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独行道~Lonesome Road of Running

フィンランドの教育

【フィンランドの教育】

フィンランド (地図提供:ウィキペディア


フィンランド・メソッドというものを知った。


『図解 フィンランド・メソッド入門』の中で、フィンランドの小学5年生が自分たちで作ったという「議論における10のルール」というのがある。

1. 他人の発言をさえぎらない

2. 話すときは、だらだらとしゃべらない

3. 話すときに、怒ったり泣いたりしない

4. わからないことがあったら、すぐに質問する

5. 話を聞くときは、話している人の目を見る

6. 話を聞くときは、他のことをしない

7. 最後まで、きちんと話を聞く

8. 議論が台無しになるようなことを言わない

9. どのような意見であっても、間違いと決めつけない

10. 議論が終わったら、議論の内容の話はしない



フィンランドは、OECDが実施している学力テストの総合成績で、ここ数年世界トップの座をキープしている国。読解部門で2回連続首位を収めたことでも注目されている。

その学力テストでフィンランドは

読解力1位(1位)、化学1位(3位)、数学2位(4位)

ちなみに日本は

読解力14位(8位)、科学2位(2位)、数学6位(1位)


※2003年データ。(  )内は2000年。


いったいかの国の学校でどんな教育が行われているのか、教育関係者なら誰もが疑問に思うことだろうが、調べていく中でいくつかのことが分かった。

型を身につけさせて、その後はできるまで繰り返し繰り返し反復練習をする。

「なぜ?」を大切にする。疑問が生じたら必ず解決する手立てを用意する。

母国語を大切にする。まずは母国語を徹底して学んでから外国語教育に移行するのが理想。


発想力/論理力/表現力/批判的思考力/コミュニケーション力…こういった力が今の子どもたちに欠けているのは、日本の教育そのものに大きな穴が開いていたがゆえのこと。

親子のコミュニケーションもしかり。家庭でのコミュニケーション不足が、実は子ども達の教育に大きくマイナスに影響し、家庭で身につけなければならない「学ぶ(学ぼうとする)力」が不足しているが故に学校でもさらにそれがマイナス要素となる。

与えられたものしか受け入れず、それ以上を求めない。ここに、実は問題解決能力が欠如している大きな要因が潜んでいる。

「なぜ?」「なんでだろ?」「どうして?」

そんなふうに「?」を持たない人間が増えている。

マニュアルに従って生きているだけの人間がいる。他人が何を思おうが、何をしようが知ったことか…極端に見れば、そんな考え方だけで生きている人間すら今の時代には珍しくない。

デジタル時代に生まれ育った子どもたち、アナログ人間とのギャップはますます広がっていくのだろう。もちろん、そういった溝を埋めていく作業も教育のなせる役割。

フィンランドに行ったことはないのだけれど、フィンランドの子どもたちは「?」を「!」に変えることの喜びを知っているのだろう。そんな子どもたちとぜひ一度会って話してみたいものである。


*Amazon.co.jpで「フィンランド」を検索すると、教育関連の本がわんさか上がってくる。やはり、今教育の分野で特に注目されているわけだ。

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テーマ:子供の教育 - ジャンル:学校・教育

  1. 2008/11/03(月) 20:05:39|
  2. 教育
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
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コメント

コミュニケーションの稀薄

最近、東大や京大などに通っている高学歴の持ち主ほど、別の意味で頭が悪く、他人と上手にコミュニケーションを取れない若者が増えているそうで・・
専門的な分野に関してはびっくりするような知識を持っているにもかかわらず、常識的なこと、それも小学生でも知っているような当たり前のことを知らない若者が急増中とか。
私も以前、100円ライターを知らない若者に出会ったことありますよ。
目をランランと輝かせて非常に嬉しそうにいつまでも見入りながら「こんな便利な物があったんですね~」って言うのが不気味で怖くて・・・

昨今の日本の教育はどこかが間違っていて、ずれていると思いますよ。
幼児期に教えなきゃいけないことを飛び越えて、いきなり難しい数式や科学を叩き込んでいるような・・・
段階を経て少しずつ教育をしていかないから、どこかで地盤が緩んで崩れていってしまっているようなそんな危機感を感じます。

ゆとり教育って?真の意味でのゆとり教育は成功しなかったようですね。
すると今度は一転して、再び詰め込み型の教育へといともたやすく変えてしまう。
子供達みんなが戸惑うだけですよ。

日本は欧米と違って、せっかく音楽や体育、美術などといった情操教育を取り入れている上に運動会や参観日などといった、父兄が子供達の教育を受けている姿を見る機会を設けている数少ない国なのに、何だか惜しい気がしますね・・・

先生も生徒も、そして親もみんながギスギスしている気がします。。。。
  1. URL |
  2. 2008/11/03(月) 20:29:04 |
  3. パリジェンヌ #-
  4. [ 編集 ]

Re:コミュニケーションの稀薄

日本には日本人にあった教育がかつてはあったはずなのに、欧米の影響で週休二日まで真似しようとして、挙句の果てにゆとり教育の犠牲者を大量に世に送り出しました。物を知らない人のことを「あんたゆとりだね」と言うそうですが、教育すべき内容を削減して、その教育で社会に出て行った人間が、馬鹿にされてしまう。これはあまりにもかわいそうなこと。
戦後、特にバブル以降は、親も子どものしつけにあまりうるさく言わなくなりました。
「分からなかったら無理に勉強しなくてもいい」
「行きたくないのなら無理に学校に行かなくてもいい」
その歪みが今の不登校にも結びついているのでしょうね。子どもにはある程度無理をさせるべきだと思います。無理に耐えうる子どももたくさんいるし、子どもは親や教師が思う以上にタフなのです。
磨けばダイヤになる原石が、ただの石で終わってしまうかのような、そんな教育なら必要はありません。
  1. URL |
  2. 2008/11/03(月) 20:56:36 |
  3. KAY.T #-
  4. [ 編集 ]

