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独行道~Lonesome Road of Running

過保護な国日本

【過保護な国日本】

ニート・引きこもりの自立支援へ「若者新法」 政府方針

2008年10月24日3時3分

政府は23日、ニートや引きこもりの若者の自立を支援するための「若者支援新法(仮称)」を制定する方針を決めた。新法の柱は、地域ごとに官民で協議会を作り、困難を抱える若者を多面的・長期的に支援する仕組みを作ることを想定している。来年の通常国会への法案提出を目指す。

麻生首相が所信表明で「若者を支援する新法を検討する」と述べたことを受け、内閣府が法案作りに着手した。この日、厚生労働、文部科学、総務、法務など関係省庁の実務担当者を集めて初会合を開いた。

新法では、市町村などに、教育、福祉、医療、警察などの行政機関と、NPO(非営利組織)など民間組織で協議会を作ることを促す。

協議会では、支援対象者にカウンセリングをしたうえで、医療や福祉など個々人に必要な機関につなぐ。就労・就学した後も、すぐに辞めていないか定期的に連絡を取り、長期的にフォローする。

ニュースソースはこちら





********






日本という国が、いかに過保護な国であるかということがよく分かる。

ニートや引きこもりの若者は今も増え続けている中、その原因を追求せず、このような法律を作ったところで解決につながるとは思えない。

そういった若者にカウンセリングして就労就学するのなら苦労はしない。

集団や組織になじめなくなった理由がどこにあるのか、よく考えてみてもらいたい。

しつけは家庭から…。家庭でしつけが十分にできないがために学校でもなじめない。

友達を作ることができず、家に引きこもるしかない。就職する年齢になっても、組織や集団になじめないまま成長してきたから、当然組織・集団に入っていけない。

それが延々とつづいていけば、30歳になっても40歳になってもまともに就職もできず、あげくの果てはインターネットカフェ難民等になっていくのである。



ニートや引きこもりになるきっかけは幼少期にあると私は考えている。

我が娘が保育園に行く年齢になった時、最初の1週間程度はなかなかいい顔をしなかった。

見ず知らずの人たちがたくさんいるところに入っていくのが、ある意味恐怖だったのだろう。

しかし、徐々に話をする友達ができ、先生たちともコミュニケーションが取れるようになってくると、保育園も楽しいところに変わっていく。保育園から帰って来ても、近所で保育園の友達と遊びながら夕食までの時間を過ごす。それがごく自然な流れだろう。



若者を支援する法律を作ることそのものは決して悪いことではない。ただ、そんな過保護なことをしていても、若者たちが長年引きずってきたニートや引きこもりの習慣(習性というべきか)がそう簡単に改善できるとは思わない。

教育の現場にいて、長期欠席・不登校になる生徒は少なからずいる。そういった若者たちの生活や行動パタンを見て来ているからなおさらそう思わざるを得ないのだ。

もっと根本的なところから変えていかなければ、この社会は決して良くなっていかないということだ。

大切なのは、学校教育をはじめ、家庭でのしつけ・教育がきちんと行われるような社会の基盤作りであろう。

生きる力をどうやって身につけさせていくのか、いろんなことを体験しながら、人と接する術(すべ)も学ばせるべきだ。コミュニケーション力はもちろん、自分をいかにして表現するか…。個性を育む教育、ひとことで言ってもそれはかなり困難を極めることであるに違いない。

教師の人格や力量も問われる。「正しいことは正しい、間違ったことは間違っている」と自信を持って言える大人が子どもたちの周りにいるかどうか。悪がはびこる背景には、間違ったことをしているのにそれを放置する人間がいることがある。

こんにゃくゼリーで死者が出たから、こんにゃくゼリーの生産・販売を中止する…それは果たして正しいことなのだろうか?

餅やパンでも窒息する者がいるのだ。餅やパンまでを同じように生産・販売を中止しなければならないのだろうか?

