KAY'S BLOG

独行道~Lonesome Road of Running

さが桜マラソン2013

【さが桜マラソン2013】




4月7日、さが桜マラソンの応援に出向いた。

今年からフルマラソンとして1万人規模の大会になるということで昨年末から話題にも上っていた大会。

走るランナーたちから、全国各地の大会に対するいろんなインプレッションを聞くが、理想の大会…いわゆるランナーが口をそろえて「翌年もまた出たくなる」と言われる大会が、もっと増えてくれることがランナーにとっても嬉しいことだ。


私のPEACE RUNでも小規模な大会やランニングイベントに関わってはいるが、いつかは1000人規模の大会ができれば…とあちこちのマラソン大会を視察、研究しながら、このブログでも随時観戦・応援レポートを書いている。


「二度と出たくない大会」というのも実は少なからずあって、具体的に名前は挙げないが、たとえば…

1)高額な参加料を取る

2)参加料の割に参加賞等がしょぼい(協賛企業の提供するもらってもあまりありがたくないもの)

3)サービスが悪い(前日受付にして宿泊を要求する、会場までの送迎がない、会場のトイレが少ない、エイドステーションが充実していない…など)

4)高飛車な態度(大会を主催してやっているという傲慢な姿勢)

などなど他にもまだいくつもあるのだろうけれど、共通して言えるのは、ランナーの立場でいろんなことが考えられていない…ということがあげられる。


裏返して考えれば、「理想の大会」というのはランナー目線できちんと考えられ、それなりの配慮と工夫をされた大会のことなのだろう。





私自身はレースや大会に参加するのは、ゲストとして招待されたりしない限りは、この3年ほどないのが現状。

来週14日に参加する「エコ スローマラソン印旛」が本当に久々のフルの大会。

ただ、多くのランナー仲間が参加するということで、あちこちの大会に応援に出向いている。







さが桜マラソン会場に出向いて、スタート前、大会開催中、大会終了後と時系列を追ってあちこち見ていたが、いろんないい部分は、目に見える部分でも見えない部分でも感じられた。

聞くところでは、今回の大会に向けて、大会事務局はあちこちのマラソン大会を参考にして、できるだけランナーの要望にも応えられるように、隅々まで研究されていたという話。工夫と配慮がなされたおかげで、概ねほとんどのランナーが不平不満を持つことなく、大会を終えることができたのではあるまいか。







今回、私自身が会場内をくまなく歩き回り、あれこれ見てきたところで気づいた点をいくつか挙げてみよう。

東京や大阪マラソンを私自身は直接見ていないので、今から述べることはひょっとしたら都市型マラソンでは当たり前のことなのかも知れないが、その辺はご了承いただきたい。



1)スタッフの対応…会場内には多くの緑色のジャケットを着用したスタッフが立っていて、中にはトランシーバを持った人もいて、ランナーに疑問や不明な点があればいつでも対応できるように配慮されていた。

2)会場内の地理的な問題…会場は更衣室やスタート時の各ブロックの位置など、要所要所に地図が描かれた掲示板が置かれていた。トイレも臨時の仮設トイレの数もかなりあったし、スタート直前には混雑していないトイレの案内も放送でしてくれていた。シャトルバスで到着したランナーに対する誘導も分かりやすかった。

3)ランナーの誘導…早い時間から各ブロックごとの誘導を呼びかけていた。国道の片側全面を使ってA~Dブロック(長さ400mほど)にランナーを配置させる。最後の方に出走するEとFブロックは国道から外れた道に固めていた。午前8時45分までに所定のブロックに入らないランナーは一番後ろのFに行ってもらうようにアナウンスされていたが、時間を過ぎて遅れてきたA~Dブロックのランナーに対して、あえて「どうぞ」と制裁的な処理をしなかったのには少し驚いた。九州人の人情の厚さを感じる。

4)応援のランナーに対して…会場内にはさまざまなブースがあり、テレビの生中継を見れるところもあれば、飲食物を提供するブースや地場産のおみやげを販売するブースもあった。気温が低く(6~10度くらい?)、雨も時折降っていたが、体育館内はいつでも入れて、野外にもテントの休憩所があり、折りたたみの椅子も数多く用意されていたので、長時間待っていた応援の家族や仲間も立ちっぱなしで疲れるようなことはなかった。


5)スタート直前…DJ(名前を覚えていない・笑)が大会を盛り上げようと工夫。形式ばらないくだけた感覚もよかった。来賓のあいさつも短く、シンプルで分かりやすかった。ゲストや来賓がスタートライン付近、国道の真ん中に設置されたステージにいたのもよかった。さくらマラソンなのに桜が散った後で、わざわざ鉢植えの桜を用意してくれていた。また、ピンク色の人口の桜吹雪(おそらく自然に分解される紙を使ったもの)を大量に飛ばし、桜吹雪を実現、ムードを高めてくれた。












