【自業自得】
朝、血みどろのシーツを洗濯。
怪我した左肘の辺りがやはり痛む。擦過傷…いわゆる擦り傷だが、結構深い。

昨日帰宅後、消毒液が家になかったので、シャワーの水で洗浄。そのあとオロナイン軟膏を塗って、ウェットティシューをあてた。
オロナイン軟膏で思い出した。
1991年のアメリカ横断自転車旅行中、コロラド州のクアーズのビール工場を見学。グラス3杯分くらいのビールを飲んで、再びペダリングを続けていた。
雨がザーッと降ってきて、線路を横断するところだった。道はカーブしており、線路に垂直には交差していなかったため、磨り減ったタイヤはツルリン!といってしまって、ペダルで右のすねの辺りを深く切ってしまった。
切り口が開いてたのをボトルの水で洗い流し、膝の辺りをバンダナで縛って、痛みをこらえて何とかペダルを続けた。
そのあとデンヴァー市内のユースホステルに泊まった。
本当なら傷口を縫合しないといけなかったのだろうが、医者にも行かずにオロナイン軟膏だけで治した。「オロナイン軟膏って凄い」と旅から帰国して改めて思わされた。
今日一日、反省を兼ねていろいろと考えていた。
昨日の失敗ダイジェスト…。
①飲みすぎた(中生4杯に焼酎お湯割り2杯…ひょっとして3杯?)
②最終電車で居眠りしてて一駅乗り過ごす(伊賀神戸で降りるはずが青山町へ)
③真っ暗闇の国道をふらふら酔っ払い歩行(約3キロ)
④草に隠れていた深さ40センチほどの側溝にはまり転倒、出血
⑤流血部分をハンカチで押し当て止血
⑥突然酔いも醒めて残りの1キロほど泣く泣く帰る
⑦本日激しく反省、自宅謹慎中…
現場の状況検証…。
青山町から北に向かう国道、カーブで緩やかな下り坂。左側の狭い路肩を結構早足で歩いていた。
街灯も当然なく、車もほとんど通っていない。自分自身はよく通る道なので、路面状況は大体把握していたつもりだった。
だが、辺りが暗い上に、路肩付近にも草がぼうぼうに生えていた。側溝も草で隠れてよく見えず、まさに落とし穴状態。自分自身は鳥目でもなかったが、さすがに酔っていて視界も限られていたのだろう。
左足を一歩踏み出した瞬間、着地すべきはずの左足は深さ40センチほどの側溝へ…。
ふと夜空が目に映り、体が左回りに半回転したような…。その後、背中は勢いよく草むらの茂みの方にばたりと倒れた。
一瞬、頭の中では、暴漢か通り魔に襲われたのかとも思い、すぐに周りを見回したが誰もいない。
立ち上がって体勢を整えて、状況を確認。
痛み…左肘が出血。暗いので分からなかったが、道にポタポタと流れている。すぐさまポケットのハンカチを患部に押し当てた。ひじの骨も多少痛む。かなり強くぶつけたのだろう。幸い、骨太な人間なので今まで骨折したことは一度もない。
右ひざ、道路にぶつけはしたが軽い打撲、少し擦りむいたが問題なし。
情けないやら恥ずかしいやら…泣く泣く家を目指してとぼとぼ歩き始めた。
自転車でもランニングでもなく、酔っ払って、歩いてて転倒するというのがあまりにも愚かしい。
事故の最大の原因は「油断」だった。自分の心にも体にも隙があったのだ。
LEDライトでも持っておくべきだった。それよりも、電車で居眠りせず、降りるべき駅で降りていれば起こらなかった事故だということ。最終電車の一本前で帰るべきだったかも知れない。
あるいは大阪の実家に帰るという手もあった。
運命はどこでどんな風に自分を弄ぶか分からない。その場面では予測がつかないことも、すべては後になってみて初めて分かること。
幕末動乱の時代、もし自分が攘夷の志士だったならば、昨日の状況では辻斬りに遭って、間違いなく斬られていたことだろう。
年末のPEACE RUN(伊賀市~熱田神宮130キロ)でも夜通し走ってて、居眠りランニングで何度か田んぼにはまりかけたり、無意識の内に車道を走ってたりもした。一歩間違えば大事故になりかねない。
いつまでもふさいでいても仕方ないのだが、痛みがまだ続いてて、一日や二日で治る怪我でもないのでひたすら我慢。
誰のせいでもない、自業自得である。
まさに、油断大敵。
この事故を反省材料に、PEACE RUNでは安全第一・健康第一で走ろう。
長い旅、何が起こるか分からないのだから…。
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テーマ:笑いたいだけ笑えっ! - ジャンル:お笑い
- 2010/06/28(月) 17:13:11|
- 笑ってください
-
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-
| コメント:16
一歩間違えれば大怪我してたかもしれないじゃないですか?!
お気をつけください!
そして痛みが続くようでしたら、絶対に無理せず病院に行ってください。
もっとご自分を大事になさってください。
とても心配です。
・・・と言っても先生はとても反省されている様なのでこれからそんな事はないとは思いますが、
旅の道中でも「安全第一」で
どうかご無事で。
無理はなさらず
あと、お酒はほどほどになさってくださいね。
小言っぽくなってすみません。
コメント失礼しました。
- URL |
- 2010/06/28(月) 19:23:41 |
- あきゆきこ #LkZag.iM
- [ 編集 ]
失礼ながら、この程度ですんで良かったですね!
酩酊せずとも、どこで災難にぶつかるかわかりませんよ。
いよいよ、出発の時が迫ってきました。
お気をつけて・・!!
- URL |
- 2010/06/28(月) 20:27:29 |
- mid-tail #-
- [ 編集 ]
あきゆきこさん:
> 一歩間違えれば大怪我してたかもしれないじゃないですか?!
