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独行道~Lonesome Road of Running

冒険の共有~その2

【冒険の共有~その2】

everest
(Photo: Mt.Everest 8848m *ウィキペディア提供)


*1月30日分の更新…その1は…こちら


日清食品はスポーツ支援活動にも力を入れている。栗城さんの活動も支援しているということを最近知った。実は、この日清食品にも、3日ほど前に問い合わせのメールフォームを使ってスポンサー依頼をしたばかりだった。


保存が利く上に軽いということから、アルピニストの間でもカップヌードルは頻繁に利用されているし、スペースラムといわれる宇宙食としてのラーメンも日清食品が開発して、実際に、宇宙飛行士の野口さんもスペースシャトル内で食し、絶賛されたという。


このイベントのあと、アンケートが用意されていて回答記入ご提出すればおみやげにインスタントラーメンの詰め合わせパックをお土産に頂いて帰った。久々に食べるチキンラーメン…楽しみである。



栗城史多(くりきのぶかず)さんは北海道出身。今年6月で29歳。失恋があって、ニートや引きこもりの時代を経て、登山に開眼。周囲の人々には無謀と言われながらも、大学3年生で北米最高峰のマッキンリー(6194m)に単独登頂成功。その後6大陸の最高峰を単独登頂。

2007年、初のヒマラヤ遠征でチョ・オユー(8201m)の単独・無酸素登山に成功。この時に、インターネットでの動画配信という画期的な取り組みをスタート。

冒険は自分だけのものではない。日常社会で悩み苦しみ挫折しながらも生きている人たちの思いと共に山を登るのが自分の使命だと気づいた栗城さんは、「冒険の共有」というテーマで、世界最高峰エベレストへの無酸素単独登頂に挑み続けている。

すべての山にはピーク(山頂)がある。しかし、そのピークを越えても越えても、先が見えてこなかったのだが、自身の使命を認識して初めて、彼はピークの先にあるものが見えてきたという。

自分にしかできない冒険…人々に無限の可能性を伝え、一歩を越える勇気を与えること…。

エベレスト登頂のために莫大な費用がかかる。

入山料だけで一人50万円近く。加えて、彼は通信機器を持参する。通信機材も衛星をまるまるひとつ使うことになるため、エベレスト登頂に取り組むだけで1億を越えるお金が動くのだ。

当然スポンサーなしにはできないこと。チーム栗城を結成し、ベースキャンプと無線で交信しながら、かなり思いリチウム電池と通信装置を背負いながらデッドゾーンといわれる7500m以上の高みへと足を踏み入れていく。



山頂へのアタックのために、自身のテントを出る瞬間が一番怖いのだという。

「もし生きて帰れなかったら…」

そんな恐怖が常に自分に降りかかってくる。

これまではただ運がよかっただけなのかも知れない。

運悪く、マッキンリーのクレバス(深い溝状になった岩場の切れ目)に転落することだってあったのかも知れない。

危険を承知の上で、常に死の淵に足を踏み入れるようにして、一歩ずつ進んできた。

無酸素で、息も絶え絶えに登攀する彼の様子はカメラが確実に捕らえている。

カメラのレンズの向こうにいる人たちに、リアルタイムの自身の生き様を映像として配信するのも、また彼の使命だったのだ。



苦しみからは逃れることはできない。じっとしてても苦しみは消えはしない。逃げればいつもあとから自分を追いかけてくる。ならば、その苦しみさえにも感謝して受け入れてしまうこと。


栗城さんの「すべてに感謝」という言葉にも心打たれた。

一人で登る山ではあれど、必ずその一歩を支えてくれる数え切れない人々の存在がある。

彼にも、今の自分と同じような時期があった。企画書を持って企業を回りながらスポンサーを依頼し続ける日々…。講演会を開催しても10人前後しか集まらなかったり…。

ただ、日に日に支援者が増えてきて、いつの間にか口コミで仲間が仲間を呼び、メディアにも取り上げられていく内にスポンサーもひとつ増えふたつ増え…現在に至っているのだという。冒険は一人でするものだけど、支えてくれる多くの仲間があってのこと。栗城さんの「冒険の共有」というテーマに深く共感している。

