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独行道~Lonesome Road of Running

ピンク・フロイド~プログレッシヴ・ロック1

【ピンク・フロイド~プログレッシヴ・ロック1】


ピンク・フロイド、キング・クリムゾン、イエス、エマーソン・レイク&パーマー…1970年代のロック界に君臨したイギリスの五大プログレッシブ・ロック(通称:プログレ)バンド。

30年近く経った今も古めかしさを感じさせない。それどころか、いつ聞いても斬新さを感じさせてくれるものがある。


もともと「プログレッシヴロック」とはピンク・フロイドのために用意された言葉だったらしい。


----プログレッシブ・ロックという言葉は、当時、東芝音楽工業のピンク・フロイドの宣伝担当ディレクターであった石坂敬一が、従来のロックとは異なるピンク・フロイドの音楽を形容するために考案したものといわれている。しかし、progressive rockは英語でも普通に使われている言葉であり、海外で生まれたと考えるのが自然であろう。ちなみに海外ではprogressive rockを略する場合prog-rockと呼ぶ。

1970年発売の同バンドのアルバム「原子心母/Atom Heart Mother」の帯に、「ピンク・フロイドの道はプログレッシヴ・ロックの道なり!」というコピーが掲げられている。これがおそらく日本で「プログレッシブ・ロック」という言葉が使われた最初である---以上、ウィキペディア「プログレッシブ・ロック」の項目から

1960年生まれの私は、中学生の頃からポップスに目覚め、初めはカーペンターズやサイモン&ガーファンクル、ビートルズ。70年代のヒットは主にラジオのリクエスト番組(ABCヤングリクエストが中心だった)でチェック。

高校時代は、月に1枚のLPレコードを買うのが精一杯。友人たちと交換しながら貸し借りし、カセットテープにコピーをしたり、FMの音楽番組をくまなくチェックして新譜をエアチェック(FM番組からカセットテープなどに録音すること)したりもした。メディアは限られていたが、そういった流れを経て、アメリカン・ロックはもちろん、70年代イギリスのプログレ全盛期をほぼリアルタイムで経験することができたわけだ。

どのバンドも度重なるメンバーチェンジや解散・再結成など幾多のトラブルを経て現在に至っている。メンバーたちのほとんどは還暦を過ぎ、今もささやかながら活動を続けている者もいる。こういったアーティストや彼らの音楽について学ぶことは、音楽の歴史を紐解くことでもある。今はYouTubeを通じて彼らの黄金時代を動画で楽しむこともできる素晴らしい時代。

プログレッシヴ・ロックには一貫したテーマがあり、社会体制や権力への批判などメッセージ性を持った点で他のロックとは趣を異にする。1曲が20分や30分を越えるものもあり、変則的な音楽構成なども含めクラシックに通じるものもある。80年代の大衆ロック(勝手にそう呼ばせてもらうのであれば)が音楽の大量生産(マスプロダクション)であるならば、この70年代のプログレ・ブームはアーティストたちの芸術性を思う存分に発揮できる場であったのかも知れない。

いいものは時代を超えて残る。いいものを伝承する人たちが時代から時代へ語り継いで行ってくれる。時代の語り部の一人として、これらの音楽の持つ真価を次代に語り伝えたいと思っている。


今回はピンク・フロイドの音楽&動画を集めてみた。





*******







"Coming Back to Life" by Pink Floyd

彼らの作品中で一番お気に入りと言われればこの曲をあげる。壮大な宇宙をイメージしながら聴いてみたい。デイヴィッド・ギルモアのむせび泣くギターと男気を感じさせるヴォーカルはピカイチ。







"Another Brick in the Wall" by Pink Floyd

アルバム「ザ・ウォール」に合わせて作られた映画のひとコマ。教育批判をテーマにしているが、身の毛もよだつようなホラームービーのようなシーンも随所に見られる構成。








"Anothe Brick in the Wall Part 2" by Pink Floyd

「壁」をぶち破るということが何を意味するのだろうか?ぜひ考えて頂きたい。








"Take It Back"

彼らは舞台装飾にも苦労を惜しまなかった。ライヴでのレーザー光線や華々しい照明の類からもそれは事実であろう。これはライヴ「パルス」から。最後のスタジオ録音となったナンバー。







"Breathe in the Air / On The Run" by Pink Floyd

キング・クリムゾンの「エピタフ」にも似た気だるいような虚脱感が漂うメロディ。後半にはナチスの実写フィルム(らしきもの)が入っていて戦争をいやが上にも疑似体験させられる。





"Goodbye Blue Sky" by Pink Floyd



平和の象徴ハトが巨大な黒い怪鳥になり、青空は灰色となる。イギリスの国旗ユニオン・ジャックは血みどろの十字架と化す。重く暗い作品なのだが、戦争で流された血の意味を考えずにはいられなくなる。







"One of These Days" by Pink Floyd

かつてプロレスラーのアブドーラ・ザ・ブッチャーが入場の際に使用した曲でおなじみ。ロジャーのベースがいつまでも耳に残る。







"Time" by Pink Floyd

アルバム「狂気」から。時間の持つ重みを知るのはいつも年老いてから…。人生は短い。若い内にはその言葉の意味が分からないものなのだ。







"Money" by Pink Floyd

イントロのレジスターの音、コインが映し出され、金にまつわるさまざまな場面が登場する。どろどろした人間社会においては金は魔物であると言うことを示唆しているかのよう…。