6)応援…スタート付近の国道も両脇は人だらけ。沿道でも地元の方々が玄関先に出て声と拍手で応援。町ぐるみでこのイベントを盛り上げようという意識の高さがうかがわれた。

7)ボランティア…地元の高校生たちがかなり数多く参加。競技場内でもゴール時のタオルを配布したり、競技場のそばでは地元の専門学校生がマッサージサービスを行っていたが、それも相当多くの人間が関わっていた。







8)コース…海外から参加されたランナーには、吉野ケ里遺跡など歴史的な見どころもたくさんあり、好評だったという。九州のマラソンはたいてい山がちな地形を走るためアップダウンもハンパなくあるはずだが、今回のコースは九州に珍しく、ほとんどが平野地帯のコースを走る超フラットな大会。爆弾低気圧の影響が全くなかったわけではなく、風と小雨、低温でランナーにも多少は辛い要素もあったが、それは許容範囲であろう。





9)エイドステーション…ゴミ箱も多く設置され、水やスポーツドリンク以外にはバナナやそうめん、ぜんざいもあったという。紙コップ使用だが、自らゴミ箱に捨てるランナーも多くいたとの話。





10)おもてなし…一人一人が「主役」の大会…そんなポリシーが十分に生かされていたというのが全体的な印象。参加されたランナーが批判すべき事象は具体的にはなかった…のかも知れない。





走らなかった私が、直接見て感じた部分と、参加したランナーたちから耳にした情報から間接的に知った部分からのレポートであるということを再度繰り返しておこう。


























なお、今回も、"THE SWEEPERS"から宮崎の山口さんご夫妻が参加され、山口さんは42.195キロを走りながらゴミを拾う「拾活(しゅうかつ)」を実行。





この「拾活(しゅうかつ)」という言葉も、実は山口さんが考案された、"THE SWEEPERS"のオフィシャルワード、その「拾活」をしながら、佐賀市内で42.195キロを昨日駆け抜けた山口さんの活躍が5月18日午後6時、NHK BS1の「ランスマ」という番組でも紹介される。





山口さんは全国の都道府県のマラソン大会で「拾活」しながら完走するという目標を掲げ、ふだんのランニングでも毎日休むことなく(すでに600日近く継続)「拾活」に取り組まれている。








 




世の中のいいものは少しでも多くの人とシェアすること。よくないものもよくなるように、協力できる誰もが協力していくこと。

世の中がよくなっていくためには、批判するだけではだめなのだということ。どうすればよくなっていくのかをみんなで考えることなのだろう。

今回も、様々な気づきと学びがあったことに感謝!

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テーマ:ランニング - ジャンル:スポーツ

  1. 2013/04/07(日) 23:59:59|
  2. マラソン・ランニング
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KAY(高繁勝彦)

Author:KAY(高繁勝彦)
冒険家:アドヴェンチャー・ランナー、NPO法人“PEACE RUN”代表、サイクリスト(JACC=日本アドベンチャーサイクリストクラブ評議員)、ALTRA JAPANアンバサダー
旅人、詩人・アーティスト、クリエイター、ナチュラリスト…。元高校教師(英語)。

大阪府松原市生まれで、現在、大阪府富田林市に在住。

楽天ブログ時代(2006.4.2)からノンストップブログ更新中。公式サイト
「PEACE RUN 世界五大陸4万キロランニングの旅」
“KAY’S WORLD”もよろしくお願いします。

プロフィール詳細はこちら

二度の日本縦断(「PEACE RUN 2010日本縦断3,443kmランニングの旅「PEACE RUN2012 日本縦断ランニングの旅 PART2」で実質の日本一周ランニング6,925kmの旅を完結。

2011年はPEACE RUN 2011アメリカ横断5,285kmランニングの旅を138日で完了。

2013年9月から163日で「PEACE RUN2013オーストラリア横断ランニングの旅」5,205kmを走破。

2014年11月から2015年2月、83日でPEACE RUN2014ニュージーランド縦断ランニングの旅2,796.6kmを走破。

2016年7月〜11月、110日間で7カ国3,358.8キロ、「PEACE RUN2016ヨーロッパランニングの旅」を走破。

2017年9月〜10月、「PEACE RUN2017四国一周ランニングの旅」1000キロ走破。来年の「PEACE RUN2018ヨーロッパランニングの旅PART2」に備える。


2011年3月14日、東日本大震災の3日後、「RUN×10(ラン・バイ・テン)運動」を発案・提唱、全国に展開させる。

2012年末、facebook上の公開グループ、平和的環境美化集団"THE SWEEPERS"を発足、活動を展開中。

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