KAY'S BLOG

独行道~Lonesome Road of Running

MOTTAINAI

【MOTTAINAI】



MOTTAINAIキャンペーン 【コンセプト】



2011年に他界されたが、グリーンベルト運動創設者、ケニア共和国元環境・天然資源省副大臣、生物学博士、
MOTTAINAIキャンペーン提唱者、国連平和大使、旭日大綬章受章など数々の栄誉に輝いたワンガリ・マータイさん(1940-2011)は、環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性。



maathaiphoto12.jpg



***



マータイさんが、2005年の来日の際に感銘を受けたのが「もったいない」という日本語でした。

環境 3R + Respect = もったいない

Reduce(ゴミ削減)、Reuse(再利用)、Recycle(再資源化)という環境活動の3Rをたった一言で表せるだけでなく、
かけがえのない地球資源に対するRespect(尊敬の念)が込められている言葉、「もったいない」。

マータイさんはこの美しい日本語を環境を守る世界共通語「MOTTAINAI」として広めることを提唱しました。





***




wangari_mottainai.jpg

以上はMOTTAINAIのサイトから…




マータイさんが来日された時の様子は新聞のニュースでも見ていたので良く覚えている。

寮のある学校で寮監をしていて、生徒たちとボランティアにあちこち出かけたり、リサイクルに関する活動も熱心に取り組んでいたので、生徒たちにも何度か彼女の話をした。



今は、使い捨ての時代…

"THE SWEEPERS"というfacebook上のグループで「拾活(ゴミを拾う活動)」をするようになって特に考えさせられることは、ほとんど誰も「もったいない」という言葉を使わなくなってしまったのではないかということ。

まだ使えるようなものでも不要になってしまえば「まあいいか…」で捨ててしまうケースがほとんどではないか。



道路の片隅に落ちているのは、ペットボトルや空き缶。

ペットボトルが出始めた頃は、捨てるのがもったいなくて、水筒代わりに使っていた覚えがある。

ファストフード店で売られているハンバーガーの包み紙や紙コップ、コンビニで売られている弁当箱などなど…。



お弁当を自分で作って学校や職場に持参するような人はいたとしてもごくまれなのだろう。

子どもの服も我々の時代1960~1970年代には兄弟姉妹がいれば「お下がり」を着せられた。

弟や妹は必ず兄や姉のお古をリサイクルする形でいやが上にも着せられていたのだ。

今の時代、兄や姉が来ていたフリースのジャケットなどを弟や妹が着るというような話は聞いたことがない。

服も一年経てば使い捨て、次のシーズンにはまた新しいものを買えばいい…そんな発想がごく自然なのかもしれない。



その昔、誰もいない部屋で灯りをつけっぱなしにしていたら親に叱られた。

お腹が一杯になっておかずを残してもまた親に叱られた。

学校で、使える鉛筆をゴミ箱に捨てても先生に叱られた。

その時言われた言葉はいつも同じだった。


「もったいない!」




蛇口をひねれば真冬でも温かいお湯がふんだんに使える。

ガスコンロもカチッとスイッチを入れればいつでも火が使えて調理ができる。

スマートフォンやPCでちょこちょこっと情報を入力すれば翌日には注文したものが届く。

情報も好きな時に好きなように手に入れられる…。

それは、この世界では、当たり前なんかじゃない。



水道も井戸もないので水を汲みに行かねばならないような暮らしをしている人がいる。

干ばつで作物が実らず、育ち盛りなのに十分に食べ物を食べられない子どもたちがいる。

病気をしても病院がなく、医者もいないから注射も売ってもらえない、薬ももらえないようなところがある。

紛争中で寒い中、毛布もなくボロボロのテントの中で涙を流しながら過ごしている難民がいる。



いろんなものに感謝することを忘れてしまっている先進諸国の人々たち…。

何かしてもらっても「ありがとう」という言葉さえ口にできない子ども。

食事を食べる前に「いただきます」、食べ終わったら「ごちそうさま」というのが普通だった。

親が料理をせず、ファストフード店やレストランでの食事。

もらったお金でコンビニで買うおやつ。

箸やお茶碗の持ち方も教えてもらわず、偏食ばかりの食生活。

カロリー摂取過多で骨は脆い子どもたちが増えている。

おまけにお金さえあればなんでも買えるという変な考えが横行する社会…。

社会が子どもたちを育て切れていないどころか、大人たちも十分に大人の役割を果たし切れていないような気もする(自分自身も偉そうなことはいえないが…)。



何かおかしい…どこかヘンだ。




昔の人は、誰かに何かしてもらったら「ありがとう」の代わりに「もったいない」という言葉も使っていた。

「(そんな親切な行為は私には)もったいない」ということなんだろう。

何か声をかけてもらった時にも「(そんな…私には)もったいない(言葉をありがとうございます)」とひとこと…。

謙虚な姿勢を一番良く表した言葉だ。




マータイさんが唱えた「もったいない」の精神…かつてはこの国の誰にも根付いていたはずだが、今の日本社会でどこまで育んでいけるのだろうか…。


親が、社会が、よき模範とならねば…。


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天国にいるマータイさんがきっと嘆き悲しむに違いない…。



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テーマ:日々の中で・・ - ジャンル:ライフ

  1. 2013/01/25(金) 18:18:55|
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KAY(高繁勝彦)

Author:KAY(高繁勝彦)
冒険家:アドヴェンチャー・ランナー、NPO法人“PEACE RUN”代表、サイクリスト(JACC=日本アドベンチャーサイクリストクラブ評議員)、ALTRA JAPANアンバサダー
旅人、詩人・アーティスト、クリエイター、ナチュラリスト…。元高校教師(英語)。

大阪府松原市生まれで、現在、大阪府富田林市に在住。

楽天ブログ時代(2006.4.2)からノンストップブログ更新中。公式サイト
「PEACE RUN 世界五大陸4万キロランニングの旅」
“KAY’S WORLD”もよろしくお願いします。

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二度の日本縦断(「PEACE RUN 2010日本縦断3,443kmランニングの旅「PEACE RUN2012 日本縦断ランニングの旅 PART2」で実質の日本一周ランニング6,925kmの旅を完結。

2011年はPEACE RUN 2011アメリカ横断5,285kmランニングの旅を138日で完了。

2013年9月から163日で「PEACE RUN2013オーストラリア横断ランニングの旅」5,205kmを走破。

2014年11月から2015年2月、83日でPEACE RUN2014ニュージーランド縦断ランニングの旅2,796.6kmを走破。

2016年7月〜11月、110日間で7カ国3,358.8キロ、「PEACE RUN2016ヨーロッパランニングの旅」を走破。

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2011年3月14日、東日本大震災の3日後、「RUN×10(ラン・バイ・テン)運動」を発案・提唱、全国に展開させる。

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