あきらめれば夢はそこで終わる。でもあきらめなければ夢は消えることはない。

夢をかなえるために、1日10回はその夢を口にせよという。9回でも11回でもだめなのだ。

なぜか…。

「叶」えるという漢字は、口へんに十と書く。だから口にすること十回…。

11回だと、口へんに十一で「吐」くという漢字になってしまう。夢を吐き出してしまえば当然夢はかないっこない。


ユーモアを交えながら、面白おかしく話していることも、実は、血と涙と汗と、さまざまな苦痛がその陰に隠れていることを自分は知っている。

彼は垂直距離を極めるために、自分は水平距離を極めるために、一歩ずつ進むことに変わりはないのだ。



講演会のあとで、栗城さんに名刺をお渡ししてあいさつだけさせてもらった。

162センチ、60キロの小柄な体の中に秘められた戦士のような荒々しさ…。

常に死を覚悟した侍のような空気が彼を包んでいるかのようにも思えた。


自分の名刺を見て「どこかオーラが違って見えました」と言われたことに少しびっくり。

同じにおいのする仲間は何か反応しあうものがきっとあるのだろうか…。



インスタントラーメン発明記念館を後にして、Hさんと喫茶店に入り、お互い感想を述べ合った。Hさんも山をやっているし、山のトレーニングの一環としてマラソンにも力を入れている。

自分自身のこれまでの体験や今後の計画をいろいろと聞いていただいた。いろんな形でまた支援いただけるという。ありがたいことだ。

お子さんたちとも山を登られるそうだが、きっとお父さんのように強くたくましい人になってくれるだろう。



今、改めて冒険というものを見直してみる。

冒険とは…自分の内にあるイメージを形あるものにする作業…。

と同時に、人と人とのつながりを構築していく中で、真の自分自身を見つけ出す取り組み…。

さらには、自分の冒険をメディアを通じて周りの人々に体験してもらうことで、冒険家と共に感動と勇気を分かち合うもの…。

そして、感動と勇気をもらった人々もまた、それを、自分自身の未知の可能性へと一歩踏み出すエネルギーに換えていくものなのかも知れない。


どんな素晴らしい偉業を成し遂げても、それが独りよがりのものであってはいけないのだ。

インターネットを、単なる情報の媒体として考えていた自分は大きな誤解をしていた。

インターネットは、夢や希望、勇気や感動をも世界中に発信することができるし、それを世界中のどこにいてもリアルタイムでキャッチすることも可能な媒体であると、今改めて認識しよう。



栗城さんからも大きなパワーをいただけた。

目指すものは大きければ大きいほどいい。

LOCALな視線も必要だがそれでは全体が見えない。GLOBALな視線で見つめれば、すべてが見えてくる。



目標は、既に世界へ…。


チャレンジの日々は続く。



*お知らせ:

「PEACE RUN 2011アメリカ横断5,000kmランニングの旅」への支援サイト

OPENしました!

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テーマ:夢に向かって生きる - ジャンル:ライフ

  1. 2011/01/30(日) 14:52:34|
  2. 旅・冒険
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プロフィール

KAY(高繁勝彦)

Author:KAY(高繁勝彦)
走る旅人:アドヴェンチャー・ランナー、サイクリスト(JACC=日本アドベンチャーサイクリストクラブ評議員)、ALTRA JAPANアンバサダー、 YAMANOVAコーヒーアンバサダー、ARUCUTO一本歯下駄アンバサダー、旅人、詩人・アーティスト、クリエイター、ナチュラリスト…。元高校教師(英語)。  
大阪府松原市生まれで、現在、大阪府富田林市に在住。妻はミュージシャンでかつてぴよぴよ名義で「らんま1/2」エンディングテーマ「虹と太陽の丘」を歌っていた。

楽天ブログ時代(2006.4.2)からノンストップブログ更新中。公式サイト 「PEACE RUN 世界五大陸4万キロランニングの旅」“KAY’S WORLD”もよろしくお願いします。 プロフィール詳細はこちら。 

二度の日本縦断(「PEACE RUN 2010日本縦断ランニングの旅(3,443km)「PEACE RUN2012 日本縦断ランニングの旅 PART2(3,482.3km)」で実質の日本一周ランニング6,925kmの旅を完結。 

2011年はPEACE RUN 2011アメリカ横断5,285kmランニングの旅を138日で完了。 2013年9月から163日で「PEACE RUN2013オーストラリア横断ランニングの旅」5,205kmを走破。 

2014年11月から2015年2月、83日でPEACE RUN2014ニュージーランド縦断ランニングの旅2,796.6kmを走破。 2016年7月〜11月、110日間で7カ国3,358.8キロ、「PEACE RUN2016ヨーロッパランニングの旅」を走破。 

2017年9月〜10月、「PEACE RUN2017四国一周ランニングの旅」1000キロ走破。2018年5月「九州一周ランニングの旅」で約900キロ走破。 

2011年3月14日、東日本大震災の3日後、「RUN×10(ラン・バイ・テン)運動」を発案・提唱、全国に展開させる。 

2012年末、facebook上の公開グループ、平和的環境美化集団"THE SWEEPERS"を発足、活動を展開中。 

2014年、一本歯下駄で世界平和をめざすfacebook上の公開グループ「一本歯下駄クラブ」を発足、活動を展開中。 講演・セミナー・取材などの問い合わせ・依頼は下のメールフォームでお願いします。

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