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KAY'S BLOG

独行道~Lonesome Road of Running

古き良き時代に~昭和回想録

【古き良き時代に~昭和回想録】

昨日ゴミを拾いながらあれこれ考えていたこと…。

それは、僕がまだ小学校の低学年くらいの頃のこと。

昭和でいうと40年代の半ばごろだろうか。

昭和39年には東京でオリンピック、昭和45年には大阪で万博があった。



Taiyonotou.jpg

太陽の塔…1970年の大阪万博にて


高度経済成長の真っ只中だった日本、あの頃はあの頃でいろんな物が新しかった。

テレビや冷蔵庫、洗濯機が三種の神器と呼ばれ、各家庭にも普及していった。

テレビのカラー放送が始まって、アニメもいろんなものが放送され始めた。

どこの子供も、同じ時間帯にはたいてい同じ番組を見ていた。

翌日学校に行けばその番組の話題で話は盛り上がっていた。

オイルショックとやらで、なぜか母親とトイレットペーパーを買うためにスーパーで行列を作ったような記憶が…。



当時は大阪で平屋作りの長屋に住んでいた。

壁が薄く、隣の家族の話し声も普通に聞こえてきたし、夫婦喧嘩の様子も手に取るように伺われた。

それでも、同じ年代の近所の子供たちといつも一緒に遊んでいた。

子供たちには子供たちの社会が確立していた。


こづかいをもらって駄菓子屋に行って過ごす時間が好きだった。


800px-再現された昭和の駄菓子屋_昭和なつかし博覧会2007年2月17日(明石市立文化博物館)P2179697

駄菓子屋の店頭にはガラスの陳列ケースがあった




10円を最初に店のオバちゃんに渡して、その10円を使い切るまで遊ぶのが楽しかった。

当時10円でたこ焼きが8個も買えたから、今の500円くらいの価値があったのだろう。



子供たちのグループには年長のリーダーがいて、年少の子供たちの面倒を見ながらいろんなことを教えてくれるのが常だった。


そんな中で僕たちの世代は成長して行った。



気がつけば、いつの間にか時代は変わっていた。

当時幼かった僕もいつの間にか50を過ぎた。



僕たちを取り巻く環境も変わった…街も社会も、その当時とは全く違うものになった。



コンビニもファストフード店もなかったあの時代…。

すべてがスローだったけど、それはそれでよかったのではないか。


母親たちは買い物かごを手に市場に買い物に行く。

商店街には八百屋さんや荒物屋さんがあって、買い物をする際にもコミュニケーションの場があった。

無言で買い物できるコンビニとはまた違った世界だ。


800px-A_vegetable_store_in_tokyo.jpg

昭和スタイルの八百屋…



八百屋や果物店では、りんごもみかんも、たまねぎもにんじんもすべてバラで売られていた。

スチロール製のトレイなんてものもなかったのだ。

母親は料理が上手だったから、わが家では外食をした思い出というのがほとんどなかった。

おやつも手作り、給食が始まるまではずっと手作りのお弁当…もちろん弁当箱持参だ。

冷凍食品、インスタント食品やレトルトパック入りの食品もまだ少なかった頃、たいていのおかずは前の日の夕飯のおかずの残りであることが多かった。

ビン入りのドリンクはお店で売られていたが、自販機はまだ数も少なく、ペットボトルもなかったから、遠足の時も水筒を持たされた。

魔法瓶は内部がガラス製で、何度も落として割ってしまうたびに母親に叱られた覚えが…。

ビン入りのドリンクもデポジット制で、購入時にビン代10円を支払う。

ビンを返却すればその10円が帰ってくるシステム。


ラジオ体操

夏の風物詩…ラジオ体操


夏場、ラジオ体操の後、仲間と空き瓶をあちこちに探しに行って、集めたお金でラムネを駆って飲んだり、カキ氷を食べたりしたのも懐かしい。


21世紀、あの当時から思えばSFの世界の中のような時代。

インターネットもある、携帯電話もある、カード一枚で買い物もできる…。

だが、よくよく考えてみれば、それが何だって言うんだろう。


便利であることが果たして幸せなのかどうか…。



あの頃の生活に戻ろうと思っても、もう戻ることはできないのかもしれないけれど、あの頃の暮らしや考え方に、今、学ぶべきことがたくさんあるはず。




参考までに…


1970年の「日本万国博覧会(大阪万博)」の事を調べていて

「万博に出展し、その後実現普及したもの」というのがあった。



その中には、温水洗浄便座(ウォシュレット)や動く歩道、エアドーム、ワイヤレスフォン(現在の携帯電話)やテレビ電話などがあったが、加えて、原子力発電 (敦賀発電所 1号炉が開会式の日=1970.3.14に営業運転開始した)も含まれていた。