食べる側が自分自身で注意することが何よりも大切なのだ。

自分の命や自分の健康を自分で守ろうとすること。自分の持ち物についても同じだ。自分で働いて自分の生計を立てる。当たり前のこと。

自分で何とかする…自己責任という意識を持たなければ、いつまでも誰かをあてにしたり頼りにしたりするようになってしまう。そういった考え方から生まれてきたのがニートや引きこもりではなかったか。


この法律が施行されて目に見える形で少しでもいい結果となってあらわれてくれることを祈りたい。

親はなくとも子は育つ、そう言われるが、教育を学校任せにしていただくだけでは絶対いい子どもは育たないし育てられない。親の愛情があって、親子のコミュニケーションとスキンシップがあって、初めていい子どもは育つのだろうと思う。

子育てを7年前に放棄せざるを得なくなった自分が、このようなことを語ったとしても実際説得力に欠けるかも知れない。

ただ、今子どもたちと接する中で素直に思ったのはそういうことなのだ。

たくましく健全な子どもに育てるためにも、親は全力で子育てに当たるべきなのだ。
 

autumn_leaves32


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テーマ:教育問題について考える - ジャンル:学校・教育

  1. 2008/10/24(金) 19:37:56|
  2. 教育
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:8
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コメント

ホントですね

そんな下らない事に税金と使うんなら(どうせ役に立たないんですから・・・無駄な使い方ですわ)介護や医療、教育、育児に力を入れて欲しいです・・・なんで勝手にニートになって税金使わないとあかんのか・・・下らん・・・
  1. URL |
  2. 2008/10/24(金) 23:34:57 |
  3. G-ベイブ #-
  4. [ 編集 ]

Re:ホントですね

G-ベイブ :

もっと声を大にして言わないと、こういった税金の使われ方を当たり前にしていては、真面目に一生懸命働いている方々が報われませんね。
行政のあり方を一般市民がしっかり見届けるべきですよね。
  1. URL |
  2. 2008/10/25(土) 07:09:46 |
  3. KAY.T #-
  4. [ 編集 ]

パラサイトな子ども達

「寄生虫」的な子どもが多くなりました。
食べさせてもらえるのが当たり前なんでしょう。
喰う心配が要らなければ、真剣に働くことを考えないのは自明の通りです。
子どもを自立させるのが、親の努めといいますが・・
自分の子どもですら儘ならぬのに、他人の子まで面倒見切れませんよ!

世の中、甘くし過ぎです!!「いつまでもあると思うな、親と金」です・・!!
  1. URL |
  2. 2008/10/25(土) 08:52:23 |
  3. mid-tail #-
  4. [ 編集 ]

干渉しすぎ!

親があらゆる事に、干渉しすぎでしょう。
叱ったり、ほめたりは必要ですけど、あまりにも干渉しすぎるのは考える事をしなくなるのでは?
イヤな事でも、どうにかしないといけないという事を本人がわからないと逃げ出すばかりになってしまいます。
他人の子供に税金を使って何が出来るのか疑問です。

それと危険な物を、どんどん無くしているのも過保護ですね。公園とかむかしいろいろな遊具があったのに・運動会でも結構危ない競技もありましたね。
なんでも人のせいにする。自己責任はなし。
  1. URL |
  2. 2008/10/25(土) 09:04:02 |
  3. autodoa #-
  4. [ 編集 ]

Re:パラサイトな子ども達

mid-tail さん:

パラサイトシングルという言葉がありました。

寄生虫…まさにその通り。他人から搾取し、必要なものをじわじわと奪い取っていく。そういった要領の良さで世の中を渡っていくだけの生き方ができる人々。

自分で餌をとれるようになれば動物は一人前。でも、人間は…?

他人に依存する生き方を当たり前にするのはやめてもらいたいですね。
  1. URL |
  2. 2008/10/25(土) 10:10:33 |
  3. KAY.T #-
  4. [ 編集 ]

パラサイトシングル

ニート

胸が痛む言葉です

私は少なからずこの言葉に当てはまっているような気がしてなりません

パラサイトシングルの私です

ニートだった時もあります

やはり嫌でしたよ。自分がニートだったって事は

今でも親のありがたみを感じながら生きてますけど、いまだかつて、自分が自立しているかどうかと問われたら自信がありません


  1. URL |
  2. 2008/10/25(土) 13:42:54 |
  3. ももすけ #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

Re:干渉しすぎ!

autodoaさん:

