FC2ブログ

KAY'S BLOG

独行道~Lonesome Road of Running

速く走るよりも移動するために走る

 【速く走るよりも移動するために走る】



この投稿のコメント、

「レースにでて、時間、時間に追われる自分、なんかこれ違うんじゃない⁇と思うようになってきました」

ふと、気になって…返信したのだけど…

「そのとおりです。私も招待された大会しか走りません。楽しむべきはずのランニングがストレスにならないようにしたいものですね」

最近、レースや大会が面白くなくなってきたという話はあちこちでよく耳にする話。

都市型の大規模なマラソンだと抽選制でまず出れない大会が多いということ。

クリック合戦から始まり、当選しても期限内にエントリー料を振込み、宿を確保し、航空券や新幹線なども手配。

大都市で他のイベントが重なっていたり、海外からの観光客も多くホテルが満室ということも多々ある。

しかし、まずは仕事を休めるかどうかが最初のハードル。あるいは、家族の許可無くしては参加できない。

レースや大会に出るのも一苦労…スタートラインに立てればある意味幸せということだ。


当日会場に行くまで、公共交通機関であっても自家用車であっても、電車が満員だったり、道路の渋滞等でストレスもたまる。

いざ走り出しても体調不良で思い通りに走れないことも無きにしもあらず。

自己ベストを目指して走る…それも楽しめればいいけれど、ラップタイムやペースなど数字に追われて楽しめなくなってきたとしたら、いったんレースや大会に出るのはやめたほうが無難だ。


楽しむためのランニングがストレスになるような状況に瀕しているランナーが実は多くいるのではないかと感じている。


そこで、昨日のトークイベントの話になるのだが、参加されたある方が、同じような取り組みをされていて、今朝のフェイスブックでコメントをやり取りしていた。走って旅をするということについての内容だ。

その要約をしてみると…

レースで速く走るのではなく、移動し続ける旅で走る場合には極力無駄な力やエネルギーを使わない走り方が求められる。

バギーを押して走る際には両手をバギーのハンドルの上においているので、腕を振らない走り、自然とナンバの動きになっている。

一本歯下駄は自然な動き・走りを体験できる。

個人的には昔々は走るという概念はなく、早駆けという言葉通り、歩くより速く移動できる早歩き的な走りが存在していたのではないか。歩くように走り走るように歩くという動き…なかなか言葉では伝えられないけれど…。

NHK出版が出していた「BORN TO RUN〜走るために生まれた」という本がある。

そこで紹介されているメキシコの先住民タラウマラ族がいるのだが、彼らは侵略される度に戦うことをせず、ひたすら走って逃げるということを歴史上繰り返してきた。遊牧民に近いのだけれど、標高2000メートルを超えるような高地で日常水を組んだり放牧をしたり、毎日何十キロと移動するのが当たり前。ごく一般のタラウマラの人々でさえ、普通に100キロマラソンが走れるという。

日本にもその昔、飛脚がいたし、千日回峰行をやるような修行僧もいた。

タラウマラ族のように持って生まれたウルトラランナー的な素養が昔の日本人にはあったということだろう。

文明が進んで今はそういった機能も退化しつつあるということ。でも、そういった能力を再び開花させることもできるはず。

どちらにも共通して言えるのは、決して速く走りたかったという訳ではなく、ただ人力しか移動手段がなく、移動することそのものが目的だったという点。

いつも考えていることだけれど、何のために走るのか…という目的が時に重要な意味を持つことになる。

やみくもにレースや大会に出て楽しむのもいいかもしれない。完走目的だけで走るのとタイムや記録にこだわってガチに走るのとでも楽しみ方は異なってくる。


記録(数字)はいつか忘れ去られてしまうもの。でも、経験等忘れられず記憶に残るものは大切にしたい。


速く走ることに意義や価値を求めることを僕は否定しない。なぜならそれは、僕自身も経験してきた過程であるし、日常の生活にメリハリを付けることにおいてもやりがいのあることだから。

ただ、走ることが旅の手段となってしまった今は、移動する過程そのものを楽しむなら、ゆったりまったり走るのがいい。

多くの中高年ランナーがそういう風にシフトチェンジしつつある今、いろんな選択肢があっていい。

フルマラソンで記録が狙えなくなったら、ただ完走することを目的に走るウルトラマラソンや、自然の中でのんびり走るトレイルランニングに移行していくランナーは現実に増えているのだろう。

歳を重ねるにつれて嗜好が変わる。これは食べ物だけでなく、趣味やレジャーについても同じ。


長く(時間的にも距離的にも)、永く(いくつになっても)走るのが理想である。


安全と健康第一で、楽しいランニングライフを…GOOD楽駆!