志(こころざし)が・・

志は、武士の士に心と書きます。つまり武士の心が、“こころざし”なんですね。武士は、いつでも「腹を切る!」気概で事にあたるものです。

今の教育には、志を掲げることが消失しました。真剣味がありません。

かく言う私めも、だんだん“こころざし”が低下してきました。情けない無い話ですが・・
  1. URL |
  2. 2008/11/03(月) 21:45:26 |
  3. mid-tail #-
  4. [ 編集 ]

Re:志(こころざし)が・・

mid-tailさん:

あてもなく、ただ漠然と生きる、そんな人間が増えてきました。刹那の快楽のために、先を見据えた行動が取れなくなっているんですね。

真面目に一生懸命…かつては日本人の美徳だったはず…。

教育というものが持つ重みを今ひしひしと感じています。

  1. URL |
  2. 2008/11/03(月) 23:57:11 |
  3. KAY.T #-
  4. [ 編集 ]

受験をなくせば?

10のルールは、今の大人社会にとても必要なことです。
何の為に勉強しているのかが問題です。
知らない事を知った喜びや、わからなかった事が出来たり、少しづつでも高める事が目的のはず。(スポーツでも)

それが、受験の為の「勉強」だけになって
受験に失敗したら、ダメ
試験で点数取れなかったら、ダメ
間違ったら、ダメ
失敗したら、ダメ

頭がいいのではなく、勉強が出来るだけで
変なエリート意識だけの子が。
勉強したいから学校に行く、わからない、出来ない事があるから、さらに勉強したいのだから
受験など必要ないのでは!
とよく考えます。
  1. URL |
  2. 2008/11/04(火) 12:44:24 |
  3. autodoa #-
  4. [ 編集 ]

Re:受験をなくせば?

autodoaさん:

いまだ学歴社会は変わらず、高学歴の者が世の中で評価されるのが当たり前の時代。

受験というものはなくならないのでしょうね。

ただ、これからの時代、誰もが大学に入れる時代。大学もどんどん二極化して、中途半端な大学には人が集まらず、歴史ある有名大学は人気が集中する。

偏差値が高くても、人間的な価値が必ずしも高いとは限らないのですね。

人間らしく、それでいて知恵も働いて、道徳もわきまえていて、正義を貫ける、そんな侍のような人間を育てて行きたいと思います。
  1. URL |
  2. 2008/11/04(火) 20:32:54 |
  3. KAY.T #-
  4. [ 編集 ]

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KAY(高繁勝彦)

Author:KAY(高繁勝彦)
走る旅人:アドヴェンチャー・ランナー、サイクリスト(JACC=日本アドベンチャーサイクリストクラブ評議員)、ALTRA JAPANアンバサダー、 YAMANOVAコーヒーアンバサダー、ARUCUTO一本歯下駄アンバサダー、エコマラソンアンバサダー、エプソンTRUMEアンバサダー。

旅人、詩人・アーティスト、クリエイター、ナチュラリスト…。元高校教師(英語)。  

大阪府松原市生まれで、現在、大阪府富田林市に在住。妻はミュージシャンでかつてぴよぴよ名義で「らんま1/2」エンディングテーマ「虹と太陽の丘」を歌っていた。

楽天ブログ時代(2006.4.2)からノンストップブログ更新中。公式サイト 「PEACE RUN 世界五大陸4万キロランニングの旅」“KAY’S WORLD”もよろしくお願いします。 プロフィール詳細はこちら。 

二度の日本縦断(「PEACE RUN 2010日本縦断ランニングの旅(3,443km)「PEACE RUN2012 日本縦断ランニングの旅 PART2(3,482.3km)」で実質の日本一周ランニング6,925kmの旅を完結。 

2011年はPEACE RUN 2011アメリカ横断5,285kmランニングの旅を138日で完了。 2013年9月から163日で「PEACE RUN2013オーストラリア横断ランニングの旅」5,205kmを走破。 

2014年11月から2015年2月、83日でPEACE RUN2014ニュージーランド縦断ランニングの旅2,796.6kmを走破。 2016年7月〜11月、110日間で7カ国3,358.8キロ、「PEACE RUN2016ヨーロッパランニングの旅」を走破。 

2017年9月〜10月、「PEACE RUN2017四国一周ランニングの旅」1000キロ走破。2018年5月「九州一周ランニングの旅」で約900キロ走破。 

2011年3月14日、東日本大震災の3日後、「RUN×10(ラン・バイ・テン)運動」を発案・提唱、全国に展開させる。 

2012年末、facebook上の公開グループ、平和的環境美化集団"THE SWEEPERS"を発足、活動を展開中。 

2014年、一本歯下駄で世界平和をめざすfacebook上の公開グループ「一本歯下駄クラブ」を発足、活動を展開中。 講演・セミナー・取材などの問い合わせ・依頼は下のメールフォームでお願いします。

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