そう。干渉しすぎ…一方で全く教育に無関心で放任主義の親もいますが、まだその方が子供はのびのびと育っていくようですね。

今の子は熱が出るとすぐに病院に行きたがるし、やたら「薬をください」と寮監室にやってきます。

自力で何とか治そうと思わないんでしょうね。

自然治癒力も衰えていくわけです。

ここ20年以上体温計を脇にはさんだことがありません。風邪薬も18年ほど飲んだことが有りません。

注射とか体内に薬物を入れるのを嫌います。

カフェインとアルコールは除きますが…。
  1. URL |
  2. 2008/10/25(土) 19:10:29 |
  3. KAY.T #-
  4. [ 編集 ]

パラサイトシングル

聞こえはいいですが、寄生虫のような生き方をこう呼ぶのですね。

親のすねかじりという呼び方もありました。

いずれも自立できないままの人たち…。

責任ある仕事を与えられたら、人は何とかその責務を果たそうとします。責任ある仕事に就かないから無責任なままで終わってしまうのだと思います。

どんな小さなものでも構わないから責任を持たされることが大切ですね。

経済的な面でももちろん、一切支援なしで生きられたらそれは自立している人でしょう。
  1. URL |
  2. 2008/10/25(土) 19:14:35 |
  3. KAY.T #-
  4. [ 編集 ]

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KAY(高繁勝彦)

Author:KAY(高繁勝彦)
走る旅人:アドヴェンチャー・ランナー、サイクリスト(JACC=日本アドベンチャーサイクリストクラブ評議員)、ALTRA JAPANアンバサダーYAMANOVAコーヒーアンバサダー、エコマラソンアンバサダー、エプソンTRUMEアンバサダー。ふるさと富田林応援団アンバサダー。

旅人、詩人・アーティスト、クリエイター、ナチュラリスト…。元高校教師(英語)。  
大阪府松原市生まれで、現在、大阪府富田林市に在住。

楽天ブログ時代(2006.4.2)からノンストップブログ更新中。公式サイト 「PEACE RUN 世界五大陸4万キロランニングの旅」“KAY’S WORLD”もよろしくお願いします。 プロフィール詳細はこちら。 

二度の日本縦断(「PEACE RUN 2010日本縦断ランニングの旅(3,443km)「PEACE RUN2012 日本縦断ランニングの旅 PART2(3,482.3km)」で実質の日本一周ランニング6,925kmの旅を完結。 

2011年はPEACE RUN 2011アメリカ横断5,285kmランニングの旅を138日で完了。 2013年9月から163日で「PEACE RUN2013オーストラリア横断ランニングの旅」5,205kmを走破。 

2014年11月から2015年2月、83日でPEACE RUN2014ニュージーランド縦断ランニングの旅2,796.6kmを走破。 2016年7月〜11月、110日間で7カ国3,358.8キロ、「PEACE RUN2016ヨーロッパランニングの旅」を走破。 この後もアジア、アフリカ・南米と旅は続きます。

2017年9月〜10月、「PEACE RUN2017四国一周ランニングの旅」1000キロ走破。2018年5月「九州一周ランニングの旅」で約900キロ走破。2023年10月「気まぐれぶらり旅:山陰道937キロ走破。

2024年にヨーロッパランニングの旅PART2を計画中。

2011年3月14日、東日本大震災の3日後、「RUN×10(ラン・バイ・テン)運動」を発案・提唱、全国に展開させる。 

2012年末、フェイスブック上の公開グループ、走りながらゴミを拾う「拾活(しゅうかつ)」に取り組む平和的環境美化集団"THE SWEEPERS"を発足、活動を展開中。 

2014年、一本歯下駄で世界平和をめざすフェイスブック上の公開グループ「一本歯下駄クラブ」を発足、活動を展開中。 講演・セミナー・取材などの問い合わせ・依頼は下のメールフォームでお願いします。

旅人、詩人・アーティスト、クリエイター、ナチュラリスト…。元高校教師(英語)。  
大阪府松原市生まれで、現在、大阪府富田林市に在住。

楽天ブログ時代(2006.4.2)からノンストップブログ更新中。公式サイト 「PEACE RUN 世界五大陸4万キロランニングの旅」“KAY’S WORLD”もよろしくお願いします。 プロフィール詳細はこちら。 

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