*関連記事

【速く走るよりも走ることを楽しむこと】

【ランナーは旅人、走ることは旅である】

【ゆったりまったりランニング】

【ウルトラマラソンは旅である】

【山を愛する者として】
スポンサーサイト

テーマ:今日のつぶやき。 - ジャンル:日記

  1. 2018/06/10(日) 09:55:07|
  2. マラソン・ランニング
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<Keep Smiling〜いつでも笑顔を | ホーム | ファイントラックTOKYO BASE>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://kaytaka.blog35.fc2.com/tb.php/4257-f82c9509
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2カウンター

プロフィール

KAY(高繁勝彦)

Author:KAY(高繁勝彦)
走る旅人:アドヴェンチャー・ランナー、サイクリスト(JACC=日本アドベンチャーサイクリストクラブ評議員)、ALTRA JAPANアンバサダー、 旅人、詩人・アーティスト、クリエイター、ナチュラリスト…。元高校教師(英語)。

大阪府松原市生まれで、現在、大阪府富田林市に在住。妻はミュージシャンでかつてぴよぴよ名義で「らんま1/2」エンディングテーマ「虹と太陽の丘」を歌っていた。

楽天ブログ時代(2006.4.2)からノンストップブログ更新中。公式サイト 「PEACE RUN 世界五大陸4万キロランニングの旅」“KAY’S WORLD”もよろしくお願いします。 プロフィール詳細はこちら

二度の日本縦断(「PEACE RUN 2010日本縦断3,443kmランニングの旅「PEACE RUN2012 日本縦断ランニングの旅 PART2」で実質の日本一周ランニング6,925kmの旅を完結。

2011年はPEACE RUN 2011アメリカ横断5,285kmランニングの旅を138日で完了。 2013年9月から163日で「PEACE RUN2013オーストラリア横断ランニングの旅」5,205kmを走破。

2014年11月から2015年2月、83日でPEACE RUN2014ニュージーランド縦断ランニングの旅2,796.6kmを走破。 2016年7月〜11月、110日間で7カ国3,358.8キロ、「PEACE RUN2016ヨーロッパランニングの旅」を走破。

2017年9月〜10月、「PEACE RUN2017四国一周ランニングの旅」1000キロ走破。2018年5月「九州一周ランニングの旅」で約900キロ走破。 

2011年3月14日、東日本大震災の3日後、「RUN×10(ラン・バイ・テン)運動」を発案・提唱、全国に展開させる。

2012年末、facebook上の公開グループ、平和的環境美化集団"THE SWEEPERS"を発足、活動を展開中。

2014年、一本歯下駄で世界平和をめざすfacebook上の公開グループ「一本歯下駄クラブ」を発足、活動を展開中。 講演・セミナー・取材などの問い合わせ・依頼は下のメールフォームでお願いします。

メールフォーム

ご意見・ご感想お待ちしております。

名前:
メール:
件名:
本文:

最新記事

PEACE RUN世界五大陸4万キロランニングの旅

無料メルマガ「週刊PEACE RUN」

高繁勝彦 on facebook

高繁勝彦 on TWITTER

"THE SWEEPERS"

地球にいいことしませんか?

One-Tooth Geta Club

カレンダー

08 | 2018/09 | 10
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

カテゴリー

amazon.co.jp

楽天市場

PEACE RUN公式スポンサー

finetrack

Thule

エイチ・エス・アシスト株式会社

エイチ・エス・アシスト株式会社

ALTRA

ALTRA

KLYMIT

Fun・Running関西

FunRunning関西

辻子谷龍泉堂株式会社

ARUCUTO

The Social Tea House

The Social Tea House

Tyrell

ジョイフルログ

CACAZAN

CACAZAN

Gofield

Gofield

久光製薬

久光製薬

アシスト設計

株式会社アシスト設計

昭文社

昭文社

MEROS

MEROS

アンプラージュインターナショナル

アンプラージュインターナショナル

Progear Vision

Progear Vision

オートサイクルベンリー

才能はかり売りマーケットごろっぴあ

うちのダンナは冒険家

励まし屋

内田あや 青い空blog

JOBBB RADIOボラボラ大冒険

PEACE RUNプロモーションビデオ

PEACE RUNテーマソング "Go The Distance"

励まし屋"Go The Distance"

PEACE RUNテーマソング “Go The Distance”収録

PEACE RUNテーマソング“Go The Distance”CD絶賛発売中!!

PEACE RUN SUPPORT SONG "MY GOAL" PV

内田あや“My Goal”

PEACE RUNサポートソング “My Goal”収録

内田あや Long Road ~J country ver.~

濱守栄子【国道45号線】MV

RUN×10(ラン・バイ・テン)運動

runx10_logo

JACC 日本アドベンチャー・サイクリストクラブ

シール・エミコ支援基金

旅RUN×(kakeru)

旅RUN×

ベビラン(BABY RUN)

月別アーカイブ

QRコード

QR

ブログ内検索

RSSフィード