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KAY'S BLOG

独行道~Lonesome Road of Running

今どきのこども

【今どきのこども】

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外で遊ばない子ども…64% GPS使い滋賀で調査

2008年1月27日 中日新聞朝刊



衛星利用測位システム(GPS)を使って滋賀県長浜市内の小学生約460人の放課後の行動を

調べたところ、 6割が屋内で過ごしていたことが分かった。

GPSの携帯端末を子どもに持たせて全行動を追った全国的にも珍しい調査法で、

外で遊ばない子が増えているとの傾向を裏付ける結果となった。



京都大大学院工学研究科のチームが、都市計画の研究の一環として、

長浜市内で保護者の同意のあった児童を対象に調べた。

昨年5月から2カ月間、児童1人につき1日の放課後の行動を追跡。

衛星から3秒おきに位置を記録できるGPSの携帯端末を下校時に手渡し、翌朝に回収した。

 

その結果、公園や路地、家の庭など屋外で遊んでいた児童は36%だった。



一方、屋内は64%で、友人宅のほか、商店や塾に滞在していた。



徒歩の移動距離は平均で1日3キロ未満。

帰宅時間は午後5時から7時で、市街地に近い小学校では

午後10時以降になるケースもあった。

 

同時に実施したアンケートによると、遊び仲間は2、3人程度。高学年になるにつれ、

ゲーム機で遊ぶ比率が増えた。



調査にあたった宗本順三教授(建築学)は「晴天が続いたのに、外で遊ぶ子が少なくて驚いた。

都市計画は、子ども中心に考えるべきで、今後、研究手法を確立し、

いろいろな場所で長期的な調査をしたい」と話した。

 

■愛知教育大の折出健二副学長(教育臨床学)の話 子どもの行動範囲の狭さが実証されたことは、

教育的にも意義がある。 少年期を失いかけているということで、例えば集団遊びを体験させてみて、

行動範囲の変化を見ることも大事だろう。



(ニュースソースはこちら




*******




ビー玉、メンコ、かくれんぼ、鬼ごっこ、馬跳び…。

昭和35年(1960年)生まれの自分が、

幼い頃に遊んだ遊びの大半は体を使っての外での遊び。

小学校が終わったら、ランドセルを玄関に放り投げて、

日が暮れてくたくたに疲れるまで遊びつづけたもの。

遊ぶ場所にも困らなかった。



「広っぱ 原っぱ ヨーロッパ」という言葉を思い出す。

あちこちに空き地があって、大きな土管の中に隠れて

「ひみつのさくせんかいぎ」など開いてみたり、

廃材を使っていかだを作り、ため池に浮かべて「たんけん」に出かけてみたり、

カラダだけではなく知力・気力も使って、

サヴァイヴァルライフ的な遊びも楽しんだ。



子ども社会の中にも自然と序列ができて、

統括役・参謀役・歩兵役といった肩書きこそなかったが、

漫画「ドラえもん」の中の、ジャイアンやスネ男、のび太のような、

それぞれの個性を生かした役割が決められていた。



子ども社会の中にもルールがあり、組織としてどうあるべきかということも

そんな遊びの中で学ぶことができたのである。

どこにでもいる「近所の悪ガキ」たちにいじめられることもあったかも知れないが、

いじめられる人間には、正義感を持ったヒーロー的な人物が身近にいて、

救ってくれる場面も多々あった。



いまどきの子どもたちはどうだろう?

