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独行道~Lonesome Road of Running

イチロー現役引退によせて

【イチロー現役引退によせて】

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イチロー現役引退のニュース、遅かれ早かれそんな時がくると思っていた。

イチローと私の共通点がひとつだけある。

私もイチローも10月22日生まれのてんびん座。

彼は1973年生まれで、今年10月が来れば46歳。

しかし、年収を比較すれば、桁違い…恐らく私の何百倍?何千倍?


数々の記録を打ちたて、なおもチャレンジし続けてきたその生き様。

無精髭を伸ばし、バッターボックスに立つ彼の姿は、どこか野武士のような風貌を思わせるものがあった。

しからば彼のバットは刀、精神を集中させて、球を斬ることがヒットになる。


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名古屋で暮らしていた頃、正確には愛知県西春日井郡西春町(現・北名古屋市)に一戸建てを買って家族で住んでいた。

イチローの実家はその隣町の豊山町。

当時、県立新川高校で講師をしていた頃、地区の陸上競技大会で知り合ったO先生から、イチローの中学時代の話を聞かされた。

O先生は高校教諭になる前に豊山町立豊山中学で非常勤講師をされていたそうで、イチローが中2の時の英語を担当されていたらしい。

「鈴木くん(=イチロー)はね、あまり喋らない子でしたが、物事をじっくり考えるタイプでしたよ。

時々何を考えてんだろうって思わされることもありましたが、こちらの考えていることもよく理解していました。

鋭い洞察力があったんでしょうね。こちらが言わんとしていることを先に言いあてたり…。

中学生にして大人のものの考え方が既にできていたんだろうと思います」


実際、全教科オール5に近い成績。県でもトップレベルの進学校に進むこともできたのだろうけど、イチローの父はあえて野球のために愛工大名電に進学させたのだとか。

バネもあるしスピードもある。走らせてみても、短距離・中長距離もOK。投手でも野手でも切り換えができた。

動物的なカンが鋭く、スポーツをやらせたらどんな種目でもさらりとこなせるタイプ。

父は彼にプロになることを託していたし、イチローも当然そうするものだと心に決めていた。


あれは自分がアメリカ大陸を自転車で横断した年、1991年のこと。

ドラフト4位で愛工大名電からオリックス・ブルーウェーブに入団。

10年間のプロ野球を経験、そしてメジャーリーグへ。

シアトル・マリナーズでの活躍もめざましかった。

彼の活躍が日本でも紹介され、メジャーリーグのニュースを目にする機会も日に日に増えて行ったように思う。


気がつけば、ルーキーと呼ばれたあの時代から28年の歳月が流れた。

後進はどんどん彼の後を追いかけてきた。

プレッシャーの嵐も次から次へと押し寄せてきた。

しかし、いついかなる時でも、気力と体力と魂の力でもってプレーに集中したからこそイチローはイチローたり得た。

「勝つことが仕事」と彼は言った。

負けは仕事に含まれないということ。

ヒット一本に命を賭ける、それこそがサムライ・プレイヤーたる証。

勝ちを待つのではなく、自ら勝ちに行くという生き方がいかに尊いものであるかを実感させてくれる。


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ただ、本当のところはというと…

イチローがいるのはもはや勝ち負けとか数字とか関わりのない世界。

もちろん歴史に残るほどの前人未到の記録は評価されるべきもの。

ただ、ひたすら野球が好きで、一途に野球に打ち込めればあとのことはなるようになる…。

好きなことを続けてきたからそれなりの結果が生じた…ただそれだけのことなんだろう。

とはいえ、到底常人がたどり着けるレベルではなく、まさにひとつのことを極めようとする大阿闍梨にも通じる世界。

そんな世界に生きる人たちをEXTREMERと呼ぼう。

黙々と、淡々と、どんな単調なことの繰り返しでも、それが自分に(あるいはこの世界に)プラスになるものであればためらうことなく取り組む。

先のことは考えない。今この一瞬をどう生きるか、この場面で何ができるのか、今にすべてを賭けた人生。

他人と比べる必要など何もない。自分がどうあるかをひたすら追求する。

そして、一歩先を見つめるのであれば、自分が取り組んでいることで、この世界に対してどんなプラスをもたらすことができるかをきちんと考えること。

それもきっと、今生かされて、好きなことに取り組めるという感謝の気持ちを持っていればこそできることなのだ。

ウルトラランナーやエクストリームランナーたちが、ただひたすらに走り続けてきて、まだ走り足りないから走り続ける…
そういう次元に通じるものなのだろうと思う。

旅人も冒険家もアスリートも、手段や方法は異なるにせよ、そんな風に同じ目線で自分自身と自分を取り巻く世界を見つめているのではないだろうか。







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プロフィール

KAY(高繁勝彦)

Author:KAY(高繁勝彦)
走る旅人:アドヴェンチャー・ランナー、サイクリスト(JACC=日本アドベンチャーサイクリストクラブ評議員)、ALTRA JAPANアンバサダー、 YAMANOVAコーヒーアンバサダー、ARUCUTO一本歯下駄アンバサダー、旅人、詩人・アーティスト、クリエイター、ナチュラリスト…。元高校教師(英語)。  
大阪府松原市生まれで、現在、大阪府富田林市に在住。妻はミュージシャンでかつてぴよぴよ名義で「らんま1/2」エンディングテーマ「虹と太陽の丘」を歌っていた。

楽天ブログ時代(2006.4.2)からノンストップブログ更新中。公式サイト 「PEACE RUN 世界五大陸4万キロランニングの旅」“KAY’S WORLD”もよろしくお願いします。 プロフィール詳細はこちら。 

二度の日本縦断(「PEACE RUN 2010日本縦断3,443kmランニングの旅「PEACE RUN2012 日本縦断ランニングの旅 PART2」で実質の日本一周ランニング6,925kmの旅を完結。 

2011年はPEACE RUN 2011アメリカ横断5,285kmランニングの旅を138日で完了。 2013年9月から163日で「PEACE RUN2013オーストラリア横断ランニングの旅」5,205kmを走破。 

2014年11月から2015年2月、83日でPEACE RUN2014ニュージーランド縦断ランニングの旅2,796.6kmを走破。 2016年7月〜11月、110日間で7カ国3,358.8キロ、「PEACE RUN2016ヨーロッパランニングの旅」を走破。 

2017年9月〜10月、「PEACE RUN2017四国一周ランニングの旅」1000キロ走破。2018年5月「九州一周ランニングの旅」で約900キロ走破。 

2019年夏にヨーロッパ続編となる「PEACE RUN 2019 ヨーロッパランニングの旅PART2」を予定している。

2011年3月14日、東日本大震災の3日後、「RUN×10(ラン・バイ・テン)運動」を発案・提唱、全国に展開させる。 

2012年末、facebook上の公開グループ、平和的環境美化集団"THE SWEEPERS"を発足、活動を展開中。 

2014年、一本歯下駄で世界平和をめざすfacebook上の公開グループ「一本歯下駄クラブ」を発足、活動を展開中。 講演・セミナー・取材などの問い合わせ・依頼は下のメールフォームでお願いします。

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