一歩踏み間違って側溝で怪我…本当にただの一歩だったんですが…。
> お気をつけください!
> そして痛みが続くようでしたら、絶対に無理せず病院に行ってください。
薬局で消毒薬と大き目のバンドエイドを買ってきました。
傷口全体を覆っているおかげでシーツは汚れずに済みます。
> もっとご自分を大事になさってください。
> とても心配です。
> ・・・と言っても先生はとても反省されている様なのでこれからそんな事はないとは思いますが、
ホント深く反省…酒の失敗って一番情けないんですね。過去にそんな失敗をした連中を鼻で笑ってましたが…。
> 旅の道中でも「安全第一」で
> どうかご無事で。
> 無理はなさらず
そうですね。レースじゃないのでまずは安全と健康第一。
> あと、お酒はほどほどになさってくださいね。
> 小言っぽくなってすみません。
> コメント失礼しました。
心配していただいてありがとうございます。
お酒はしばらく禁酒。傷口が治るまで我慢します。
- URL |
- 2010/06/28(月) 21:03:16 |
- KAY.T #-
- [ 編集 ]
ANCHINさん:
反省するのは自分だけですよ。
そもそも自分自身の不注意と油断が招いた事故ですから。
この辺、自分自身が子供でしたね。
自分の安全と健康は自分で守るのが当たり前。
> PEACE RUNでの御安全を祈ります。
無事故で帰ってこれるよう頑張ってきます。
お気遣いありがとうございました。
- URL |
- 2010/06/28(月) 21:06:10 |
- KAY.T #-
- [ 編集 ]
mid-tailさん:
酔った時点でもっと慎重になるべきでした。
歩けるとは言っても暗闇の中、タクシーでも使うべきでしたね。
時間やお金をケチるととんでもないことになりかねません。
学習機能をONにして、今後こんな失態はしでかさないようにしなくては…。
- URL |
- 2010/06/28(月) 21:09:48 |
- KAY.T #-
- [ 編集 ]
こういう傷口にはサランラップを貼っておくと治りが早いです。お試しください!
お大事に!!
- URL |
- 2010/06/28(月) 22:55:57 |
- ヤンヤン #-
- [ 編集 ]
Kay T先輩、
旅の前に、怪我ということで心配しましたが、これぐらいの怪我はKay T先輩にとっては文字通り擦り傷だと思います、これはこれから始まる長い旅を無事に完走するお祓いみたいなものと考え、PEACE RUNは思いっきり楽しんで下さい!
- URL |
- 2010/06/29(火) 00:36:41 |
- Masa@LA #-
- [ 編集 ]
KAY.T さん、こんばんは。
大事な出発の前にとんだ災難ですねえ。
比較的きれいな傷のようですが、ラップ療法を始める前に一度徹底的に傷口を洗ってきれいにしてください。細かい砂等が傷に残っていると化膿する原因になります。
傷は毎日きれいな水で洗ってラップで覆い、乾燥しないようにしてください。オロナインやただのワセリンを塗っても良いです。ただ、傷の周りが赤く腫れてきて痛みが出てきたらそれは感染を併発している徴候ですから、必ずお医者さんで抗生物質をもらってください。
どうぞお大事に。
- URL |
- 2010/06/29(火) 00:46:41 |
- まっさー #-
- [ 編集 ]
Masaさん:
ありがとうございます。
怪我しても怪我と思うなかれ…。
昔、剣道部の顧問をしてた先生によくそんなことを言われました。
「血が出ても水で洗い流してつばをつけておけ」
という教えもあながち嘘ではないんですね。
生命力の強さが怪我の治りを早めてくれるのでしょう。
心も肉体も魂もびくともしないように強靭なものにしていきたいものです。
- URL |
- 2010/06/29(火) 09:38:48 |
- KAY.T #-
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まっさーさん:
こんにちは。
職業的専門家からの確かなアドヴァイス、ありがとうございます。
さっそくそれにしたがってやってみます。
バンドエイドとか意外に高価だということを昨日薬局で初めて知りました。
こんなところにお金をケチってはいけないのですが…。
仕事を辞めてからお医者さんの世話になるようなことだけはしたくありませんから。
安全第一・健康第一ですね。
- URL |
- 2010/06/29(火) 09:42:44 |
- KAY.T #-
- [ 編集 ]
大丈夫ですか?!相当ひどい傷ですね。
酔ってられるとあまりその瞬間は痛みもひどく感じないんでしょうか。
こんなじめじめした季節ですからちょっと治りも遅いかもしれませんが、今後の旅に備えてしっかり治して養生なさって下さいね!
もうすぐ出発ですか?
色々な思いがあるでしょうが全てを払拭して全パワーで挑んで下さい。
途中くれぐれも事故やお怪我などないようにとお祈りします。
しかし相当な傷です・・・
私も昔からちょくちょく怪我をして縫ったりしたのですが、縫わなくても大丈夫ですか?
縫った方が治りが早いような気もするんですが・・・
- URL |
- 2010/06/29(火) 17:40:57 |
- パリジェンヌ #-
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パリジェンヌさん:
怪我した直後だと縫うこともできたそうです。
素人判断はやはりダメでした。
湿潤療法というのがあるそうです。
傷口を消毒すると元気な細胞まで殺してしまうので、患部を水洗いしてあとはサランラップを巻いておくだけ。
こうすることで傷口に潤いを保って治りを早め、しかもかさぶた状にならないようにする。治った後の見た目もきれいんだそうです。
明日、北海道へ。
何があろうとも走り終えて戻ってまいりますぅ~。
- URL |
- 2010/06/29(火) 23:35:06 |
- KAY.T #-
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