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KAY'S BLOG

独行道~Lonesome Road of Running

荒野へ

【荒野へ】

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「荒野へ」 (集英社文庫) ジョン・クラカワー・著、 佐宗 鈴夫・翻訳



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Christopher・J・McCandless(1968-1992) 



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Every man dies. Not every man truly lives.

誰もがみな死ぬ運命にあるけれど

誰もが真に生きている人ばかりではない


〜ウイリアム・ウォレス(1270-1305) スコットランドの愛国者、騎士、軍事指導者




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ノンフィクションで、舞台がアラスカということである。

この原作を読む以前にちらっと話を聞いたことがある人物、クリス・マッキャンドレス。

何一つ不自由のないエリート的生活に見切りをつけて、アラスカの原野へ。

生きることの真髄を見つけるために、着の身着のままアラスカを旅する。

危険を承知で、何もかも(お金も名前も学歴も)捨てて、大自然の中に飛び込む彼を人は無謀と言う。


冒険とはそもそも無謀なところから始まる。

無謀さとは、慎重さに至る最初のステップだ。

何らかの無謀さが前提で冒険は行われるものなのだ。


旅を通じて未知なる世界に身を置き、真の自分自身と出会おうとする。

さまざまな出会いは、時に彼を勇気付け、励まし、心から癒してくれるものになる。


「幸せとは誰かと分かち合ってこそ現実のものとなる」

彼のその言葉を痛いほどしみじみと感じる。


1994年、アラスカ北極圏を自転車で横断した際に僕もかつて旅した地、

フェアバンクスや北極圏の自然が懐かしい。

それも、クリスがスクールバスの中で息絶えたわずか2年後のことだった。


彼はヘンリー・デイヴィッド・ソーローに傾注し、自然に心の拠り所を求める。

いくつかのサイトを調べていて、彼はまるで僕の分身(あるいは僕が彼の分身)なのだと思った。



「自分の居場所を見失ったら、迷わず旅に出ろ」

僕が人生で学んだことはそういうこと。

若者よ、ニートや引きこもりになっている場合ではない。

何かを感じたら、即行動するがいい。

向こう見ずで失敗ばかりしている自分ではあるが、荒野では、自分だけのたった一人のヒーローなのだ。



「若い内、動ける内、生きている内」

僕が考えた、夢をかなえるための(ドリカム)3原則…。


老病死はいつか必ず自分を捕らえにやってくる。

クリスはそのことを恐ろしいほどに感じていたに違いない。

その若さで、体が自由に動く時に、生の喜びを心から堪能すべきであるということを。

肉体と精神の限界に挑もうとするのはアスリートの考え方。

そして、生きることの真髄を真っ向から捉えようとするのは哲学者の生き方。

心の中にあるものの全てを惜しみなく言葉にして語るのは詩人のあり方。

高い志のもとに彼は生き抜いた。

魂を捨てぬ限り、自分自身は滅びないという絶対の確信があったのだろうか。



思考ばかりではだめなのだ。

感じるものを大切にするためには、動くこと。心も体もフルに動かすこと。

行動あっての人生。

だからクリスも僕も旅に出た。

行動から思考は生まれる。

精神は肉体から創られる。

そして、生命は魂から生まれ出る。



よりよく生きていくためには、常に、今何が必要で不必要なのか、改めて考えなければならない。

最小限主義(ミニマリズム)を貫く生き方を…。



ショーン・ペン脚本・監督作品、エミール・ハーシュ主演で映画化もされた。原作を読んだら必見。

予告編はこちら








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テーマ:オススメの本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2020/05/12(火) 05:42:45|
  2. 旅・冒険
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プロフィール

KAY(高繁勝彦)

Author:KAY(高繁勝彦)
走る旅人:アドヴェンチャー・ランナー、サイクリスト(JACC=日本アドベンチャーサイクリストクラブ評議員)、ALTRA JAPANアンバサダー、 YAMANOVAコーヒーアンバサダー、ARUCUTO一本歯下駄アンバサダー、旅人、詩人・アーティスト、クリエイター、ナチュラリスト…。元高校教師(英語)。  
大阪府松原市生まれで、現在、大阪府富田林市に在住。妻はミュージシャンでかつてぴよぴよ名義で「らんま1/2」エンディングテーマ「虹と太陽の丘」を歌っていた。

楽天ブログ時代(2006.4.2)からノンストップブログ更新中。公式サイト 「PEACE RUN 世界五大陸4万キロランニングの旅」“KAY’S WORLD”もよろしくお願いします。 プロフィール詳細はこちら。 

二度の日本縦断(「PEACE RUN 2010日本縦断ランニングの旅(3,443km)「PEACE RUN2012 日本縦断ランニングの旅 PART2(3,482.3km)」で実質の日本一周ランニング6,925kmの旅を完結。 

2011年はPEACE RUN 2011アメリカ横断5,285kmランニングの旅を138日で完了。 2013年9月から163日で「PEACE RUN2013オーストラリア横断ランニングの旅」5,205kmを走破。 

2014年11月から2015年2月、83日でPEACE RUN2014ニュージーランド縦断ランニングの旅2,796.6kmを走破。 2016年7月〜11月、110日間で7カ国3,358.8キロ、「PEACE RUN2016ヨーロッパランニングの旅」を走破。 

2017年9月〜10月、「PEACE RUN2017四国一周ランニングの旅」1000キロ走破。2018年5月「九州一周ランニングの旅」で約900キロ走破。 

2011年3月14日、東日本大震災の3日後、「RUN×10(ラン・バイ・テン)運動」を発案・提唱、全国に展開させる。 

2012年末、facebook上の公開グループ、平和的環境美化集団"THE SWEEPERS"を発足、活動を展開中。 

2014年、一本歯下駄で世界平和をめざすfacebook上の公開グループ「一本歯下駄クラブ」を発足、活動を展開中。 講演・セミナー・取材などの問い合わせ・依頼は下のメールフォームでお願いします。

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