っていたがかなり老朽化が進んでいたようだ。
当時存在していた花池はもう埋め立てられて公園になっていた。
そして、一番訪ねたかったのが、牧野駅前の酒道場。

大学2年の夏から4年の終わりまでずっとバイトしていた居酒屋だ。

カウンターだけが20mも続く店。はっきりいって綺麗ではない。ほこりや油汚れにまみれた天井や壁はなんともいえない色をしている。
おやじさんは…健在だった。もう69歳になられていた。
大学キャンパスが移転して、学生の客はほとんど来なくなったようだが、たまにOBやOGが我々のようにふと思いついてやってくるという。
当時のメニューはそのまま残っていた。

ドテ焼き…昔のままの味…懐かしすぎて涙が出てきた…。

豚玉なし…豚肉を炒めて目玉焼きとキャベツを添えたもの。


オムそば…卵6個、そば玉6つを使った豪快なメニュー。3人で食べてようやく食べきったけれど、最後の方はもう…ゲップ…です。
昔話に花が咲き、時間の経つのも忘れてしまっていた。
最後に来たのはもう四半世紀も昔。今年創立43年となった酒道場、自分を育ててくれた牧野の街のシンボルとして忘れられない場所である。
牧野の駅で3人は輪行して車中の人に…。

天神橋5丁目さん、N村さん、ありがとうございました。
ぜひまた酒道場へ行きましょう。
*天神橋5丁目さんの写真盛りだくさんのレポートは→
こちら
(Illustration "Morning Moon" by kay)
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テーマ:今日の出来事 - ジャンル:日記
- 2010/04/10(土) 23:59:59|
- 回想
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| コメント:6
牧野ツアーご堪能の様子が伺えてきました。
なつかしく、涙が出そうになりました。
定期開催予定の同窓会には是非参加させて頂きたいと思います。
- URL |
- 2010/04/11(日) 04:10:49 |
- Masa@LA #-
- [ 編集 ]
Masa@LAさん:
ぜひまた帰国された際にはまた行きましょう。
昭和のフレイヴァーが色濃く残る酒道場は、ある意味異次元空間のようですよ。
懐かしい写真を今いろいろ振り返ってみています。
- URL |
- 2010/04/11(日) 11:41:35 |
- KAY.T #-
- [ 編集 ]
懐かしい、一時を過ごされたようで何よりです。
古き良き時代の象徴的な居酒屋は、昭和浪漫に溢れていますね!
私も、学生時代を送った阪急沿線界隈を訪ねてみようかと・・
ふと、そんな気持ちになりました。
- URL |
- 2010/04/11(日) 13:25:18 |
- mid-tail #-
- [ 編集 ]
mid-tailさん:
青春時代を過ごした町を訪ねるのは、いいものですね。
ほろ苦い思い出も楽しかった思い出も一度にフラッシュバックして、やるせない気持ちにさせられてしまいます。
ぜひmid-tailさんも母校と思い出の町を訪ねられてみてはいかがでしょうか。
- URL |
- 2010/04/11(日) 15:26:42 |
- KAY.T #-
- [ 編集 ]
ご無沙汰してます。どんどんお元気になられるご様子に安堵しております。
毎日読ませて頂いているので、お辞めになられたことはすごく自然に受け止めています。
とは言え、6年生になったら英語はKAY.T先生に!?などと思ったりしてたのでちょっぴり残念です…。こんな事なら一度くらいご挨拶しとけば良かった…。
でもいつもいつもお忙しそうにされてたので、いずれそのうちにと悠長にしていたのがいけませんでしたね。私ももう40代半ば、日々を悔いなく送らなくてはと思いました。
しばらくは全力で遊んで下さい。これからもブログを楽しみにしております。
最後になりましたが、いろいろお世話になりました。本当に有難うございました!
- URL |
- 2010/04/11(日) 16:38:48 |
- 釣鐘まんじゅう #-
- [ 編集 ]
釣鐘まんじゅう さん:
ご無沙汰しています。
ご挨拶もできませんでしたが、いろいろとありがとうございました。
いよいよ6年生ですね。
ラグビーも勉強も真剣に頑張ってくれることを期待しています。
何よりも自身の進路実現に向けて、全力で取り組んでもらいたいものですね。
今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。
- URL |
- 2010/04/11(日) 17:33:10 |
- KAY.T #-
- [ 編集 ]