便利なもの、役に立つものが、本当に人間にとって有益なものとなっているのだろうか。


万博が開会された41年後に、3.11のような悲劇が起こるとはきっと誰も予想していなかったのだろう。


映画「ターミネーター」では、人間が開発したロボットが自分たちの意志を持ち人類と戦争をするという話があったが、あながちそれも空想の世界ではないのかもしれない。



食文化については、缶コーヒーはじめファーストフード(ピザ、ハンバーガーやフライドチキンなど)やファミリーレストランなどがあげられている。

日本という時代が欧米化する(言い換えるなら、日本人が日本人らしさを失い始める)きっかけとなったのもこの大阪万博以降のことなのではないか。


食生活はじめライフスタイルの変化が、人々の生き方や思想までをも変えてしまったのか…。



人間が作り出したものが完璧であったことはない…個人的な見解であるが…。



アナログとかデジタルといった言葉をまだ知らなかったアナログの時代…。

どうやら僕たちはそんな時代に、何か大切なものを置き忘れてきたのではないか…。

そんな気がしてならない。



「明日はあるのか?」


*写真はウィキペディア提供



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テーマ:ひとりごと - ジャンル:ライフ

  1. 2012/12/20(木) 18:11:32|
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プロフィール

KAY(高繁勝彦)

Author:KAY(高繁勝彦)
走る旅人:アドヴェンチャー・ランナー、サイクリスト(JACC=日本アドベンチャーサイクリストクラブ評議員)、ALTRA JAPANアンバサダー、 YAMANOVAコーヒーアンバサダー、ARUCUTO一本歯下駄アンバサダー、旅人、詩人・アーティスト、クリエイター、ナチュラリスト…。元高校教師(英語)。  
大阪府松原市生まれで、現在、大阪府富田林市に在住。妻はミュージシャンでかつてぴよぴよ名義で「らんま1/2」エンディングテーマ「虹と太陽の丘」を歌っていた。

楽天ブログ時代(2006.4.2)からノンストップブログ更新中。公式サイト 「PEACE RUN 世界五大陸4万キロランニングの旅」“KAY’S WORLD”もよろしくお願いします。 プロフィール詳細はこちら。 

二度の日本縦断(「PEACE RUN 2010日本縦断ランニングの旅(3,443km)「PEACE RUN2012 日本縦断ランニングの旅 PART2(3,482.3km)」で実質の日本一周ランニング6,925kmの旅を完結。 

2011年はPEACE RUN 2011アメリカ横断5,285kmランニングの旅を138日で完了。 2013年9月から163日で「PEACE RUN2013オーストラリア横断ランニングの旅」5,205kmを走破。 

2014年11月から2015年2月、83日でPEACE RUN2014ニュージーランド縦断ランニングの旅2,796.6kmを走破。 2016年7月〜11月、110日間で7カ国3,358.8キロ、「PEACE RUN2016ヨーロッパランニングの旅」を走破。 

2017年9月〜10月、「PEACE RUN2017四国一周ランニングの旅」1000キロ走破。2018年5月「九州一周ランニングの旅」で約900キロ走破。 

2011年3月14日、東日本大震災の3日後、「RUN×10(ラン・バイ・テン)運動」を発案・提唱、全国に展開させる。 

2012年末、facebook上の公開グループ、平和的環境美化集団"THE SWEEPERS"を発足、活動を展開中。 

2014年、一本歯下駄で世界平和をめざすfacebook上の公開グループ「一本歯下駄クラブ」を発足、活動を展開中。 講演・セミナー・取材などの問い合わせ・依頼は下のメールフォームでお願いします。

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