"Marooned" by Pink Floyd

こういう美しいメロディと映像に浸っていると、間違いなく旅に出たくなる。放浪癖がなかなか抜けない私ならではのことか…一般人だってきっと同じだろう。







"Learning to Fly" by Pink Floyd

空に憧れて、いつかは空を飛べると信じている少年。受け入れたくない現実から逃避しようとするための空への憧れ…。あるいは現実を乗り越えるための翼を手に入れるための生き様の証なのだろうか…。







"Wish You Were Here" by Pink Floyd

薬物乱用でバンドから遠ざかっていたシド・バレットに捧げられた曲であるとも言われている。



*******



ひとつのバンドの歴史を学ぶことで分かることがある。

人間とはいかにユニークで魅力的なものであるか、さまざまな作品を通じて描かれる人間臭さ、金や権力・戦争などドロドロしたものに対しても決して目を背けてはいけないのだということを、特に痛感させられる。

そういったテーマに真っ向から取り組んでいる彼ら自身もまた人の子であるということもまた事実なのである。

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テーマ:ロック - ジャンル:音楽

  1. 2008/05/04(日) 23:37:18|
  2. MUSIC
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

フロイドが壊したいのはプログレの壁

「驚異」というライヴDVDを観てしまうと、
フロイドを体験するにはあのスケールで
バンドとサポートする照明や巨大スクリーン映像、
その他のお祭り仕掛けに行き着いてしまいます。
それは商業的な大成功して札束の壁を燃やし切るべく、
彼らの高い芸術表現と合致してるからこそ、
閉鎖性の強いジャンルの壁ごと壊したいんでしょう。
ある意味で「ロック・バンドのスタジアム級ライヴ」
はフロイドの代表作「マネー」
の如く、天井に行き着いたのかもしれません。




  1. URL |
  2. 2008/05/05(月) 11:37:47 |
  3. ハージェスト #sj93pB3o
  4. [ 編集 ]

Re:フロイドが壊したいのはプログレの壁

ハージェストさん:
コメントありがとうございます。
プログレッシヴロックという世界を作り上げた彼らが乗り越えねばならぬ試練が、まさに彼ら自身だったということなのですね。
常に現状を乗り越えながらここまでやってきて、まだ越えなければならないカベがある、ハングリー精神のなせる業でしょうか。
時間や金では計り知れないもっともっと崇高なものが、カベの向こうにはきっとあるはずだと思います。
  1. URL |
  2. 2008/05/05(月) 13:38:26 |
  3. KAY.T #-
  4. [ 編集 ]

朝日のあたる家という歌が好きです。
いろんな歌い手のを聞き込んでいますがピンク・フロイドの歌と演奏でのHouse of the Rising Sunは珠玉の一曲。
ミューズに感謝したものでございます。


  1. URL |
  2. 2008/05/06(火) 17:17:51 |
  3. 鯉口のおせん #-
  4. [ 編集 ]

朝日の当たる家

アニマルズのオリジナルですね。
YouTubeにも投稿されていましたね。
非常に曲数も多く、全部聴くのは相当時間を食いますが、聴けば聴くほど深みのある曲ばかりですね。
新しい発見がきっとあると思いますのでぜひご一聴を!
  1. URL |
  2. 2008/05/06(火) 21:55:55 |
  3. KAY.T #-
  4. [ 編集 ]

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KAY(高繁勝彦)

Author:KAY(高繁勝彦)
走る旅人:アドヴェンチャー・ランナー、サイクリスト(JACC=日本アドベンチャーサイクリストクラブ評議員)、ALTRA JAPANアンバサダー、 YAMANOVAコーヒーアンバサダー、ARUCUTO一本歯下駄アンバサダー、旅人、詩人・アーティスト、クリエイター、ナチュラリスト…。元高校教師(英語)。  
大阪府松原市生まれで、現在、大阪府富田林市に在住。妻はミュージシャンでかつてぴよぴよ名義で「らんま1/2」エンディングテーマ「虹と太陽の丘」を歌っていた。

楽天ブログ時代(2006.4.2)からノンストップブログ更新中。公式サイト 「PEACE RUN 世界五大陸4万キロランニングの旅」“KAY’S WORLD”もよろしくお願いします。 プロフィール詳細はこちら。 

二度の日本縦断(「PEACE RUN 2010日本縦断ランニングの旅(3,443km)「PEACE RUN2012 日本縦断ランニングの旅 PART2(3,482.3km)」で実質の日本一周ランニング6,925kmの旅を完結。 

2011年はPEACE RUN 2011アメリカ横断5,285kmランニングの旅を138日で完了。 2013年9月から163日で「PEACE RUN2013オーストラリア横断ランニングの旅」5,205kmを走破。 

2014年11月から2015年2月、83日でPEACE RUN2014ニュージーランド縦断ランニングの旅2,796.6kmを走破。 2016年7月〜11月、110日間で7カ国3,358.8キロ、「PEACE RUN2016ヨーロッパランニングの旅」を走破。 

2017年9月〜10月、「PEACE RUN2017四国一周ランニングの旅」1000キロ走破。2018年5月「九州一周ランニングの旅」で約900キロ走破。 

2011年3月14日、東日本大震災の3日後、「RUN×10(ラン・バイ・テン)運動」を発案・提唱、全国に展開させる。 

2012年末、facebook上の公開グループ、平和的環境美化集団"THE SWEEPERS"を発足、活動を展開中。 

2014年、一本歯下駄で世界平和をめざすfacebook上の公開グループ「一本歯下駄クラブ」を発足、活動を展開中。 講演・セミナー・取材などの問い合わせ・依頼は下のメールフォームでお願いします。

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