少子化の影響で一人っ子も増えている。

上の記事にある通り、外で遊ばない子どももざらにいる。

外で遊ばないというよりは、外で遊べないのである。



一歩家を出ればいろんな危険にさらされるし、

外でできる遊びというものを知らないということもある。

何よりも「ゲーム」の存在が子どもたちの生活を大きく変えたことが挙げられる。

社会性・協調性に乏しい子どもたちが今後日本の社会をどう変えていくであろうか。




さまざまな犯罪が起こる今の日本の社会。

正しいことを正しいと大人までもが言えなくなってきている。

他人は他人、自分は自分…そんな考え方が既に社会の隅々にまで浸透し始めている。

当然子どもたちにもいろんな影響が及んでくる。

青少年の犯罪も低年齢化するばかりでなく、どんどん凶悪化していくようにも思われる。



「大きくなったら○○になる」

そんな夢さえ持つこともなく、

現実の厳しさに耐え切れなくなって自殺する子どもさえいるのだから。

子どもは大人を見て育つ。

氾濫しているのは夢を持たぬ大人たち。

バブルの名残か、金やモノで煽り立てられ、

物質的な側面のみを重視した幸せを幸せだと錯覚してしまっている。

癒されぬ心を持ち続けたまま、

精神的に満たされることがない人生を送ることを余儀なくされる人々…。




今、大人も子供も、孤立化している。

パソコンや携帯電話というツールを使った仮想ネットワークの中でのみ、

誰かとつながっているという連帯感や安心感を

求めようとする人々に満ち溢れた社会…。

現実に誰かと会って、コミュニケーションをとることこそ

真の人間関係と呼べるものではなかったか。




寮のある学校に勤務し、今血気盛んな中学生や高校生たちと寝食をともにしている。

時には絶望感にさいなまれたり、失望や挫折の嵐にも見舞われたりするけれど、

少しでも健全で全うな生活を彼らが送れるように、

人生というものの素晴らしさを肌で感じられるように、

誰かが一肌脱がねばならぬのだという使命感を持って、彼らと接している。



次代の日本の社会を担っていく若者たちの未来を、

保証してやれるのは我々大人しかいない。

親だけでなく、子どもたちの身の周りにいる全ての大人が、

そのことに気づいてほしい。



それが、

かつて子どもだった、

そして今も心のどこかに

子どもの気持ちをわずかながら残しておくべき、

大人たちにできることではないのか…。





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テーマ:社会ニュース - ジャンル:ニュース

  1. 2008/01/27(日) 06:46:01|
  2. 教育
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
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コメント

うちも外で遊ばへん子供のうちの
一人やわー><

先生!机のうえに
クッキー置いたのうちやから☆
お世話になりました!
  1. URL |
  2. 2008/01/27(日) 11:58:50 |
  3. ゆうか #-
  4. [ 編集 ]

子供達に罪はない

41年生まれの私の時も、小学生は1年から6年まで一緒に遊んでいました。低学年には一定のルールがあり、いろんな遊びのルールをずっと継承してきましたが、今そんな遊びが存在しているのかと時々思います。転校も経験しましたが、すぐ隣町なのに遊びの名前が違ったり、少しルールも違ったりしました。
いつも帰りが遅いのですけど、そんな時間に学生達は塾から帰っているようで!
勉強はしたほうがいいに決まっています。が未だに受験のためになっているのが悲しいです。
いろんな遊びや体験、時には危険な事も子供の頃はします。でもその時経験しとかないと!
  1. URL |
  2. 2008/01/27(日) 17:44:14 |
  3. autodoa #TS6ZbDFY
  4. [ 編集 ]

GOOD LUCK!

ゆうかさん:

そっかぁ、いよいよ出発間近なんだね。

クッキーありがとう。美味しくいただきました。

また現地からメール下さい。

このブログにもぜひまた遊びに来てね。

2年前、3年前が懐かしいね。

いろいろ困らされたけど、今となってはいい思い出ですよ。
  1. URL |
  2. 2008/01/27(日) 20:42:37 |
  3. KAY.T #-
  4. [ 編集 ]

Re:子供達に罪はない

autodoaさん:

幼い頃にいろんな経験を積んでおくべきなのでしょう。

器用な子供ほど世の中に出て重宝される存在になるはず。

あとは体力。

人間関係をうまく構築していくためには、失敗も大いにすればいい。

失敗を恐れていては何もできないものです。
  1. URL |
  2. 2008/01/27(日) 20:45:43 |
  3. KAY.T #-
  4. [ 編集 ]

親にも責任の一端があるでしょうね。
勉強させたいばかりだから、何だか外で遊ばせると勉強が遅れそうな気がして・・
ならばまだ、家でゲームやテレビ観てる方が安心する。
そして、ゲームの中で倒錯の世界に入り浸り、空想と現実の区別がつかない子供がそのまま大人になっていき、サイコな事件が起こる。
そして、外は危ないからと、ますます親が家に閉じ込める。
悪循環の繰り返しですね・・・
ゆとり教育とか何とか言ってますけど、本当にそうなのかな・・?
先日も友人が言ってましたが、塾の夏期講習の始まりの日と終業式の日が同じだから、自分とこの子の為だけに終業式の日を変えてほしいと両親揃って学校に来た親がいたそうです。
「うちの子はその辺のしょうもない子達とは違って、将来有望な子なんですから当然の主張です」と・・
実際、その子は親が思ってるほど出来の良くない子だそうで、むしろ成績は悪いそうですが、小学校では数字で通知簿がつかないので◎○なんて曖昧なつけ方だから、親も勘違いしてるそうです。
今は、そんな風に親によって家に閉じ込めらてる子が多すぎるようです。
外で遊ぶ子供の声が聞こえなくなって久しいですね。
夏なんて、セミの鳴き声しか聞こえず、ゴーストタウンのようです。
猛暑も影響してるのでしょうが、昔々のあの夏がなつかしいですね。
暑くて熱い夏だったあの日。。。
子供達は家の中で無表情にゲーム機ピコピコ・・ですかね・・
  1. URL |
  2. 2008/01/28(月) 17:29:03 |
  3. パリジェンヌ #-
  4. [ 編集 ]

コミュニケーション

パリジェンヌさん:

無表情な子どもが増えているのは確かですね。

無感動・無気力な部分は個人差があるのでしょうけど、いった言葉になかなか反応してくれない、ただもじもじしてるだけとか…。

コミュニケーション能力が衰えているのも事実。

語学学習以前に、自分の気持ちをきちんと日本語で伝えられるだけの能力は養っておくべきでしょう。

社会に出て、自分のことを理解してもらえない…というよりもまず、自分の意志をきちんと伝えられるようにはしておきたいですね。
  1. URL |
  2. 2008/01/28(月) 23:22:12 |
  3. KAY.T #-
  4. [ 編集 ]

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KAY(高繁勝彦)

Author:KAY(高繁勝彦)
走る旅人:アドヴェンチャー・ランナー、サイクリスト(JACC=日本アドベンチャーサイクリストクラブ評議員)、ALTRA JAPANアンバサダー、 YAMANOVAコーヒーアンバサダー、ARUCUTO一本歯下駄アンバサダー、旅人、詩人・アーティスト、クリエイター、ナチュラリスト…。元高校教師(英語)。  
大阪府松原市生まれで、現在、大阪府富田林市に在住。妻はミュージシャンでかつてぴよぴよ名義で「らんま1/2」エンディングテーマ「虹と太陽の丘」を歌っていた。

楽天ブログ時代(2006.4.2)からノンストップブログ更新中。公式サイト 「PEACE RUN 世界五大陸4万キロランニングの旅」“KAY’S WORLD”もよろしくお願いします。 プロフィール詳細はこちら。 

二度の日本縦断(「PEACE RUN 2010日本縦断ランニングの旅(3,443km)「PEACE RUN2012 日本縦断ランニングの旅 PART2(3,482.3km)」で実質の日本一周ランニング6,925kmの旅を完結。 

2011年はPEACE RUN 2011アメリカ横断5,285kmランニングの旅を138日で完了。 2013年9月から163日で「PEACE RUN2013オーストラリア横断ランニングの旅」5,205kmを走破。 

2014年11月から2015年2月、83日でPEACE RUN2014ニュージーランド縦断ランニングの旅2,796.6kmを走破。 2016年7月〜11月、110日間で7カ国3,358.8キロ、「PEACE RUN2016ヨーロッパランニングの旅」を走破。 

2017年9月〜10月、「PEACE RUN2017四国一周ランニングの旅」1000キロ走破。2018年5月「九州一周ランニングの旅」で約900キロ走破。 

2011年3月14日、東日本大震災の3日後、「RUN×10(ラン・バイ・テン)運動」を発案・提唱、全国に展開させる。 

2012年末、facebook上の公開グループ、平和的環境美化集団"THE SWEEPERS"を発足、活動を展開中。 

2014年、一本歯下駄で世界平和をめざすfacebook上の公開グループ「一本歯下駄クラブ」を発足、活動を展開中。 講演・セミナー・取材などの問い合わせ・依頼は下のメールフォームでお願いします。

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